SONYはダサい?

米国の高校生の生態を観察すれば何故SONYがニシキヘビがとぐろを巻いたような醜悪なデザインのヘッドフォンに駆逐されてしまったのかがわかる



ちょっと色んな意味で衝撃だったので、ご紹介を。

僕:「なんだあのニシキヘビがとぐろを巻いたような醜いヘッドフォンは!」

息子:「ああ、あれはスカルキャンディーさ。今、流行ってるんだ。」

僕:「SONYじゃダメなのか。」

息子:「SONYのダサさが分かんないの?」

僕:「オレは日本人だ。SONYは日本の誇りだっ!」

息子: (頭を抱え込みながら)「Whatever….」


僕:「ちがう違うチガーウ!どうしてこの店はSONYを置かないんだっ!」

店員:(いかにも見下したような態度で)「お客さん、もう流行らないんですよ、SONYは。」

僕:「そんな筈はないだろう。SONYのブランドは不滅だっ!」

店員:「スカルキャンディーのブランドはオーセンチックだと思いますよ。」

僕;「オーセンチック?!“#$%」

店員:「つまり熱心なファンのコミュニティから自然に湧きあがったブランドだということ。大企業がねつ造したイメージとは違うということです。」

僕:(言葉を失う)


うーん…。

全てのSONY製品がこうだとは思いません。

ティーンエイジャー向け製品独特の状況だとは思いますが、それでも「SONYがダサい」とはっきり言われてしまうと日本人としてはショックですね。

まあ考えてみればSONYも創業から66年目、決して若い企業ではありませんので、新興分野で先進イメージがないのはしょうがないのでしょうが…。



もう一つ驚くのは、このSkullcandyというヘッドフォンメーカーの売上規模と利益水準です。

2012年度の通期売上見通しが約30億ドル、gross profit marginつまり粗利が50%弱という圧倒的な高収益性。

私も筆者同様「低付加価値でコモディティ的なビジネス」だと思ってしまいましたが、ビジネスはどこに花の山が隠れているか分かりませんね。

素晴らしい事例だと思います。

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