真珠湾攻撃の日

12/8は旧日本軍がアメリカ・ハワイの真珠湾を攻撃した日、つまり太平洋戦争の開戦日です。
奇しくもこの日に、開戦当時のフランクリン・ルーズベルト大統領に関するニュースが出回りました。

「ルーズベルトは狂気の男」 フーバー元大統領が批判

今でもアメリカ国内では人気の高いルーズベルト大統領ですが、彼が人種差別主義者であった事は有名で、大統領経験者から直接の批判があった事が知れると、今後評価の見直しがあるでしょう。
タイトルが下品なのですが、こんな記事も見掛けました。

フーバー元大統領「ジャップ戦争に追い込んでゴメンw やっぱルーズベルト狂ってたわw」

この文中にあるアーレイ・バーク大将が気になったので、少し調べてみました。
太平洋戦争終戦後、暫くはかつての敵であった日本人に対し否定的な感情を持っていた。公の場で日本人を「ジャップ」「黄色い猿ども」と侮蔑的に呼び、露骨に日本人を蔑み嫌う等、反日的・嫌日的な態度を取っていたが、ふとしたきっかけで元海軍中将草鹿任一と知り合い、親しく親交を交わす様になると、以前とはうって変わって親日家となり、日本が早く占領状態から解放されるように軍人の立場から尽力、海上自衛隊の創設に協力することとなる。この功により1961年に勲一等旭日大綬章を授与された。 他にも生前の様々な功績により、米国はもちろん各国から数多の勲章を授与されていたが、本人の遺志により、葬儀で遺体の胸につけられていたのは日本の旭日大綬章ただ一つだけであった。(Wikipediaより)

もう少し調べてみました。

旧日本海軍はそのまま残っている(EJ第1372号)
帝国ホテルでの小さな事件(EJ第1373号)
海軍かコーストガードか(EJ第1374号)

このサイト読んでいるとキリが無くなるので(笑)、下記のエピソードをご紹介するにとどめます。
バーク氏の東京での宿舎は帝国ホテルだったのですが、そこでバーク氏が日本人を見直す小さな事件が起こります。バーク氏に用意された部屋は小さく、ベットと椅子と鏡台があるだけの陰気な部屋だったそうです。
 そこで、バーク氏はホテルの地下の花屋で花を買って、コップに入れて鏡台の上に飾り、残りの花はそのままにしておいたのです。ところが、その次の日、花は花瓶にきれいに飾られていたのです。それから、毎日部屋に少しずつではあるが、花が飾られるようになり、バーク氏は随分となぐさめられたといいます。
 バーク氏は、花を飾ってくれる心遣いに対してフロントに謝意を述べると、フロントはそのようなことはしていないというのです。結局その部屋を担当するメイドさんの心遣いであることがわかったのです。彼女は太平洋戦争で夫を亡くした未亡人でしたが担当の部屋の外国人が、花を求めていることがわかったので、乏しい給料の中から少しずつ花を買い、毎日部屋を飾ってくれたとわかったのです。
 バーク氏はホテルを通じていくらか金を包もうとしたのですが、本人が固辞して受け取ってもらえなかったのです。このことからバーク氏は、金で感謝するのは日本の礼儀に反することを知り、親切には親切で返すしかないことを学んだといっています。
 後にバーク氏は、この小さな出来事によって、自分の日本人嫌いが正当なものか、考えるようになったといっています。実際にこの帝国ホテルの小事件を境に、バーク氏はかつて自分が日本人に対して立てていた方針――できる限り彼らと接するのを避け、接するにしても礼儀正しく、冷たく、なるべく距離をを置く――を撤回し、積極的に日本人と付き合うようになったといいます。

日本嫌いのアメリカ軍人の心を動かしたのが、名も無い市井の市民の好意であったというのがグッときますね。
国の指導層とかエスタブリッシュとかじゃなくて、一般国民層のレベルの高さを知ると本当にこの国の良さを実感して誇らしい気分になります。
この日本の良さはまだまだ無くなっていないと思うので、21世紀型の新しい国の在り方を模索していきたいものです。
ちょっと歴史に思いを馳せたひとときでした。

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