メディアの盛衰

テレビのアナログ放送が終わりましたね。

「たかじんのそこまで言って委員会」でテレビ放送58年の歴史を振り返る特集やってましたので、見てみました。

黎明期からテレビに関わっているレギュラー陣の思い出話で面白かったのは、「初期にテレビ業界に入ってきたのは落ちこぼればかり。でも情熱を持って、本人達が面白いと思えるものを真剣に作っていた。今は当事者が楽しんでないし、コンプライアンスとかチェックばかり入ってやりたい企画が通らない。」という意見でした。

これ、分かりますね〜



Web業界は今はイケイケですけど、メディアというのは時代時代の新技術で置き換わっていくもの。

何よりも業界に関わる人間が時間と共に保守化して縛りが増えていくと、古いメディアが陥った窮屈な状況に直面するようになります。

現場がやりたい事をやれる環境、それが一番大事な事なんだと思います。

その意味で、IPOは賛成出来ないな。

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コメント

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梅田 日時 :

いつも楽しく貴ブログを拝読しています。



某大手出版社の重役だった人で今は引退された人が「私が重役だった時に社員の給料を大幅に上げた。上げた理由は社員にそのお金でいい物を見たりいい事を経験したりしていい本を作ってもらいたかったからだ。ところが、社員たちは給料が上がると若い時にローンを組んで家を買うようになってしまった」と雑誌で語っていました。

そしてその人は「私がした事は失敗だった」と語っていました。



また、2000年夏に週刊文春で「何様なのかテレビ局」という特集があり、その記事の中で

「T○Sの報道記者が御巣鷹山の慰霊祭に黒塗りのハイヤーで取材に来ていて、取材中は山のふもとにずっとハイヤーを待たせていた」

「湾岸にある局(フ○テレビのことだと思われる)の女子アナ(武○祐子アナのことだと思われる)は年下のディレクターと社内結婚して30過ぎで田園調布に一戸建てを購入したという」

と書いてありました。



既成の大手メディアの社員はもはや落ちこぼれではなく労働貴族や高級官僚ですから「いいコンテンツを作ろう」という意欲は希薄でしょう。

CONTACT岡野 日時 :

梅田さん、こんにちは。



現場より間接部門が力を持ってしまった組織は必ず腐ります。やる気のある人材層は活躍の場を求めて飢えているはずなのですが、残念ながら行き場がない。Webは金にならず、映画も活性化しない。消去法でゲーム業界なんでしょうが、そこがまたスマートフォンに席巻されて来て先行き不透明。



個人的には電子書籍市場が立ち上がれば、良質なコンテンツクリエイターの活躍の場が出来るのでは、と期待しています。

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