Payvisionによるクレジットカードのクロスボーダー取引が可能になりました

payvisionがご利用いただけるようになりました



おちゃのこネットには既に多くの決済提携サービスがあり、一般的な決済手段は網羅されています。そのため新規の提携のご提案を頂いても新たなメリットがない限りお断りする事が多いのですが、本日よりご提供を開始したPayvision社の決済サービスは色々な面で特殊なので、少しご紹介させて頂きます。



Payvision社は2001年に設立され、オランダ・アムステルダムに本社を置き、アメリカ・ニューヨーク、イギリス、シンガポール、スペイン・マドリッド、香港に支社を持つ国際的な決済代行会社です。この会社の決済サービスの特徴は150以上の通貨を扱う多通貨決済処理にあります。そして単一の契約でクレジットカードのクロスボーダー取引が実現出来るという大きなメリットがあります。



少しクロスボーダー取引についてご説明しておきましょう。このBLOGの読者は大半が日本に拠点を置く日本企業に所属しているでしょう。そのショップさんが物販を行い、対価を受け取りますが、これは通常日本円に限定されます。お使いの銀行に外貨建て口座がある場合は直接外貨を受け取ることも可能な場合がありますが、クレジットカードに関しては恐らく例外無しに日本円でしか決済を受け取れないはずです。つまり、あなたが外国に向けて商品をドルで販売しようとしても、クレジットカードでは円建ての決済しか出来ないわけです。(ドル建てで商品を販売することは不可) これは各国のVISA/Masterの加盟店契約にクロスボーダー取引を行わせないという制約があるからです。日本に拠点を置く日本企業は円建ての決済契約しか締結出来ないのですが、逆に米国ではドル建てに限定されていると思います。実はこのVISA/Masterの制約は国・地域によって少し違いがあり、EU圏・UKなどの企業には縛りが少し緩くなります。EUに正式加盟していないUKのポジションがなせる技という面もあり、面白いですね。昨今の為替を見ていると、あまりに変動が大きく動きが予測出来ないため、対象国向けには対象国・エリアの通貨で決済したくなりますよね。これを実現するのがクロスボーダー取引です。



Payvision社は特殊なスキームを用意しています。まず契約を受け付ける国をUnited States、Canada、Central/South America、Europe、Japan、Korea、Hong Kong、Taiwan、Singapore、Australia、Indiaの世界40ヶ国以上に門戸を開いています。更にUKに法人を登記することで、上記のVISA/Masterのクロスボーダー規制を回避する事が出来ます。UK法人の設立費用は10万円程度で、Payvision社のサポートがあります。売上の締めは週毎で、5営業日程度で回収が可能です。初期費用・月額固定費用・トランザクション費用についてはPayvision社との取り決め上公表は出来ませんが、それほど高額なものではないと申し上げておきます。



これから国際的に取引を拡大していこうというショップさんにとっては、英語版のカートと何より国際取引に対応した決済スキームが必須になります。おちゃのこネットが大きなご支援をさせて頂けると信じております。

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