クルマ雑誌に思う事

若者のクルマ離れとか、自動車産業の曲がり角とか言われますが、それが雑誌が売れない理由では無いんじゃないですか?

一言で言えば、面白無い、です。

これは業界の中の人は分かってる部分と分かってない部分があると思うのですが、以下に思いつくままに列記します。





・新車情報に偏っている

 中古雑誌(ROSSOとかEDGEとか)はちょっと違うんですが、クルマの情報としてあまりに新車に偏りすぎです。自販連の統計情報によれば、2009年通期で新車(乗用車+軽自動車)の登録台数は年間約390万台。中古車(乗用車の普通+小型)の登録台数は347万台となっています。つまり市場で出回っているクルマの半分は中古車な訳です。にも拘わらず圧倒的に新車の情報や試乗記に誌面が埋め尽くされているのは、消費者の選択行動に向き合っていないのではと思えます。



・メーカー批判が少ない

 これは広告主への配慮ですよね。よほど公知のリコール情報でも無い限り、当たり障りのないお追従記事が多すぎます。広告止められたり、広報車の貸し出しを止められたり、発表会に呼ばれないとマズイんでしょうね。だったら読者からお金取るのやめてフリーペーパーにしたらどうですか?



・エコとか社会批判多すぎ

 これは私の推測ですけど、今の雑誌や出版メディアのベテラン層、つまり編集長やらデスクやら編集の実権を握っている人は左翼思想の持ち主が多いのでは? 元学生運動出身者とかの世の中への愚痴を、どうして我々読者がお金出して聞いて上げないといけないのか。勝手にBLOGで書いてて下さい。そりゃ環境問題とか次世代エネルギーとかも大事な問題ですよ。でもそういう社会性の高いネタは新聞とか、ビジネス誌でやってれば良いんじゃないですか。私達は、読んで楽しい記事、ワクワクする様な情報、夢を与える文章に出会いたいから雑誌を買うんですよ。執筆者は自分の書いた文章読み直してるんでしょうか。その雑誌にお金を払いたいと思ってますか?



・東京の情報多すぎ

 これは大多数の編集者が気付いていない部分だと思いますが、幾ら東京に人口が集中していても、日本の大部分は東京以外なんですよ。東京の人が東京で空騒ぎしてるだけに見えてます。あ、それとクルマ業界の中の人の内輪ウケと。もっと各地のイベントとか、地方のクルマ好きとか、ツーリングコースとか、取材する価値のあるネタは日本には沢山あるんじゃないでしょうか。





私が素人なのは認めます。

でも実際に雑誌を買うのは私みたいな素人さんですからね。

もっと作りようはあると思いますよ。

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