中国の不動産バブルがいよいよクラッシュしました。恐らく最大手の碧桂園控股も続くでしょうから、完全に中国経済は行き詰まってしまったと思います。ここ最近の中国の動きを振り返ってみると、
- HUAWEIのバックドア情報漏洩問題により世界の通信設備調達先から排除
- 米中の経済安全保障摩擦激化
- 独りっ子政策の影響で人口減少へ
- ゼロコロナ政策による消費の冷え込み
- 若者層の失業率上昇
と次々に重いボディーブローを叩き込まれて青息吐息の状態です。何が悪いって習近平の終身国家主席体制が一番ヤバいですよね。あれを見せられると「ああこの国はしばらく暗黒時代が続くんだな」としか思えません。習近平なんて鄧小平以来の改革開放政策の恩恵がたまたま良いタイミングで回ってきただけのラッキー者で自身が何を成し遂げたわけでもないのに、何を勘違いしたんでしょうか。せっかく二期五年で政権交代していた良き政権交代システムまで破壊して、救いがありません。プーチンもそうですけど、独裁者は権力の座に囚われると客観的な判断力を失ってしまうんですね。崩壊するまで自分から王座を手放すとは思えないので、このまま中国もロシアもハードランディングするしかありません。さて、日本はこれからどうすればいいんでしょうか。
私は、対米追従路線を継続しながら日本のソフトパワーを拡大する、しかないと思います。軍事的にアメリカ一強状態はこの先も変わりないでしょうから、ジャイアンについていくのが現実的には一番賢い選択です。芸はないですがw その状態で国の安全をローコストで担保しながら、見えない部分で世界相手に日本文化の力を着実に広めていく。これはアニメやゲーム、更には日本食といった最高のキラーコンテンツを持つ日本だからこそできること。日本のカルチャーパワーは日本人が思っているよりはるかに競争力のあるオンリーワンな資源です。世界広しと言えども、これだけ特殊な伝統と文化を、先進国レベルに発展した今も持ち続けている国は他にありません。アメリカがハリウッド映画やアメリカンポップミュージックで果たしたような世界への影響力を、武力を使わずに広めていくのです。この流れは既に大きな潮流であり、世界中に日本という価値が日に日に高評価を得ているのを感じます。永らく失われた時代なんて低迷に耐えてきましたが、ようやく再評価される時代になってきたんじゃないでしょうか。この先の日本の未来は明るいと信じています。
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