
果たして日本の経常収支が黒字なのは手放しで喜んでいいことなのか、考えてみました
今の日本の経常収支の黒字状況は
- 海外投資からの配当・利子収入
- 円安による外貨収益増
- インバウンド
- 自動車・半導体などの日本の強い産業の輸出
ですよね。これは昔の黒字とは中身がかなり変わっています。1980〜90年代の日本は、
モノを大量輸出して稼ぐ国
でした。
- 家電
- 半導体
- 自動車
- 鉄鋼
などの輸出黒字が中心。当時は戦後のアメリカ経済チャンピオン時代がゆらぎ、製造業においては日本の躍進が目立っていました。今の中国並み、ひょっとしたらもっと日本の勢いは強く、アメリカは本気で日本の製造業のパワーに恐怖を覚えたんだと思います。当時の日本バッシングは本当に酷かったですよね
そこから日本の失速と中国の台頭という大きな地殻変動が起き、アメリカと中国という二大スーパーパワーのせめぎ合いが激化しています。日本の存在感は低下し、ちょっと落ちぶれた名門、みたいな感じでしょうか
今の日本のポジションは
海外に持っている資産から配当を受け取る国 💰🌴
になっています。つまり、もはや輸出で稼ぐというより
- 海外子会社の利益
- 海外株・債券の利子
- 配当収入
といった海外の資産が富を生み出すフェーズに完全に移行しています
この状況で全然問題ないんですが、一つだけ課題なのは
「稼いでるのに豊かさ実感が薄い」
ということですよね。
「どうも日本全体では好調らしい」
「大企業の業績は絶好調」
「でも自分の給料が上がっている実感はない」
「暮らしぶりが楽になっているとは思えず、むしろ物価高で厳しくなっている」
というのが皆さんの体感だと思います。ではどうすればいいのか?
大事なのは、サービス価格を引き上げていくこと、なんじゃないでしょうか
考えてみてください。
- 飲食店の価格
- 宅配便の送料
- 美容室のカット代
- マッサージ料金
- 各種工事費
このあたりの価格って、あまり上がっていませんよね。最近は飲食店こそ少し値段が上がってきて、ランチを千円以内で食べられなくなってきましたが、他のサービス料金は殆ど高くなっていません。ここは人が直接関わって、労働力を提供しているサービスの最前線です。この料金がもう少し上がらなければ、働いている人の給与に反映するわけがありません。我々は永年のデフレマインドが染みついちゃって、サービス料金を上げることに恐怖感を捨てられないのではないでしょうか
そもそも日本人のサービスレベルは世界的に見て頭おかしいほどクオリティが高いので、今が安すぎるのです。勇気を持ってサービス料金を引き上げる経営者が増えていくといいですね

コメント