皆さんの会社では採用うまくいっていますか。今どきは良い人材を確保するのは本当に大変ですよね。私も色んな採用方法を試してみましたが、これという成功法則は見つけれていません。ひとつ言えるのは、面接の短時間でその人の本質を見抜くのは無理、ということです。誰だって自分が値踏みされている場では、背伸びをします。良い印象を与えることに必死になります。本音は隠し、面接官の顔色を読み、期待されているであろう答えを口にします。これは何回面接の場を設けたとしても、完全には払拭できない面接の難しさです。ならばどうするか? 思い切って、実際に一緒に働いてみるしかないのです。
これは実際には難しいかもしれませんが、体験入社、というやり方があります。できれば一週間、難しければ一日でもいい。現職の会社に勤めながらの転職活動ではそのタイミングを捻出することはなかなかできないかもしれません。ハードルが高すぎて候補者に敬遠されることもあるでしょう。それでも体験入社の機会を作ることは、本当はお互いにメリットがあるはずなのです。会社は面接ではわからない候補者の素顔を知れる。候補者は、面接官以外の社員と触れ、生の空気を吸うことで会社の偽りのない姿を知れる。転職は、現代においても人生の一大イベントです。できればミスマッチは無いに越したことはない。であれば、そのためのお見合い期間を、例え一日でも設けることに躊躇するべきではないでしょう。
中小零細企業は、実際にはワンマン経営です。つまり、社長との相性が決定的な定着要因になります。どんなに良い人材でも、人と人には合う合わないが絶対にあります。表面的に取り繕っても、永くは保ちません。ここはお互いに直感を信じた方がいいでしょうね。そして、やっぱり合わないなと感じたら、なるべく早いタイミングで関係性を見直した方がいいと思います。日本では企業側が一方的に解雇することは法的にも無理なのですが、それでも良い関係が作れないと分かっていて居座る理由は社員側にもないはず。こじれて感情的になる前に新しい職場を探した方がお互いにいいですよね。
とか経営者目線で書いちゃってますが、もう今は昭和とは時代が違います。社員もブラックな会社の悪い環境を我慢はしませんし、そもそも採用が完全に個人有利な状況です。今や選ぶのは社員側で、会社はいかに良い人に選んでもらえるか、という勝負なんですよね。であるからこそ、経営側の真摯な姿勢が候補者に伝わるかが大事。日々のSNS発信も経営者の人柄が窺い知れる場として意識すべき。頑張って良いご縁に繋げたいですね
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