変化の激しい現代、特にIT業界において、軽視されていることのひとつに「変わらないことの価値」があると思っています。皆さんも経験がありますよね。永く使っていたサービスが終了します、という案内を受けて残念な気持ちになる。もちろん栄枯盛衰は世の常ですから仕方ないんですが、また新しいところに引っ越さないといけないのか、とやり切れない思いになる。
サービス終了まで極端な話ではなくても、使っている間に残念な改悪に直面することも多々あります。え、そんな仕様にしちゃうの? それってサービスのコンセプトが変わっちゃってない? これもままありますよね。
大きな原因は、サービス運営者側のキーマンが変わってしまうことにあると思います。利用者には内情までは見えないから、誰がいなくなっちゃったのか、どんな変化が起きているのかはわからない。それでも何かが起きてる。それもあまりよくない方向に。
思い返すと、これは身の回りに幾らでも思いあたるフシがあります。あのレストラン、味が落ちたな。あそこのお店、メニューが変わったな。担当の人、辞めちゃったんだな。などなど。たぶん、変わらざるを得ない理由があるんですよね。
だから私は、よくあるチェーン経営のお店より、個人オーナーさんのお店の方が好きです。大企業には一定のクオリティの安心感があるけれど、永年続いている老舗のお店の信頼性には及ばない。店主の活力が落ちるまで、そのお店の魅力はずっと何十年もキープされるからです。これはネットショップでも同じ。
名前を出して申し訳ないですが、最近Amazonって客離れが起きてる気がしませんか? スタバより、こじんまりした居心地のいいカフェの方がよくないですか?
だから私たちは小規模な店主さんの味方でありたいし、ウチ自身が変わらない価値の提供者であり続けなければならないと思っています。そう、顔の見えるカンケイ。大事にしたいですね
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