多分ですが、今の日本の景気はいいんでしょうね。直近で神戸のアウトレットモールに行ってきたんですが、若い家族連れを含めて盛況で、賑わいを感じました。客観的な数字を見ると、

このように地方税収は全国的に好調です。とりもなおさず、企業と個人の収入が好調な印です
永くデフレに苦しんだ日本の課題は、「適切な水準のマイルドインフレの実現」でした。現状はデフレからの脱却にほぼ成功したと言えるんじゃないでしょうか。一つ注意しなければならないのは、マイルドとはいえインフレになっている理由が、需要の好調ではなく供給側の制約によってもたらされているという点です。直近の一番の話題はイラン戦争による石油というエネルギー源の確保ですが、中東の紛争がなくても近年は色んなリソースが不足気味でした。半導体不足でさまざまな工業製品の出荷は遅れましたし、円安で多くの輸入品価格が高止まりしています。さらに国内の各地で深刻化する一方の人手不足。これにインバウンド需要の高まりが相まって、今のインフレがもたらされています。これらの諸要因は短期には解消されないでしょうから、この先もしばらくはインフレ状態が続くのでしょうね
これは企業側の業績改善にはプラスでしょうが、一般消費者の家計にとってはマイナスです。いつの時代も給与が上がるのは一番最後。過度な価格上昇は財布を直撃します。どこの家庭も外食を控え、過度に支出が増えないように注意してらっしゃるのではないでしょうか。唯一プラス要因なのは、株価が高水準をキープし、この先も簡単には下落しなさそうに見えるところでしょうか。しっかり資産運用をしている方にとっては、お小遣いが増えてにんまりという感じかもしれません
短期的な景況感はこんな感じだと思いますが、ネットショップオーナーさん目線でお店の運営を考えてみると、これから大事になるのは下記の二つかなと思います
- 安さで勝負しない
おちゃのこネット自身が月額500円という破格の安さをウリにスタートしているのでよくわかるのですが、中長期的には安売りで勝負しつづけるのは厳しいと思います。お店を始める最初の段階はまったく知名度がない状態でスタートしますから価格で訴求することはよくある話だと思いますが、それをずっと続けても疲弊するだけでいつまでたっても幸せになれません。実際に我々も途中から少しずつ価格政策を修正してきており、徐々にサービスの価格帯を上げています。これをできれば初期の段階から戦略として組み込んでおかないと、商売を永く続けることは難しいんじゃないでしょうか - 売り切るモデルを作る
最近は、どこのメーカーも過大な在庫を持たなくなりましたよね。昔は欠品が生じることを非常に嫌い、機会損失を最小にすることが最優先だったと思いますが、今の時代はもう常識が変わっています。不良在庫こそが悪で、せっかく仕入れた大事な商品を赤字覚悟のセールで処分、なんてことをしていたのではせっかく頑張って貯め込んだ利益を全部吐き出してしまいます。余るくらいなら、少し足りないくらいでちょうどいい。フェラーリみたいなビジネスモデル(顧客の望むより常に一台少なく作る)が現代の基本戦略です
GWは稼ぎ時、というオーナーさんも多いでしょうが、もしお時間があればこういう基本戦略を考え直す時間を持つのも有効な時間の使い方だと思います

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