W杯、終戦

残念ながら、パラグアイに負けちゃいましたね。

色々思うことはあるのですが、歴史は一夜では作れない、ということなのでしょう。

こうやって時間を掛けて、経験を蓄積して、レンガを一つ一つ積んでいく過程が必要なのだと思います。

今大会で、日本代表は大きく上積みをする事が出来ましたが、今後の4年間で必要なのは縦ではなく横に土台を拡げる事ですね。

日常の活動の場であるJリーグの活性化と、若手の育成。

時間は掛かりますが、楽な道はありません。



しかしこんなに多くの人が一つの事柄で気持ちを一つに出来て盛り上がれるというのは素晴らしいですね。

選手・スタッフ・監督、皆さん本当にお疲れ様でした。

たかがサッカー、されどサッカー。

パラグアイのバルテス選手が駒野に声を掛けてくれたのが一番印象に残るシーンです。

パラグアイの次戦は、旧宗主国のスペイン。

一発かましてやれ!

パラグアイ戰

さあ、あと一時間で始まります。

五分五分と思います。

気持ちが強い方が勝つかな。

日本、GL突破

いやー、デンマークにも勝っちゃいましたね!

結果的に、2勝1敗でGL突破とは素晴らしい結果です。

正直W杯が始まる前の迷走振りを見ていれば心配したくなるのは当たり前だと思うので、本戦を前にした岡田監督の現実路線への転換が良い決断だったということなのでしょう。

仮に今回の大会をGL敗退していると、下手をするとアジア枠削減→次回は予選敗退、なんて事態も充分ありえたので、日本のサッカー界全体にとって大きな成果を挙げたと言えます。



次はパラグアイ。

GLではアフリカ・ヨーロッパの国としか対戦していないので、南米のスキルフルなチームにどこまで日本の戦術が通用するか楽しみです。

もうボーナスラウンドみたいなものなのですから、伸び伸びリラックスして立ち向かって欲しいですね。

自国の代表を決勝トーナメントで応援できるなんて、幸せなことです!

飲食業

今日はリクルート時代の元上司がお越しになり、新規事業へのアドバイスを求められました。

基本的には、飲食業向けBtoBサイトで、収益源はバナー広告とPR代行サービス。

大口広告主に依存すると怖いですが、上手く小口分散出来れば安定すると思います。

国内だけに囚われず、海外からインバウンド需要を取り込めれば面白いモデルが作れると思います。

しかし固定費が安いのは圧倒的に強みですね。

そりゃ紙媒体は大変ですわ。



ウチも地方で商売をしていて感じますが、サービス業として東京以外で成立するビジネスの筆頭が飲食業。

政令指定都市レベルではやり方次第で充分規模を追えますから、縮小する国内市場向けの商売としては今後も有力だと思います。

こういう新しいチャレンジ、素晴らしいですね。

成功をお祈りしています。

お通夜

嫁さん方の祖母が亡くなったので、通夜と告別式に参列するため京都の実家へ。

もう95歳だったから立派な大往生で湿っぽさは無いのだけど、やはり人生の終わりに立ち会う経験というのは荘厳な気持ちになります。

何時か来る自分自身の幕引きはどんなだろうか、その時子供たちや周囲の状況はどうなってるんだろうか、やり残したことは無いだろうか、なんて色々想像してみたりします。

もう何年か前に亡くなった祖父は、山形から画家を目指して京都に出てきて、祖母と知り合い、亡くなる直前まで染物工場を営んでいました。

年をとっても祖父と祖母は自分たちで身の回りの全てをやり繰りして、子供たちの手を借りずに生活していました。

入院したのも亡くなる直前だったし、90を超えているのに生活力は凄いと感心したものです。

東北って自分にとっては縁の無い地方だったので、細いけれども繋がりが持てたのはちょっと嬉しくて、出羽三山の事をちょっと調べてみたりしました。

今でも即身仏が拝めるなんて凄いですよね。

こういう時に、自分が永い人の繋がりの中で生まれて生かされているんだな、とルーツに思いを馳せて感慨深くなります。



さて、子供たちには何を残してあげようか。

お金や財産よりも、生き抜く力を持たせてあげるのが一番かな。

日本の良さ

「いい国に生まれたのだ」ということ

日本のパスポートは最強らしい



両方さとなおさんのコラムなのですが、日本は確かに「平和」と「健康」という二つの根源的欲求を高いレベルで満たしている貴重な国なんですよね。

こんなに恵まれた素晴らしい環境があるにも拘わらず、国民性がナイーブで慎重な性格な為に、浮かれてはしゃぐでもなくネガティブな要素に溜息をついて明日を憂いている状況でしょうか。

では何となく先の展望が開けない行き詰まり感を、どう打破すれば良いのでしょうか?



1.輸出型の製造業セクター

 これは答えは簡単。どんどん海外に事業進出して、現地工場を作り現地法人を構え利益を上げて頂く。で、日本には連結納税で利益を返して頂く。勿論国際的に競争力を維持できる税制水準の基で。これはとっくに各大手企業が適応を進めていますよね。国内雇用が多少失われるかも知れませんが、それよりも海外市場への進出で各企業が強い体質を作る方が先決だと思います。



2.国内型のサービスセクター

 問題はここですね。縮む人口動向には絶対に逆らえないので、パイの縮小を何らかの手段で補わないといけません。高額品にシフトするか、販売形態の企業/ショップなら海外向け貿易を手掛けるなどで新しい市場を開拓するかしないと展望が開けないと思います。しかし対面販売しか方法がないサービス業はどうするか。答えは海外からの観光客の誘致しかないと思います。国内の人口だけでは縮むパイを観光客で補う発想ですね。現実に秋葉原や北海道では一定の成果を収めつつあるので、政府に頼らずに民間が自助努力で観光客を集める努力をすべきでしょう。どれだけの観光地やお店が中国語の案内サイトを作っていますか? あなたのお店は「銀聯(ぎんれん)カード」でお買い物が出来ますか? 日本という国そのものが最強のコンテンツなのですから、活かさない手はありませんよ。



すべからく重要なのは、国境を越えた発想をすること、にあると思います。

ウチ(コンタクト)のクルマ関係の商売でも、かなりの割合で海外からの輸入商材がシェアを占めています。

いくら情報化が進展したと言っても、それぞれの国の文化は一朝一夕には同化しません。

国が違うと発想や価値観が異なりますから、思いがけない掘り出し物やニッチ商材が見つかったりするんですよね。



嘆く前に、行動しましょう!

代理店販売の是非

世の中色んな商売の形態があると思いますが、いわゆる代理店方式を採用している会社も多いと思います。

おちゃのこネットにも代理店の問い合わせを頻繁に頂きます。

しかしながら、現在に至るまで、また恐らく将来に渡っても、弊社が代理店制度を導入することは無いでしょう。



その理由は幾つかありますが、一番は弊社とお客様とのフラットな関係に複雑な要素を持ち込みたくないのです。

せっかく上手く運んでいる信頼関係が、中間に異なる立場と価値観を持つ第三者が介入する事で、事態が複雑化する懸念があるのです。

これは既に起こっていることで、システムの仕様や設定に関する了解事項を正しく伝達・共有出来ていない事で、不要なトラブルを招くケースが目立ちます。

弊社は代理店としてのシステム再販を許可していないのですが、お客様の了解の元に一定の権限を制作会社さんに委ねて運営をサポートしてもらっているケースはそれなりの件数あります。

ところが、これがトラブル多いんですよね…。



勿論、代理店制度には大きなメリットがある事も重々承知しているつもりです。

対面でお客様に説明やサポートが出来ることも安心感に繋がるでしょうし、より沢山の顧客を獲得できるチャンスも得られるでしょう。

それでも、私はお客様と直接繋がり、コミュニケート出来る今の関係の継続を望みます。

ネットがもたらすコミュニケーション革命って、そうあるべきだと思うからです。

東京に拠点を設けなかったり、間接販売チャンネルを使わなかったり、逆に海外向けに英語版サービスを提供してみたり、IPOはしないと決めたり、と色々逆張りで行っているんですが皆が同じ行動を取ってちゃ面白くないですからね。

一社くらい、変わった方針で行くのも良いんじゃないかと勝手に思ってます。(笑)

過信と絶望の間

サッカーを取り上げるテレビ番組を見ていて感じること、それは冷静さの喪失。

やたらはしゃいで浮かれている人が一杯。

皆この前までどうせダメなんだから、なんて悲観的だったのにね。

根拠のない過信と絶望の間に、常に現実は存在しているのだと思う。

喜怒哀楽を表現するのは良いけどさ、軸をしっかり持とうよね。

勝ちましたね!

いやいや、戦前の下馬評を覆して、日本代表がカメルーン代表に勝ちました。

実はF1を語る会というのがありまして、「W杯よりF1ぜよ!」を謳い文句に飲んでいたのですが、サッカーの吸引力に負けて皆でテレビの見れるお店に移動して観戦しておりました。(笑)



私がこの勝利に凄く意味があると思うのは、サッカー界が失いかけていた自信を取り戻してくれたからです。

サッカーの持つ意味は、世界共通言語であるという面が大きいと思います。

オリンピックを上回る全世界の視聴者数が現す通り世界レベルで最も影響力の大きいスポーツですから、各国の世情を色々な意味で反映してしまいます。

今でも盛んなのは主にヨーロッパで、イングランド・ドイツ・フランス・イタリア・スペインといった先進各国のリーグが莫大な放映権料をベースにビッグビジネスを構築しています。

アメリカだけが先進国としてはサッカーの存在感が低いのですが、これはアメフト・バスケ・NHL・MLBと他に沢山の選択肢がある特殊事情によるもの。

アメリカ・ロシア・中国は、強化が進みつつありますから必ず今後強国としてアピールする事になると思います。

中南米は経済の実力に比べると昔からサッカーのレベルが高いのですが、ブラジルは経済的にも成功を収めつつあり南米の地位は向上していくモノと思えます。

アフリカは、正直伸び悩みですね。

身体能力は高くポテンシャルは従前から評価されているものの、協会の体制が整わず国としてチームプレーを行えない弱点がなかなか克服されません。



こうやって各国の状況を見ると、日本でサッカーが盛り上がったこの10年ほどは経済的に行き詰まってしまった古い社会システムを打破してくれる新しい潮流の象徴として見られた面があったのではないかな、と思っています。

野球が中年層の支持を集めているのに対して、若者文化のシンボルとしてのサッカーという面がありましたよね。

だからこそ最近の日本代表に見られるメンタル面の弱さが、若者層の元気の無さを現している気がして非常に苛ただしく感じていました。

やれば出来るのに、やる前から結果を悪い方に予想して踏み出さない。

結果が出ないのを他人のせいにして、自分はリスクを負わない。

そんな風潮に活を入れるのに、実はスポーツ界の活躍というのは非常に効果的なんじゃないかな、と。

高度成長期の東京オリンピックの様に。



日本に足りないのは、自信と勇気ですよ。

奮起せよ、若者諸君!

日本、緒戦!

さあ、いよいよ緒戦のカメルーン戰です。

今日負けるとグループリーグ突破は無理だと思うので、いきなり正念場です。

落ちるところまで落ちたので、後は上がるだけ。

意地を見せてくれ〜

ワールドカップ開幕!

さあ、4年に一度の世界最大のお祭り、ワールドカップが開幕です。

日本代表の雲行きが怪しいので国内ではあまり盛り上がっておりませんが、世界中のスタープレイヤーが一堂に会して戦う大舞台。

真剣勝負でしか味わえないドラマの出現に期待したいと思います。



個人的な優勝予想を。



本命:ブラジル

対抗:ドイツ・イタリア

穴 :アルゼンチン



CLの結果を踏まえて、しばらく守備的に強いチームが勝つ流れが続くのでは、と予想。

スペインが勝ってくれる方が見てる方は盛り上がるんですが、なかなかそうは行かないのでは、と。

答えは一ヶ月後に!

日本市場への評価

なぜ日本市場が重要か: iPad騒動, クラウドコンピューティング, そしてソーシャルインテリジェンス



まずは上記の記事をご覧になってみて下さい。

そして、そこに溢れる日本市場への高い評価と愛情を感じる時、どうして当の日本人自身が自国のマーケットにポジティブになれないのか悲しくなります。

確かに日本には色々深刻な課題があります。

先の見えない構造改革、それに伴う不況の長期化・活力の低下、悪化する一方の財政、政治のリーダーシップ不足。

それでも日本は世界に冠たる経済大国であることは揺るぎない事実であり、もっと自信を持って良いはずなのです。

想像してみて下さい。

イタリアが今の日本と同等の経済力があったら、年中お祭りですよ。(笑)



背景には国民性もあると思います。

しかし、私はマスメディアのミスリードが一番罪が重いと思っています。

論点を整理して健全な批判と建設的な対案の提示を行う事が求められている役割のはずなのに、はっきりとしたポリシーも無しに気分だけで右往左往行き当たりばったりのバッシングばかり。

辟易している人は多いのです。

だからこそ、現在のWebを使った市民メディアがこれだけ活況を呈しているのでしょう。



けなすことは簡単です。

大切なのは、批判には必ず建設的な対案を出すこと。

そして、良いところを見つけて褒めることです。

Twitterを見ていると、良い方向に向かっていることが実感出来て嬉しくなります。

人財

会社を作ったばかりの時は、毎日お金の事ばかり考えていました。

まずは売上が欲しかった。

月末の経費の支払いが苦しかった。

リクルートのセールストークは非常に空虚でよその世界の話にしか聞こえませんでした。

「人材が最重要の経営課題ですよ」なんて。



足掛け13年経営を続けてきて、最近やはりそうだったと痛感します。

勿論必死で収益基盤を作ってきたし、会社のビジョンや戦略を考えない日はありません。

それでも今なら、人が最重要課題だ、という事が分かります。

良い人材を揃えることに成功すれば、全てが良い方向に動き出すのです。



良い人が居たら、いくら財布が苦しくても我慢して確保すべきです。

その人はきっと経費以上の見返りをもたらしてくれます。

AppleだってGoogleだって、そういう個人個人の集まりで出来た組織なのですから、ね。

東京出張

久し振りに新幹線で東京に出張です。

いつも思うのは、神戸・関西と比較した経済のスケール感の違い。

日本が完全に「東京とその他」になっちゃっているのを痛感しますね。

今に始まったことでは無いんですが。



その度に私が思う地方向けの処方箋は次の二つ。



1.地方に頼らず全国向けの販売チャネルを構築すべし

 往々にして小規模な企業の生業はどこかの会社に食い込んで下請けとして仕事を確保するスタイルに陥りがちです。

この形態だとどうしても元請けの懐具合に左右されてしまいます。

正直関西でもどこの地方でも余裕のあるクライアントはありませんので、このスタイルだと自然と東京に出て行かないとダメという結論に到達すると思います。

恐らく地方でそれなりにやれている企業は、公共事業に依存している事が多いと感じています。

対策は、自らがメーカーとなって、自前のサービスを全国に向けて販売すること。

一番分かり易いのはネットショップの立ち上げですよね!



2.国境を越える思考をすべし

 実は上の1.と同じ意味なのですが、国内の取引だけを見ていると発送が似通ってしまい、競合と比べて独自性や新規性を打ち出しにくくなります。

オリジナル商材を開発しにくい企業にとっては、今でも海外はアイデアの宝庫。

国内で見掛けないレアで競争力のある商材の発掘、逆に国内ではありふれているけど海外で重宝される商材の輸出。

せっかくIT化の恩恵を享受できる世の中なのですから、尻込みせずにドンドン国境を越えましょう。



小林一三翁の名言をご紹介しておきます。

金がないから何もできなという人間は、金があっても何もできない人間である。

鳩山総理退陣

主にネット上の反応を色々見ておりました。

無責任だという声、早まったとか遅すぎたとか、どうせ国民の実力以上の政治家は持てないとか、ネガティブなリアクションが多かったと思います。

私は、それでも前に進んでいる、と思っています。

長く続いて制度疲労を起こしていた自民党の一党支配に幕を下ろしたというのが一つ、そしてあまりに市場経済の原則・常識からかけ離れた左翼思想の持ち主に政権運営を委ねては大変な事になるというコンセンサスが出来たのがもう一つの功績。

ものごとは一朝一夕には変わりませんし、国政という大きな舞台があまりに極端に動くと悪影響の方が大きいのでこれくらいのスピードが丁度良いんじゃないでしょうか。

次の参議院選挙の結果がみものですが、民主に任せておけない、さりとて自民党に戻ってもしょうがない、となれば第三極を含めた戦国時代でしょうか。

みんなの党がたぶん大躍進する。でも自民党と民主党の爺さん達が大?連立して政権は維持される。民主党と自民党の若手は落選を怖がり外に出てこない。クーデターも起こさない。


堀江さんはこんな予想をしてましたが、結局若手議員の動向次第で情勢は大きく変わるんですよ。

年寄りに遠慮せず、信念と志に基づいて行動して欲しいと思います。

国の未来は若者が考えるべきです。