本年の営業終了です

今日で2009年度の営業が終了です。

本年も、株式会社コンタクト及びおちゃのこネット株式会社に多大なるご愛顧を頂きまして、誠にありがとうございました。

来年も、本業に集中して価値の高いサービスのご提供に邁進して参りますので、旧年同様のお引き立てを宜しくお願い致します。

皆様の益々のご繁栄とご健勝をお祈り申し上げます。

同期の訃報

お昼過ぎに購読しているMLに、元Rの同期が今朝亡くなったという知らせが届きました。

交通事故とかじゃなくて、ガンで一年前から闘病していたのだとか。

そろそろ自分もそういう年になってきたか、と我が身を振り返る年の瀬です…。



合掌。

新聞の価値

我が家でテレビを付けなくなって久しいですが、最近は新聞も不要かなと思い出しています。

コンテンツを優先順位付けて編集してくれて、毎朝自宅まで配達してくれている事に価値を感じなくは無いのですが、あまりに内容がお寒いなと。

ミスリードだらけだし、紙面は広告だらけだし、休刊日とかあるし、記者クラブ問題とか、ネガティブな要素ばかりが目に付いてしまいます。

家内はチラシが無くなったら困るかな…?



真剣に悩んでしまうほど、存在意義が低下しているなあと実感します。

元上司と忘年会

さすがに社歴が古いと、江副さんと直接交流があったんですね。

実際の人柄とかを聞くとちょっと引きます…。

私達の世代では伝説になってしまっていましたが。



色々楽しい会でした。

飲食業界の奥の深さ

捨てた魚は、高級フレンチだった ー 【最終回】新しい魚流通の仕組みを模索



これ、色んな意味で示唆に富んだ面白い記事だと思います。

いつも思うのですが、「既にある大きなマーケットの周辺にチャンスあり」と言うことです。

全く新しい製品・サービスを開発するのも尊い行為ですが、誰も知らないプロダクトは市場での認知を得ること自体に時間が掛かります。

それに引き換え、飲食のような巨大な産業で埋もれているニーズを上手く汲み取ることが出来れば、この様に短期間で大きな成果を出すことが可能です。

それにしても、捨てていた雑魚が高級フレンチで重宝される食材に化けるとは!

これも現場を知るシェフが直接市場を見に行ったからこそ得られた発見ですから、現場にヒントが隠れているというのはどこの世界でも同じですね。



ちょっと本筋から外れますが、上記の記事中に

「そもそも伝統的なフランス料理は、“決まった魚種”だけ調理していたんですよ。冬になるとヒラメ、夏はスズキ、あとは舌平目とか。フランス現地でも、本当に5種類ぐらいしか使われていなかったんです」(能勢)。



 そこには、フランスの物流事情が関わってくる。その昔、道路網が整備されておらず、冷凍技術も発達していなかったために、鮮度を維持したままでレストランに届けることができない。素材を活かした調理が難しく、ソースを主体にせざるを得なかった。



 そんなフランス料理を変えようと、最先端の取り組みを続けているのがシェ松尾である。30年ほど前、それまでは前菜・メイン・デザートくらいの構成だったフランス料理を、創業者の松尾幸造が日本の懐石料理を思わせるコースとして仕立てた。当時は「え、こんなに長いコース?!」と驚く人も多かったそうだ。



 そこには、日本ならではの素材がふんだんに盛り込まれた。「コース料理の中で、肉はメーンディッシュくらいですからね。そのほかは、前菜などでもほとんどが魚介を使っています。最近で言えば、うちでは下田で揚がる伊勢エビを前菜で出したりしていますね」と能勢は話す。



 この“素材ありき”の発想は、本場フランスに逆輸入されており、大きなムーブメントになっている。そこでは魚という素材が重要な役割を果たしているという。



 その現れの1つと言えるのが、ここ20年ほどでフランスに魚介のみのレストランができたことだ。「ミシュラン」の星を持つ店舗もある。日本に招かれたフランス人のシェフたちが、日本料理店などで「日本にはこんなにいろいろな魚の種類や調理法があるのか!」と驚き、それを取り入れていった結果なのである。


という下りがあります。

こういうのを読むと、日本の食文化、和食に限らず日本で目にして接することが出来る全ての飲食文化って、世界にインパクトのある凄いコンテンツなのではないか、と思います。

あのプライドの高いミシュランがあれだけの星を日本市場に付与する事が、その評価の表れですよね。



モノ作りの実力がどんどん劣化して20世紀の成功ストーリーが昔話のように思える昨今、実は「食」というある意味最も生活に密接していて誰もが対象となる幅の広い産業が、メイド・イン・ジャパン復活の良い切り口になり得るんじゃないかな、なんて考えちゃいました。

軋む日米関係

日米関係は本当に壊れるかも - 松本徹三



永年当たり前のこととして緊密な日米関係が続いていましたが、政権交代に伴いいきなり視界が悪くなってしまいました。

文中でアメリカ側の現在の懸念材料として、下記のポイントを推測しています。

1)新政権は、「国と国との約束も、政権交代によって変わって当然」と、本当に考えているのであろうか? それなら、この際、日本という国を「これまでとは異なったカテゴリー」に移して考えた方が良いのではないか?



2)現在の民主党は、組織として機能している状態ではなく、「個々の担当閣僚とその配下にある官僚との話し合い」の積み上げなどは、時間の無駄以外の何物でもないのではないか?



3)鳩山首相の使う「友愛」という言葉は、当初は「ハト派のイメージを強調するために、適当に響きの良い言葉を使っているだけ」と思っていたが、実は、彼は、本心からそういうものを信じる、生まれついての「ナイーブな楽観主義者」なのではないか?



4)新政権が殊更に米国と距離を置き、中国との緊密な関係を印象付けようとしているのは、当初は単なる「駆け引き」だと思っていたが、意外に「本気」なのではないか?(そして、中国との関係については、「擦り寄れば擦り寄るほど良くなる」と、本気で考えているのではないか?)



5)新政権は「日米関係を対等のものにする」と言っているが、「対等」というものがどういうものなのか、明確な考えを持っているのだろうか? (通常、二つの独立国の関係はGive and Takeのバランスの上に成り立つものであり、米国側としては、「こと安全保障の問題に限るなら、米国側のGiveの方がはるかに大きい」と考えているのだが、日本側はどこかで勘違いをしているのではないか?)



6)当初は「まさか」と思ったが、新政権は、「社民党などの『泡沫政党』との連立維持」を「長期的な国策」より重要であると、本気で考えているのではないか?



7)「政治は鳩山首相と各閣僚が一元的に統括し、党務と選挙対策は小沢幹事長が統括する」という説明を、当初はそのまま真に受けていたが、実は、小沢幹事長の力はそれよりはるかに大きく、政治や外交にも実質的な支配力を持っているのではないか?


あ〜、確かにそうかも、と思わせる指摘ですね。



物事の道理として、「上手く行っている事柄はいじるな」というのは誰もが知っている真理だと思います。

問題が全くないとは言いませんが、概ね数十年間に渡って順調だった日米関係をここまで悪化させる理由が分かりません。

政権交代で、自民党時代の悪習が是正される良い雰囲気が生まれてきていただけに、せっかくの流れに竿を差すような事をして改革が停滞することを懸念します。

自治会飲み会

明日は自治会の役員忘年会。

全く仕事のしがらみのないお付き合いというのが、なかなか面白いのです。

どんな飲み会になるか楽しみです。

既存メディアの中抜き現象

立志伝中の人物の自伝を読むのが好きなのですが、以前から本を選ぶ時に(形だけでも)本人が直接書いたものを選ぶことにしています。

それは、せっかくの偉人の言葉が第三者のジャーナリストの主観で歪んで伝わってしまうのが惜しいから。

伝聞の形で書かれた書物は、結局筆者の価値観が色濃く反映された、あくまでも筆者の著作物だと思うのです。

その意味で、現在我々が接することの出来る情報の多くはマスメディアを経由して、メディアの主観というフィルターを通した情報である事を意識するべきだと思います。



で、今のWeb社会になってこれが大きく崩れてきているんですね。

昨夜、こんなつぶやきを見ました。

このつぶやきから感じたことは二つ。

一つは、記者クラブという閉鎖的なフィルターを介している事で、本来伝えるべき情報が伝わらない、もしくは歪められて本来の意味から離れた伝わり方をしてしまっているという事実。

もう一つは、TwitterやWebメディアの発展で情報の発信者が大手のメディア企業に限定されず、生の情報源が直接情報発信をしたり、フィルターの無い間接的な発信が行われたりする様になったんだということ。

Twitterの醍醐味は、生の情報源と直接コンタクトが取れる事に尽きますよね。



勿論世の中の人全てがこういう新しいメディアを使いこなすようになるとは限りませんしキャズムを超えるところまで行くのかどうか分かりませんが、少なくとも情報感度の高い人の間では大きな変革が起こっていて無視できないうねりになっているのを感じます。

21世紀に入って10年が経ちましたが、変化というのはこういうところから起こって行くんだなと行く末に興味津々です。

ルミナリエ

昨日から始まりましたね。

帰宅する時に前を通り掛かりましたが、とてもキレイで沢山の人出で賑わっておりました。

財政的に厳しいと聞きますが、せっかく神戸の風物詩として定着したものですので長く続いて欲しいものだと思います。

神戸名物って、ありそうで無いんですよね。

ご覧になったことのない方は、是非神戸にお越し下さいませ!

「グラン・トリノ」

クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」を見ました。

いやあ、淡々とした演出で進むストーリーとイーストウッドの渋い演技に釘付けです。

聞くところによると、本人はこれが出演最後にするつもりなのだとか。

集大成にふさわしい出来と思えました。



そして、大事なのが題名にもなっているFord Torinoの存在。

1972年製のこのクルマ、今でもアメリカには根強いファンが多くいるらしく、ファンサイトなんかも存在しています。

(上記Wikipediaの下部にリンク先あり)

映画の中でも、イーストウッドはFordの組み立て工、折り合いの悪い息子はトヨタのセールスマン、と日本車が悪役のポジションで、ああアメリカ人の正直な気持ちはこうなんだなと納得しました。(笑)



しかし、昔のクルマはそれぞれ味があって今でも魅力的ですね。

今売られているクルマのどれほどが20年・30年経って記憶に残っているんだろう、なんて考えちゃいました。

イーストウッドファンもクルマファンも、どうぞご覧になってみて下さい。

師走

早いもので、今年もあと一ヶ月です。

私はあまり目標を立てないので、具体的にあれが出来た、これが出来ていないという振り返りは無いのですが、毎年少しでも前に進んでいようとだけ思っています。

今年は、コンタクトの事業内容をリストラするという大命題があったので、その方向付けが出来たのが一番の出来事でした。

おちゃのこネットはスタッフ陣容の整備が急務だったのですが、これも何とか目処が付きました。

年内に片付けておかないといけないことがあるので、気持ちよく新年を迎えられるようにしたいと思っています。