政策意志決定プロセスの透明化

民主党の意図せざる革命



事業仕分けについてのもっとも的確なコメントは、Tobias Harrisのブログ記事だ。彼もいうように、国家予算の査定をすべて国民に公開するというのは世界初で、ほとんど革命的な出来事である。取材に来た海外のメディアも、みんな驚いていたという。もちろんこれは人民裁判になって感情に流されるリスクもあるが、スパコンのように過去のサンクコストを考えないで合理的な判断ができるメリットもある。


なるほど、確かに誰でもが参加出来る仕分けの現場で予算要求側と審査側がオープンに議論するというのは良い事だと思えます。

民主党の政策には骨太な方針が見えませんが、情報公開・オープンというキーワードは間違っていないと思います。

やっぱり政権交代には大きな意義があったと言えますよね。

これから年末までの来年度予算編成が今年のヤマ。

頑張れ!

円高の影響

円が高くなってきました。

メディア各社は大騒ぎですが、本当に憂慮すべき事柄なんでしょうか。

どこの経済書を読んでも、自国の通貨が高くなって破綻した例はありません。

確かに輸出企業は打撃を受けるでしょうが、今時グローバルに展開している大企業は為替のヘッジくらいしてるはず。

既に海外市場に近いところに分散生産体制を整えていますし、原材料の価格低減効果だって大きいはず。

そもそも国民生活にとっては、モノが安くなるのは消費者として良い事のはずです。



今の日本の閉塞感は、国内向けサービス産業の効率化と政治や年金それに教育体制を含めた公共セクターの仕組みの再構築が原因のはず。

メディアのミスリードでどれだけ本当の改革が遅れているか、自覚して欲しいものです。

香港・マカオ旅行

週末の連休にスタッフ全員で香港・マカオに旅行に行ってきました。

私自身13年振りの香港でしたが、中国返還後も相変わらず活気を呈していて日本の不景気がウソのようでした。

二日目にはマカオに移動して、マカオGPの観戦。

レースを生で観戦するのが初めてのスタッフも多く、エンジンの轟音とクラッシュに大興奮でした。

日頃からスタッフが良い仕事をしてくれているからこそこうした旅行に行けるので、皆に感謝です。

仕事も遊びもメリハリが大事。

来年もこう行きたいです。



※連休中におちゃのこネットのシステムに一部バグが発生しておりました。ご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。今後は原則休業日の前日にはシステムに手入れを行わないようにしたいと思います。申し訳ありませんでした。

事業仕分けの観察

今話題の「事業仕分け」ですが、これなかなか面白そうですね。



(by paco)行政刷新会議、事業仕分けのメディアと実際の違い



ルポ@事業仕分け

からっぽな国



上記のエントリー三つを読んでいるだけでも今まで無かった生の状況が見えて大変興味をそそります。



考えるに、



 ・今まで密室でされてきた議論が衆人環視にさらされる

 ・更にその状況がマスメディアのフィルターを介さずにネットで直接配信される



という点が画期的なのだと思います。

官僚が前例踏襲から踏み出せない状況とか、永年の自民党支配がもたらす弊害とか、それを許してきた国民皆の責任とか、色々な事が説得力のある生の情報として伝わってきますよね。



今回の政権交代は正解でした。

その意味では一歩前進。

でもこれからの方向性を皆で議論してちゃんと監視していかないと、日本の沈没は止まらない。

日々の商売の現場で、全然ひとごとではない危機感を感じています。

勉強材料の宝庫

おちゃのこネットをやってますと、毎日毎日よくこれだけ発生するなと感心するくらいデリケートな判断を要求される事案に直面します。

様々な法令への準拠・トラブル発生時の処理・イレギュラーケースへの対応などなど。

しかし、逆に考えるとこれだけ多様なケースを取り扱いできるというのは貴重な経験で、本当に勉強になります。

基本的には、ご利用ショップオーナーさまとお買い物をして頂く消費者の方にトラブルのない良好なEC環境をご提供する、というのが我々の主眼ですので、原理原則を良くわきまえて対応して参りたいと思っています。

自宅待機中

子供がA型インフルエンザに感染していると診断されましたので、大事を取って自宅待機です。

ウチみたいな小規模事業者で社内に感染が拡がったら仕事がストップしちゃいますから。

いつ出社するのが良いのか悩みます。

「THIS IS IT」

マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」オフィシャルサイト



この前の文化の日に嫁さんと一緒に見てきたのですが、想像以上に良い映画で感動しました。

決してコアなマイケルファンじゃなくても、楽しめる内容です。

基本的には予定されていたロンドン公演のリハーサル風景が淡々と流れるだけで、特に個人礼賛になっているわけでもなく、亡くなった後の映像とかも出てきませんので、過剰な演出色はありません。

それでも、リハーサルにあれだけの労力を掛けているんだ、とか、ところどころに現れるスタッフとのやり取りから垣間見える彼の人間性とか、普段は目にすることのない舞台裏を通じて掛け値のない故人の姿が顕わになってきます。

そして、そんな貴重な存在を失ってしまった事実。

彼が晩年受けた扱いが適切だったのかという後悔に似た気持ちがないまぜになって、やるせない感情が湧いてくるのを止められません。



思うのは、対象を批判・非難することは簡単で、褒めて肯定するする事の難しさです。

批判する時、人は対象よりも高みに居て自分のポジションは守った形を取ります。

批判者はちょっと賢げで、聡明そうに見えます。



対して、何かを褒める時は、対象に寄り添い、自分自身の人格や識見をさらけだして、対象の肩を抱き紹介する形になります。

当然自分自身の価値をも批判の対象に差し出す事になりますから、とてもリスキーな行為と言えます。

だから、褒めることは批判する事に比べて、とても難しい行為になるんだと思います。



先日も書きましたが、相手にちゃんと感謝の言葉やポジティブな気持ちを伝える努力をすべきですよね。

それも生きているうちに。

居なくなってからでは遅いのです。

「I'll Be There」



君を慰めて元気にしてあげるために僕はいる

君を僕の夢の世界へと連れて行ってあげる 君に出会えて本当に幸せさ

君への溢れんばかりの愛情とともにここにいるよ

君の力になって、決して君の傍から離れないよ

外部提携サービス

企業として競争力の基本となる基本的な役割は、極力自社内でまかなうべきだと思っています。

なので社員も正規雇用を前提にしているのですが、事の性格上どうしても社内リソースでまかなえない部分が出てきます。

外注化・提携といった社外のリソースの活用を図りますが、ここが非常に悩みどころ。

うまく所期の目的を達成できないことが見えてきた場合の改善策実施にパワーが掛かります。

何とか良い結果に結びつけたいと思っています。