ガソリンと軽油の値段が逆転!

欧米各国、軽油がガソリンより高く ディーゼル車普及で



今日の日経夕刊を読んでいたら上記の記事があってビックリしました。

日本ではガソリンの方が軽油より高いのが常識ですが、欧米では既に価格が逆転しており、国によってはハイオクガソリンより軽油の方が高いところもあるのだとか。

理由はディーゼル車の市場シェアの高まりにあるとのこと。

ヨーロッパでは2007年に新車販売シェアの53%がディーゼル車だったのだそうで、売れ行き好調なディーゼル車の増加に伴って軽油の消費が増えているために逆転現象が起こっているらしいです。

確かに燃費はディーゼルが2〜3割ガソリン車を上回っているというデータもあり、マーケットの実需を反映しているということなのでしょう。



クルマ業界って安定業種の代表だったと思うのですが、正に驚天動地。

この大きな潮目の先にはどんな未来が待ち構えているんでしょうか。

メリー・クリスマス!

エルトン・ジョンのライブDVDを見ながら、自宅クリスマスです。

ささやかですが、得難い幸せ。(^^)

東大阪の工場訪問

Yoshii9の製造を委託されている工場を訪ねて、東大阪に行って参りました。

東京の大田区と並んで、日本のモノ作りの聖地というべき東大阪ですが、やはり疲弊しています。

何が一番問題化と言って、跡継ぎが居ないのが大問題。

しかもそれは親が継がせたくないという理由なのだから、深刻さは推して知るべし。

まあ、長年下請けの立場に甘んじていて自社ブランド商品の開拓を怠ったツケが回ってきているとも言えるのですが…。



確かに生産コストという観点では中国を始めとするアジア諸国に及ばないかも知れませんが、まだまだ智恵と技術は錆び付いていません。

Webというマーケティングツールも手中にあるわけですから、プライドをもって自社ブランドを世に問う精神で向かえば活路はあるはず。

何とか良い成果を出したいと色々考えています。

ガンバ大阪、ナイスゲーム!

いやあ久し振りにサッカーの試合で興奮しました。

普段プレミアリーグ見てないので知りませんが、恐らくあんなに真っ向からマンチェスター・ユナイテッドに向かってくるチームは無いと思います。

ガンバの良さが存分に出た試合でしたね。



ヒデがやりたかったのはこんな試合だったろうな。

Jリーグも捨てたもんじゃないです。

阪神・岩田投手

日経の夕刊は面白い読み物が多くて好きなのですが、阪神タイガースの岩田稔投手の記事がありました。



彼が1型糖尿病の持病持ちであることは有名だと思いますが、それが発症したのは高校生の時だったとか。

そこで野球を断念せず関大に進学するのですが、そこでも左ひじと腰を故障。

普通に考えるとお先真っ暗ですよね。



でも彼は黙々と筋力トレーニングに励み、大学入学時に130km台後半だった球速が4年生の時には150kmを記録するほどに。

筋トレの効果が出たのですね。

岩田投手は、

1型糖尿病の子供たちに一番見てほしいのは、僕のあきらめない姿


と語ります。



プロに進んでからも、

病気になったことで規則正しい生活を送れている。無理にお酒を勧められることはないし、人より健康的に過ごせる。


と明るく話します。



人間誰もがいつも順調ではありませんし、困難な局面に直面することは必ずあります。

そこで己の不運を嘆いてうつむくか、こうやって発想を切り替えてポジティブに考えるかで大きな違いが生まれると思います。

彼のこと、ずっと応援したい気持ちになりますね。

とても勇気づけられる良い記事でした。(^^)

ゲーム業界は好調

米の年末商戦低調でも…ゲーム販売は好調



ほうほう。

他の大型消費マーケットを喰っているだけかも知れませんが、好調セクターもあるというニュースを見るとほっとしますね。

こういう状況だからこそ、プラスの材料に関心を払って建設的な思考を心掛けたいものです。

日本車メーカー、あきらめが早過ぎやしませんか?

<スズキ>世界ラリー選手権参戦を休止 富士重も検討



う〜ん、ホンダのF1撤退に続いてWRCもですか…。

確かに、英断と言う人も多いですし、実際そうなのかも知れません。



でも、でもね、寂しいです…。

世の中、経済合理性だけで成り立っている訳じゃないじゃないですか。

そこにロマンがあり、情熱があり、人が引きつけられて伝説が生まれ、やがて伝統になるわけです。

今の日本車メーカーから長年語り継がれるような物語は生まれませんよ。

そう思いませんか?

景況感と実需

いよいよビッグスリー向け救済法案審議も大詰め。

上院で否決されてしまいましたので、さすがに時間切れでしょうか…。

ウチもクルマ関連の仕事をしていますので人ごとではありませんが、クルマそのものの販売数が前年比マイナス40%では手の打ちようもありません。

業界は総じてお手上げムードです。



ただ、世の中全部が悲観的かといえばあに図らんや。

高額商品でも売れ行き好調な商品は幾らでもあります。



結局、メッキが剥がれて本当の価値が問われているのですね。

値打ちがないと思われれば、幾ら安くても財布の紐は緩めません。

己を磨く機会という意味では不況も悪くはないと思いましょうか。

不況下の恐怖心理

恐れが非論理的な決断を産む



「経済に関して大げさなまでに悲観的な人を避ける。悪い経済を煽るようなメディアを見ない・聞かない。デイトレーダーでもない限り、株式市場のサイトは見ない。準備を怠ってはいけないが、悪いことばかり重箱の隅をつつくように探って、全員防空壕へ退避しろという風になってはならない。」


全く持ってごもっとも。

「笑う門には福来たる」って真理ですもんね。



確かに今回の不景気は深刻ですが、アメリカという国は判断が速くハードランディングを厭いませんから、案外早期に底打ちをするのかも知れません。

軽はずみに雇用に手を付けるのは最悪だと皆頭では分かっているはずなのですが…。

技術オタクになり過ぎないこと

中谷先生、お言葉ですが日本のモノづくりはそれほど安泰でもないように思いますが?



はてブに上がっていた記事ですが、色々考えるところが多かったのでご紹介を。



一つは、日本のモノ作りの現場が劣化している事への警告。

現場のノウハウが海外流出している事への危惧と、グランドデザイン不在がもたらすトータルスタイル提案力の貧困さと、レイア−の上も下もダメというかなり深刻な状況。



まそれは今更の話として、本当に考えさせられたのは奥山さんの下記の指摘。

我々工業デザイナーは一般的には製品の色や形を決める職種の人だと理解されている。

しかし実際にはそれは我々の仕事のごく一部分でしかない。

我々デザイナーは素材の特性を理解しその調理法を決定する料理人のようなもので、技術は素材に過ぎない。

技術は重要ではない。

なぜなら、高級料理店でシェフに「このブリはすごく新鮮なのだ」といって何も調理していない魚をそのまま食卓に置かれたってお客は困るだけでしょう?

それと同じで技術は単なる素材でしかない。

料理人が素材の自慢をしていたって仕方がないわけで、それをどう調理するかが重要なのだ。


技術ありきで発想すると、「ウチのシステム、こんな最新技術を使ってるんだぜ」という自己満足のオンパレードに陥りがちで、ユーザー視点が抜け落ちてしまいます。

確かにiPodは大した技術を使っていないかも知れませんが、そこを否定してしまってはウォークマンの成功だって価値を見失ってしまうことになります。

結局、製品やサービスの最終品質を決定する人間の人間力がモノを言うのかも知れません。

Appleはそこをスティーブ・ジョブズがやってますものね。

(今のSONYの経営陣は最終製品評価やってるのでしょうか?)



ウチは技術に偏らずに、その技術で何がもたらされるか、に神経を使う集団で居たいと思っています。

ホンダ、F1撤退

う〜ん、非常に残念なニュースです…。

ホンダのスポーティなイメージは少なからずレース活動からもたらされていたと思いますので、イメージダウンに繋がる恐れがあります。

反面、今のF1があまりにクルマ業界を取り巻く環境から逸脱した「F1の為だけのF1」になってしまっているという問題もあり、巨額の資金を投入する意味があるのか疑問にも思えます。



個人的には残念、の一言です。

人は城、人は石垣

武田信玄ではありませんが、ウチみたいな会社は人しかリソースがありません。

良い人材が力を発揮してくれるかどうかが分かれ目です。

つくづく痛感するのが、人も草木と同じで手を掛けないとしおれてしまうこと。

マメに手入れをすればキレイな花を咲かせます。

手を抜いてはいけませんね…。