投稿者 岡野 幹生 日時
海部 美知さんの「
パラダイス鎖国」を読みました。
世界第二の経済大国という大きな国内マーケットを持つが故にグローバル化に遅れを取りがちな日本経済に、”ゆっくりとした変革”を提言する良書です。
毎年夏に帰るごとに、「日本はどんどん住みやすくなっていくな…」とぼんやり思っていたが、今年の夏は決定的に、「日本はもう住みやすくなりすぎて、日本だけで閉じた生活でいいと思うようになってしまった」、つまり誰からも強制されない、「パラダイス的新鎖国時代」になってしまったように感じたのだった。
とありますが、今の若者の海外への無関心な態度もこういう雰囲気がもたらしているんでしょうね。
確かに内向きなままで暮らして行ければそれに越したことはないのかも知れませんが、実際問題我々の日常生活は否応なく世界経済の中に組み込まれており、それは昨今のガソリンの値上がりや食の危機問題に例を見るまでもなく明らかです。
軽々と国境を越える企業や個人と、国内だけにしがみつく企業・個人の間に格差が広がるのは当然です。
昨今は、性急なグローバル化が日本の伝統まで破壊してしまう事に大きな警鐘を訴える意見が多く見受けられます。
確かにいきなり大規模な移民受け入れ策などを導入すれば、日本の良さが消えることになる危険性も孕みます。
筆者は、ゆるやかに多様性を身に付けようよ、と現実的な提案をしています。
人とは違う価値観を持つ”プチ変人”の存在を認め、転職や起業といった人材の流動性を促進し、Webで自分の意見を表明して議論に加わる。
既存の価値観を守る人は、それはそれで良い、という柔軟な態度が心地よいですね。
投稿者 岡野 幹生 日時
今日から、おちゃのこネットの新規アカウント登録完了メールをHTMLに変更してみました。
最初に当社から送られるモノがこのアカウント登録メールだと思いますので、おもてなしの気持ちを込めさせて頂いたつもりです。
”気の利いたサービス”を目指したいですね。
投稿者 岡野 幹生 日時
●
電力コストに悩まされる国内データセンター、省電力サーバが今後のトレンドに
たまたま上記の記事がありましたが、これ本当に大問題です。
地球環境とかエコとかいう話題じゃなく、ウチが借りているデータセンターにサーバーを設置する時、最初にボトルネックになったのは電力消費量でした。
つまり、本来40U(1Uサイズのサーバーが40台設置出来るスペース)を1ラックに設置できるはずなのに、実際はサーバーの電力消費量が1ラック契約の上限に達して30U分しか設置できない、と営業担当に言われました。
え、そうなの?、と初めて聞いた時は驚きました。
データセンターの契約なんて場所借りなので、同一のラック費用で設置できるマシン台数が違ってくると事業計画に響くくらいの大きな要素なんですよね。
Xeon(インテルのサーバー用CPU)の消費電力が大きすぎるのが問題なのかも知れませんが…。
で、最近のサーバー調達は上記の記事にあるように本当に消費電力を重視して機器をチョイスしています。
ウチが借りているデータセンターは結構な勢いでスペースが埋まっていくので、全国で同様に電力消費が伸びているんだなあとちょっと怖い気がしました。
Googleが自前で発電所を作るなんて話が納得できるこの頃です。(^^)
投稿者 岡野 幹生 日時
投稿者 岡野 幹生 日時
皆さん、昨日の「失敗事例データベース」ご覧になりましたか?
結構生々しい話が多くて、新聞や雑誌の記事を読んでいるのとは違う刺激がありますよね。
幾つかの事例に目を通していて、ウチの商売に活用できそうなネタを見つけました。
それは、中古品の取り扱い拡大。
珍しい話では無いのですが、皆面倒がって意外と力を入れていない分野なんですよね。
上手くやれば利益率も取れますし、簡単には他社の追従を許さない仕組みを作って独自の収益源に育てようと思います。
商売は、こうやって工夫するのが楽しいですね。
成果が出る事を期待しています。
投稿者 岡野 幹生 日時
●
ベンチャー経営の「失敗談」データベース、経産省が公開 リアルな声、足で稼ぐ
ここで紹介されている事例データベースは、失敗の紹介だけでなく、危機的な状況から立ち直ったケースが多いので参考になります。
失敗例だけ見てるとこちらも暗鬱な気分になってきますからね。
問題は、大部分の中小零細企業はまず売上の数字が作れなくて困っているので、そもそもこの事例データベースが役に立つレベルに到達することが難しいという点なのですが…。
投稿者 岡野 幹生 日時
今日はカーナビの用事で長野に出張です。
春先の信州は空気が澄んでいて気持ちいいですね。
各地のステーションさん巡りは私の大好きな仕事です。(笑)
今はPanasonicのナビを使っているのですが、正直使い勝手がイマイチ…。
個人的にはアイシン精機製のナビが一番使いやすいと思います。
市販モデルだとイクリプス製(ナビエンジンはアイシン精機のOEM)ということになります。
099シリーズ時代のDVDナビとしてはアルパイン製が絶品だったのですが、自社エンジンに切り替えてから機能が落ちてしまいました。
スペック表で○×付けると各社横並びに見えるのですが、実際に実機を使い比べると結構差があるのです。
(ショッピングカートも同じですね。)
無事に用件は片付きましたので、明日は名古屋に何件か立ち寄りして帰る予定です。
投稿者 岡野 幹生 日時
現在サーバー環境の改善を最優先しておりますので、おちゃのこネットの細かな機能改善をしばらく棚上げにさせて頂いております。
何分少ない人数で開発・運営をしておりますので、一度に沢山の課題に手を付けられないことご理解いただけると幸いです。
おちゃのこネット本体にも多々改善テーマは山積しているのですが、従来より改善のご要望が多いのはおちゃのこオフィスです。
初期の帳票発行ツールという位置付けから機能的に進歩を実現できておらず、大変申し訳ありません。
現在、次期Ver.2を目指して社内で仕様の検討を始めております。
以前に少しだけお伝えした倉庫+大口配送料金スキームの適用にも絡めて、使い勝手を大幅に向上させたいと思っておりますので楽しみにお待ち下さいませ。
投稿者 岡野 幹生 日時
まず、お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈りし、被災された方にお見舞い申し上げます。
地震のニュースを見る度、神戸の震災のことを思い出します。
あれからもう13年経ち徐々に記憶は風化しつつありますが、それでも小さな揺れを感じると身の毛がよだつ思いがします。
西宮のマンションで揺れを感じた時、それは”揺れ”なんて表現じゃなく、突き上げるような衝撃でした。
一瞬で目が覚め、布団を頭に被り、部屋中の家具が大音響を立てながら倒れるを感じながら、じっと静まるまで待つしかありませんでした。
表に出ると、変わり果てた瓦礫の山と薄暗い街中にガスの漏れる臭いとで非常事態だということが分かりました。
今の中国は発生からまだ二日目。
生存者の救出が第一優先ですね。
気候は比較的良い時期ですから、あきらめずに救援活動を続ければ沢山の方が救えると思います。
救援隊の活動に期待しましょう。
その後の復旧では、困ったのはまず水の確保でした。
食料は、震災発生直後を除けば救援物資を沢山頂いたお陰でそれほど困りませんでした。
神戸では道路の規制が遅れて救援物資の搬送や緊急車両の通行に大きな支障が出ましたから、まずは交通インフラの確保ですね。
これが出来ないと物資や医療チームを現場に届けることが出来ません。
恐らく初期の数字は実際よりもかなり小さいはず。
中国でも過去30年間で最悪の地震だそうですから、今報道されているよりもかなり被害は大きくなるでしょう。
出来るお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
投稿者 岡野 幹生 日時
今朝の日経朝刊の記事が面白かったです。
イタリアの映画を通じて暗鬱なイタリアの社会情勢を紹介し、日本とイタリアの共通点についても言及していました。
・ここ数年ガタ落ちの経済数値(一人当たりGDPなど)
・財政の危機的状況(共にG7最低クラスの借金財政)
・政権の短命さ(イタリアも少し前までいわゆるねじれ現象でした)
・少子高齢化の進展具合(合計特殊出生率や年齢の中央値などがほぼ同一)
共に島国/半島で、豊かな四季に彩られた食文化先進国という良い面も共通しています。
第二次大戦の三国同盟(日本・ドイツ・イタリア)というのは、相性の良い本当に絶妙の組み合わせだったのですね。
記事は、一歩先に政党のねじれ状態を解消したイタリア政界の改革進捗に要注目、という一文で締めくくられていました。
企業人が政治に期待するのは情けないですが、前途の厳しさに政治のテコ入れをあてにする気持ちも良く分かります。
さて、日本の政界は動きを見せるのか、このままジリ貧の道を歩むのか…。
投稿者 岡野 幹生 日時
●
報道資料:カロッツェリア サイバーナビ3機種を新発売
今日は関西地区のカーナビ販売店向けの新製品発表会でした。
市販向けカーナビのトップメーカーは随分前からカロッツェリア(パイオニア)なので、ここが魅力的な新商品を出してくれるかどうかでその年のカーナビの売れ行きが大きく左右されます。
ここ二・三年は期待外れが続いていたのですが、今年のモデルはかなり力の入った良いラインナップです。
正規販売商社の担当者も自信満々でした。(笑)
いわゆるコモディティ化しつつあるカーナビですが、世の中の殆どのカーオーディオショップは市販カーナビの販売で食べていますから、何とか純正ナビに対するアドバンテージを維持したいと皆が願っています。
ウチも商売替えを検討したこともあるのですが、もう少しこのマーケットで商いの研鑽を積んでみたいと今は考えています。
商材の開発、リアルを巻き込んだトータルサービスの開発、日本国内に止まらない海外市場の開拓、外部企業との連携などなど、商売は本当に奥が深いと痛感しています。
その時代時代の売れ筋商品を追い掛けるのも戦略ではあるでしょうが、苦しくても一つのマーケットを見つめ続けることで見えてくる事柄も多くあります。
こういうECの現場体験があるからこそ、おちゃのこネットというカートサービスへのフィードバックも生まれますので、良い相乗効果を今後も追い続けていきたいと思っています。
投稿者 岡野 幹生 日時
本日東京より某社さんご来社。
いつも遠方よりご足労頂いて恐縮です。
今日の話がうまく進展すれば、おちゃのこ8の重要な活性化策になるはず。
某社さんも、ショップさんも、ウチも皆がHappyになるとても良い施策なので、是非実現させたいと思っています。
宜しくお願い致します!