アンチ楽天宣言!

今日の夕刊フジに楽天が大きく取り上げられていましたね。

(やまさん、情報ありがとうございます)



あまり他人の事をとやかく言うのはお行儀が悪いのですが、誰もが認めるEC業界のトップだけに、今日は一言言っておきたいと思います。



楽天市場がスタートしたのは、1997年の5月。

スタート当初は、中小企業の救世主としての迎えられ方でした。

当時は、NEC・富士通を始めとする大手SI業者が提供する途方もない金額のパッケージソフトを使うしかネットショップを開設する手段が無かった時代です。

その額、何と数千万円!

それを、初期費用無料で月額5万円だけでショップがオープン出来るサービスが登場したのですから、こぞって歓迎されたのです。

サービス開始直後の楽天の企業姿勢も素晴らしく、ドブ板に近い営業スタイルと、IT産業には珍しく人手を掛けて顧客フォローするサポート体制が、決してコンピューターに強くない顧客に喜ばれました。

私も当時良い会社が出てきたなあ、と感心したのを覚えています。



そう、そのままの企業姿勢を貫いていれば、我々の出る幕なんて無かったのです。



いつからでしょうか。

楽天税なんて呼ばれる従量制課金制度を導入し、メールアドレスの楽天一元管理体制に移行し、楽天カードの強制利用まで制度化されてしまいました。

今の楽天ユーザーは、他に選択肢が無いから仕方なしに楽天を使い続けているだけで、決して喜んで利用しているわけではありません。

顧客に愛されない企業に未来がありますか?



おちゃのこネットは、ご支持頂いているお客様の期待を裏切らないよう、最初の志を大事にサービスを磨いていきたいと思っています。

安易に東京に移らずに神戸に居続けるのは、そんな意味もあるのです。(^^)

個人か組織か

結果を出せなかったサッカー日本代表を評して、個人か組織かなんて議論があるようですが、そんなの両方に決まってるじゃないですかね。

良いスキルを持った人材が居ないとそもそも勝負できないし、かといって先行する大企業と同じ土俵で戦ったって零細企業は勝てっこない。

ビジネスマンなら皆承知の理屈です。



オシム監督については以前に取り上げましたが、本当に就任してくれるなら最高の人選だと思います。

文字通り戦火をくぐり抜けてきた名将の英知を注入してもらいたいですね。



さて、我々はそろそろ仕事モードに切り替えますか。

W杯の行方は気になるんですが…。(^^)

静岡より

今日はカーナビの仕事で甲府・富士市に出張です。

本当は結構早い時間に出発する必要があったのですが、日本−ブラジル戦を見ていたら出遅れてしまいました。

結果は残念でしたね…。



敗因を色々考えてみたのですが、今の日本代表には、体力・技術・戦術・メンタルなど、各部分の底上げが必要ですね。

まあ、プロ野球の歴史を考えると、Jリーグが生まれてわずか13年。

こういう悔しい結果を経験として積み重ねる段階が、強化には必要なのかも知れません。



Jリーグ百年構想



この構想が私は大好きです。

全国の校庭を芝生に生まれ変わらせる。

これが出来た頃に初めて世界のトップレベルに到達できるのかも知れません。

ちなみに、写真は清水のナショナルトレーニングセンターです。

途中で寄ってみましたが、こんな施設が日本中に出来れば素晴らしい事ですよね。

全ての子供達が、怪我を気にせずに芝生の上で思いっきり走り回れたら、それはW杯に優勝するよりずっと素敵な事です。(^^)

株式市場の役割

「ウェブ進化論」でお馴染みの梅田さんが、株式市場(特に新興市場)の果たす役割について分かりやすく開設してくれています。



「日本へのメッセージ——グーグル、若者、メディア、ベンチャー精神について」(後編)



文中で、「ベンチャーがうさん臭いのは当たり前」、として、その理由を確率の低い新しい企業を発掘するための市場の持つ宿命だとしています。

企業家主導型経済とか、無から有を生み出すことを奨励したいと日本はみんな言っている一方で、新興市場はうさん臭いと言っている。これは間違いなの。この2つ(企業家主導型経済とうさん臭さ)はセットだから、こっち(企業型主導型経済)やりたいなら、これ(うさん臭さ)は飲み込む


そして、新興市場が内包している問題点として、



 ・モラルハザード:未知の技術やサービスの将来価値を計る時に、どうしても恣意性が混入する余地がある。これは経営者の責任。

 ・バブル:周囲が勝手に事業の価値を実態以上に過大評価する。これは周囲の責任。



という二つを挙げています。

で、バブルが発生した企業の経営者の立場に立った時、それが当事者にとって大きなプレッシャーになる事を次のように表現しています。

不当に株価が高くなった会社を経営するというのも、大変なことで、選択肢って2つぐらいしかなくて。中から出てくる技術とか事業をどんどんアクセラレートして、その時価総額に追いつく会社になりましょう、と一生懸命やるっていうのが、オーソドックスなんだけど、おいそれとそんなもの生み出せるわけがないから、当然、今度は株価交換だったりで、実体のある会社を買うっていう選択肢しかなくなってくる。


まさにその通り。

ライブドアしかり、他のネット企業の多くも、自社の株価の説明をするために実体のある企業をどんどん買収して目に見える価値に置き換えて行っていますよね。



多分私がずっと感じている生理的な違和感は、従来からある日本伝統の製造業的価値観の世界から抜けれていないせいなのでしょう。

アメリカで上手く機能しているこの新興市場システムに信を置けないと感じている理由は、日本の新興企業に置けるホンモノ出現確率のあまりの低さにあきれているからでもあります。

個人的には、ソフトバンク位しか新興日本企業で新しい価値を世に定着させた実績が無いと思うのです。



まず、日本の新興企業は15年掛けて自分たちの価値を証明してみせるプロセスが必要だと思います。

世間の信任を得て、それからが日本の新興市場の発掘・育成機能が効果を出すのが順番です。

そう簡単に、他国のシステムを輸入して根付くわけが無いじゃないですか。

まだまだ基礎固めの段階。

手を抜くと、安普請の家で後で泣きを見る事の怖さを日本人は学習したはずですよね。(^^)

株について

たまたま、「銭華 〜銀座ホステス株バトル〜」なんてドラマをやってました。

テーマは銀座のホステスと株です。



言うまでもなく、日本は資本主義経済に立脚した社会です。

そして、株式が仕組みの根元。

株式というシステム自体は良くできた仕組みだと思うのです。

人間の欲望を上手く吸い上げて、社会に貫流させるための「神の手」。



ただ、私個人はどうしても短期のさや取りに堕した昨今の風潮は生理的に受け付けません。

本来は、リスクを分散して成長すべき企業を応援する社会システムだったはず。

でもデイトレーダーは短期利益だけが目的で、企業の中身には興味がありません。

そして求められるのは利益成長のロードマップのみ。

そんな意味のないプレッシャーに無理に応えるためにどれだけの企業がバランスを崩し、優先順位を間違ってきたか。



IPO流行の今だからこそ、そんなトレンドに背を向ける行き方があっても良いと思います。

中身のある着実な成長を第一義に考えていきたいです。



知り合いの会社が上場したというニュースを聞いて、ちょっと書いてみました。(^^)

企業が存続し続けるために

livedoorオークション一時閉鎖へ



かなり初期からlivedoorのBLOGを使っています。

子供の日記を付けているのですが、もうかれこれ三年目。

積み重ねたコンテンツは結構な量になり、思い入れも出てきています。

例の騒動の時、最も恐れたのはサービスが無くなってしまうことでした。



ネットの世界はスピードが速いと良く言われます。

確かに事実ですが、世間のスピードは大して変わっていないと思うのです。

ネット業界の中で勝手に縄張り争いをしているだけなのではないでしょうか。

で、上手く行かないと、すぐにサービスやめちゃう。

残されたユーザーは?



昔先輩に言われました。

「いっとき良いだけなら誰にでも出来る。どれだけ長期間に渡って結果を残せるかが大事だ。」と。

すぐに無くなるサービスはやはりニセモノなのですよね。



では、企業が存続するための、最も重要なポイントは?

それは、「愛されているかどうか」じゃないでしょうか。



愛されていても、商売が下手な会社は潰れます。

でも、商売が上手なだけで愛されていない会社はどうでしょうか。

やはり10年後には残っていないのでは、と思います。



我々の会社が愛されているかどうか、それは分かりませんが、少なくとも私の中にあるプライドと恥の範疇を超えた運営はしていないつもりです。

せっかく侍の国に生まれたのですから、志の高さを忘れたくないものです。(^^)

マイミクさんとご対面

今日、初めて面識のないマイミクさんと打ち合わせをしました。

京都で大学卒業と同時に起業した若い社長さんです。



三日前まで全く知らなかった人が目の前にいる不思議!

ネットの醍醐味かも知れませんね。(^^)

引いてちゃ勝てない!

ええ〜、初戦負けちゃいましたね…。



日本は、格上相手にも、格下相手にも、善戦するチームと言われます。

つまり、相手に合わせちゃうんですね。

日本の良さは、各上相手に攻められて凌ぎながらパスを繋いで攻める時に現れます。

まだまだ守って勝てる地力は無いんですよ。



相手に絶対に勝てるのは走力だったはず。

楽しちゃダメですよね、何事も…。

時間の持つ重み

週末に、ふと学生時代に毎日通った中華料理屋さんに寄ってきました。

卒業してからもう18年。

まだ店があるのか不安でしたが、少し改装して綺麗になってはいましたが、健在でした。

暖簾をくぐった途端に、「あっ、岡野君やん!」と。

覚えてくれていたんですね〜。

嬉しかったです!



で、村上ファンド。

今日ついに逮捕されちゃいました。

村上ファンドは、1999年設立です。

つまり出来て7年の会社。

片や中華料理屋さんは、開業35年だそうです。

実は日本の会社で、設立から10年後に生き残っている会社はわずか3%ってご存じでしたか?

それだけ、歳月を重ねて生き残る事は難しい事なのです。



いっとき調子が良い人は沢山居ます。

特に景気の良い時には。

でもニセ物は時間の流れに抗えないんですね。

馬脚を現す、ってこういう事だと思います。



株式会社コンタクトは、設立から9期目です。

派手な事に惑わされず、じっくりと地力を付けていきたいな、とそう思います。

私が田舎の生まれだからかな?(^^)