UI表現のツボ

CARZYアプリを9/2にリリースしましたが、今のところトラクションを起こすことに苦労しています。そもそも狭い趣味のマーケット向けサービスですからいきなり爆発することは期待していませんでしたが、それでも反応が少なくて寂しい。ま、立ち上がりはこんなもん、という話もありますけど。

私はやはり最初は何らかの問い合わせから始まるんだろうなと思ってましたが、いきなり新規の車両出品審査申請が何台か来て驚きました。それもなかなかマニアックなクルマで。そこはちゃんと見て欲しい人に刺さったんだろうなと嬉しかったです。

その中で反省しているのは、サービスのUI表現についてです。当初はこんなもんかなと思って今のUIにしたんですが、改めて見直してみると堅い印象。このあたりの表現は世に溢れるマッチング系アプリの表現がやはりこなれています。全員の頭にあるのはFacebookのスタイルなんでしょうね。全ては”いいね”から始まる。こういう柔らかい表現を上手に取り入れたのがWantedlyなんだと思います。今までだったら”応募する”だったところを、”話を聞きに行きたい”ボタンにすることで、圧倒的に応募者の心理的ハードルを下げることに成功しました。こういうところを真似したい。

で、どう変えるか。色々考えましたが、ここも直接ユーザーさんに尋ねてみることにしました。悩んだら顧客に聞け、です。その意味でも、サービスの立ち上げ時にコアとなるターゲットユーザーを確保することは重要ですね。

マスターマインド・グループ

「思考は現実化する」の中に、”マスターマインド・グループ”という表現が出てきます。これは平たく言うと、一定以上のレベルで成功した人たちの集まり、です。このグループの中で共有される情報の質は非常に高く、得られるものは計り知れません。これをおちゃのこネットのユーザーの中で作りませんか、と提案されました。いいですね。そこで共有された情報は、可能な限り他のユーザーにもシェアしたいと思います。その情報を活かせる人はごく少数なのですが、それでも響く人には響くと信じたいですものね。

クラシックカー保険

Chubbクラシックカー保険

私が知る限り、世界で唯一のクラシックカー保険がこちらです。まあ、そもそも限られたニッチ向けのマーケットなんですが、クラシックカーの場合は毎日乗るクルマではないからフルタイムカバーの保険に割高感があるところに問題があります。スポットでイベントに参加する時だけ、もしくは単月で加入したいというニーズはあると思います。しかし保険会社側が対応できていない。結局のところ数が集まらないから商品開発もされないというジレンマなのですが、そこをCARZYで何とかしたいなと。

数さえ集まれば、他にも陸送や修理ネットワークやイベント企画など、できる事は沢山あるのです。専門化されたサービスならではのおもてなしを考えていきたいと思っていますので、ご期待ください!

iPhone Xs Max登場

事前リークが浸透してきてもう大したサプライズはないと分かっていながら、それでも気になるAppleの新製品発表会。ブランドパワーはまだまだ衰えていませんね。2018年モデルはiPhone Xの大型版。GalaxyNoteが登場した時は「こんなデカいスマホ誰が使うねん」と思ったものですが、今となっては慧眼でした。使っているとスクリーンサイズは大きいに越したことがないとよくわかります。片手で操作ができるか、ポケットに入るか、という大きさの制約もないことはないのですが、それよりも使い勝手の良さが上回ります。

個人的にはApple Watchの便利さがすっかり身に付いてしまったので、シリーズ4も買おうと思います。Suicaが使える場所がもっと増えてくれるといいのですが、これも時間の問題。未だにタクシーで使えない関西の後進性が嫌になりますが、そうやって業界の対応が遅れているといきなりUberが参入してきたりして、黒船襲来とオロオロするのが目に見えてます。変化できない企業は勝手に沈没すればいいんですよ。

しかしスマホも通常進化のペースが安定軌道に入ってしまい、目新しいことがありませんね。ウェアラブルデバイスもウォッチが定着しつつあるだけで、一時もてはやされたGoogle Glassもヒットしません。音声応答のAlexaがボチボチ売れている程度で、IT業界の提案に勢いが感じられません。やっぱりSteve Jobsみたいな強烈なビジョナリーがリードしてくれないと新しいインパクトのあるものってなかなか出てこないんでしょうか。今の顔触れを見ているとそこを一番期待できるのはAmazonなのですが、あそこも体質が少々ブラックなところが気になります。その意味では今求められているのは革新性の高いハードウェアメーカーなのかも知れません。結局のところ本当に新しい提案はハードウェアとソフトウェアの両方が揃って始めてカタチになるわけですから。実はSONYの出番なのかもしれませんが、期待するのも無理がありますかね。ビジョナリーの登場を待ちましょうか。

Facebook広告

Facebook Blueprint

CARZYのアプリを宣伝するためにFacebookに広告を出しています。これがなかなかの複雑さで、厄介です。CARZYの場合はアプリのインストールという目的が明確なので、インプレッションを上げるよりもインストール数に直結する広告設定が望ましい。色々調べるとFacebook広告の仕組みは基本的にはクリック課金とインプレッション課金の二種類。これをインストール課金にする方法があるようなのですが、もう一つよく分からない。

徹底解剖!Facebook広告とは?種類・特徴・費用・効果まとめ!

eラーニングコンテンツをぼちぼち見ながら勉強中です。

イマドキのビジネスは、コンシューマーとのリレーションをどう構築するかがテーマですから、必然的に旬のメディアとの付き合い方をマスターしなければならない。SNSは性に合わないので…、なんて言い訳している暇はないのです。ビジネスオーナーが自分の手で現場を知ること、それが一番大事。私も手探りですけど、色々試してみようと思います。

経営者に求められるのは、人格か、業績か

私は、業績だと思っています。「人間として凄く尊敬できるけど、業績はイマイチ」「人としてはダメだけど、業績はいい」どちらが有能な経営者かといえば、後者ですよね。昔の経営者は人徳経営を志向するところがあり、松下幸之助、本田宗一郎、井深大、盛田昭夫、稲盛和夫、あたりまではその流れだったと思います。しかしデジタル世紀を迎えるにあたって、そこの常識も変わってきたように思います。

スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグが人格的に褒められたものではないのは周知の事実。でも圧倒的な結果を残すことで栄誉に浴してきました。これはデジタル技術の特性にも関係があると思います。つまり、昔は一兆円企業を作ろうと思えば数十年の月日が必要でした。カタチのあるプロダクトを開発して、販売組織を作り、グローバルに規模を追うのにどうしてもそれだけの歳月が必要だったのです。それがいま、ヒットするプロダクトを作れば、非常に短期で世界を制覇することができてしまいます。Google、Facebook、Airbnb、Uber、全部そうですよね。こうなってくると、経営者として人格を磨くよりも、デジタルの特性を理解して適正なビジネスモデルを組み立て、マーケティングプランを実行できる有能さの方が大事になってくる。これは善悪ではなく、必然です。

日本ではまだここのデジタルのエコシステムがアメリカレベルには機能していないので、大成功した先例が少ないのです。メルカリが先鞭をつけてはくれていますが、まだ物足りない。サイバーエージェントや楽天は日本というローカル市場から出れていない。本当の意味でグローバルマーケットで評価される日本企業が不足しているのです。これがもっと沢山出現してくれば、日本にもシリコンバレー的なベンチャーを目指す若者経営層とそれを育成するエコシステムが整備されていくと思います。そのためには、誰かが先行事例を作らねばなりません。日本というある意味恵まれた小さなマーケットの成功に満足せず、本気で世界を目指す志が必要です。どこまできるか、私も挑戦してみたいのです。

AmazonPayがお使い頂けるようになりました!

Amazon Payのご案内

9/3(月)から、おちゃのこネットでAmazon Payがお使い頂けるようになりました! 先行して8月から申し込みだけ受け付けておりましたが、反響の大きさに皆さんの期待を感じます。やはりECの世界ではAmazonの存在感は別格。ネットショッピングする人でAmazonのアカウントを持っていない人はいないでしょうから、決済で自分のAmazonアカウントが使えるのはこの上なく便利ですね。

ショッピングモールと比較した場合、単体のショッピングカートサービスには致命的な弱点があります。それは集客導線の弱さとアドレス・決済情報入力の手間。集客導線は販売手数料とセットなので、手数料のかからない単体のショッピングカートサービスには裏返しのメリットがあるのですが、購入者/配送先アドレスと決済方法の入力だけはどうしようもないウィークポイントでした。それが普段からよく使っているAmazonのアカウントを使えるのであれば、普段はモールでしか買い物をしない層に対しても訴求できるので専門ショップとしては大きなメリットになるはずです。

Amazon Payの提供には諸条件がAmazon側から指定されており、注意が必要です。

・法人アカウントのみに限定:今のところ個人事業者は利用不可になっています。これはAmazon側の制約です。
・全体https対応必須:ショップをSSL対応にしておかないと、Amazon Payの設定ができません。これはChromeの警告表示の問題もありますので、対応はいまやネットショップの常識です。

実はこういうよく使われているモールアカウントを決済に使うパターンは、楽天ペイ・Yahoo!ウォレット決済もご用意があり、それぞれそれなりの数のご利用があるのですが、やはり今回のAmazon Payが反響としては圧倒的です。存在感の差は如何ともし難いですね。モールとしてのAmazonマーケットプレイスは、あまりいい評判を聞きませんが、外部のショッピングカートサービスでAmazon Payを使うというのは良いとこ取りの賢い選択なのではないでしょうか。

「おちゃのこサークル福岡」開催しました!

おちゃのこサークル福岡

3月からスタートした「おちゃのこサークル」も福岡で4回目。これで当初予定していた全国の開催地を一巡したことになります。そもそもは、大規模なセミナーではできない濃密な交流の場をご用意したいという主旨で始めたのですが、一定の効果はあったと思います。当日ご参加頂いた方のお店を個別にご紹介して、それぞれのお店の状況に応じたアドバイスをその場でパネラーさん含めて指摘し合ったり、それが後日の勉強会に繋がったり。ただ、参加人数があまり増えなかったのが誤算でしたね。例え3,000円でも有料なのが集客的にはハードルなのでしょうか。

なので、今後の展開については、いったん考え直して内容を組み立てようと思います。100人規模のセミナーとの組み合わせでもいいのかもしれませんし、ワールドカフェ風のワークショップスタイルの方が参加者の満足度があがるのかもしれません。ただ、二カ月に一度の開催ペースだけはキープしたいと思います。貴重なリアルでの触れ合い、出会いの場ですから、そこは大切にしていきます。

個人的にはいつもながら打ち上げの席が一番楽しいので、これを多くの方でシェアできないのがもったいない。実は各会場にずっとお越しの皆勤賞ショップさんが複数あられたりして、勉強熱心な方は違います。成果は黙って出るものではないのです。

今回は長崎の髪風船の内野さんのお話しが本当に面白かったです。
物販の数字ではなく、顧客数にフォーカスしなさい

活きた顧客リストの数が増えれば、必ずその数に応じて売上は伸びる

メルマガを出すことを恐れてはダメ。配信停止の手段は用意してあるのだから、頻度は高くても何の問題もない。最低、週に一回。できれば毎日配信しなさい

コンテンツは、過去のものを使い回しでOK。毎回オリジナルなコンテンツなんて書けない。タイトルと順番を変えて、少し手入れするだけで充分使える

BLOGを書きなさい。そこがコンテンツ作成の原点であり、集積場。これをメルマガやキャンペーンで再利用する

一番効果が出やすいのはLINE
こういうお話しを生で聞けるのは、そして個別に質問できるのは本当に価値のある機会なのです。ぜひ活かして頂きたいものです。

ではみなさん、次回は神戸でお目に掛かりましょう!

余命三年

と診断されたら、あなたならどうしますか?

実際に、私の親しい先輩に膵臓ガンが見つかりました。超早期発見なので余命診断などは無縁の話なのですが、仮にそうだとしてどうするかという話になったのです。

その先輩は、「やっぱり仕事するなぁ」と仰いました。それを聞いた別の先輩は、「俺は考えられん。余命三年なら目一杯遊び倒すぞ」と。あなたはどちらでしょうか?

私は、仕事派です。確かに家族との時間も大事にするし遊びもしたいですが、それでもやっぱり仕事が第一。何故なら、それ以上に楽しいこと、やるべきことが見当たらないからです。逆に言えば、余命三年と言われてそれならやらないよということを、今やっていてはダメなんじゃないでしょうか。それは人生の時間の使い方を間違っていると思うのです。

自分が目指すもの、登る山の頂きを定めて、そのために最優先のことから手を付ける。人生の持ち時間は有限であることに今一度思いを向けたほうがいいんじゃないでしょうか。

そんなことを、最近のセミナーでお伝えしました。大きな災害がある度に、こういうことを考えます。たまに自分の生き方を振り返ること、大事なことだと思います。

災害対応

台風21号、思っていたより強烈で各地で大変な被害を引き起こしました。皆さん、ご無事でいらっしゃいましたでしょうか。

私は仕事のアポが入っていたので台風で電車が停まらないうちに、と思い朝から東京に移動。それでも在来線がちょうど運航停止する直前で、東京行きの新幹線は新大阪からの出発が10分ほど遅れ、途中で何度も強風を警戒しながらいつもより倍ほどの時間をかけて新横浜まで到着しました。そこでまた強風のために停まってしまったので、在来線で品川まで移動。ここまで5時間。

この間に芦屋の家族から連絡が入り、台風による高潮で街中が浸水し、自宅の周辺も完全に水没しているとのこと。停電して情報も入りにくい中で私も不在、どれだけ心細かったかと申し訳ない思いでした。9/4(火)15時の段階で自宅前のバス道が完全に水没。満潮が17時過ぎだったのでこれはアウトかと覚悟しましたが、台風が通過すると共に水位が下がり始め、なんとか自宅の浸水は免れました。やれやれ。それでもご近所は相当な浸水被害が発生していますから、皆さまには心よりお見舞い申し上げます。まずはご家族の無事の確保が第一。まだ我が家も停電したままですので、少しでも早い復旧と日常生活の回復が望まれます。関係各位の不眠のご努力に敬意を表します。ありがとうございます。

正直なところ、事前に台風21号対応で私鉄各社が運休見通しを発表していたり、企業の業務縮小アナウンスを大袈裟に感じていました。過剰コンプライアンスなのではないかと思ったりもしたのですが、実際にこうなってみるとまったく妥当な判断で、私の見通しの甘さを恥じるばかりです。先日来の水害といい、どうも自然災害の規模が従来の常識を上回ってきつつありますね。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。判断基準をバージョンアップする必要性がありそうです。

企業としてできる対応としては、やはりリモートワークの導入がまずありますね。災害が予想される時には、極力出社を避けて自宅から対応する。もう流行だとかエンジニアの採用対策だとかのレベルを超えて、全ての企業で危機対応のファーストステップとして認識されるべきです。まあこれも社員が自宅で被災してしまってはお手上げなので、居住エリアや国が分散していることが望ましいんですがね。

電気・ガス・水道・通信、のライフラインのうち、実は一番影響が大きいのは通信なのかも知れません。お互いの安否確認を始めとする連絡がつかないと、どう行動すべきかの判断ができません。繋がっていることの大事さを改めて感じました。スマホが通じること、充電環境を確保すること。でもねぇ、通信環境はキャリアに依存するから個人としてできることは限られるんですよね。予備の契約を持っておくというのも非現実的だし…。格安スマホはどうだったんだろうか。Twitterで検索してみましたが、案の定繋がりにくいという書き込みがあります。大手キャリアの安心感はこういう非常時に活きてきそうです。日本に暮らす以上は災害との付き合い方は考えておく必要があります。自分の身は自分で守らないと。

セミナーの講師体験

おちゃのこネットのお客さまに依頼されて、初めて他社のセミナーで講師をしてきました。自社イベントでは司会や挨拶などをいつもしていますし、CARZYのイベントや普段の朝礼などでも人前で話すことは多いので特別な緊張はしませんが、それでもおカネを払って参加されるセミナーで講師をするというのは気を遣います。しかも今回のセミナの参加費は結構高いんです。なので、参加者さんはどんな方で、何を求めてセミナーに来られるのか、どんな話が訴求するんだろう、私がいま伝えたいことはなんだろう、と頭を悩ませました。スライドが完成したのはセミナーの直前。スライドの中身そのものはシンプルに要点だけ示すに留め、その場のノリで殆どアドリブで一時間ほどお話しをさせて頂きました。

私が伝えたかったことは、多分お分かり頂けたと思います。問題は、で、どうするか。世に自己啓発セミナーの類は山ほどありますが、どんなセミナーに参加してもその場はテンション上がるんです。でも二、三日経つと熱気も失せ、元の日常に戻る。その繰り返しです。本当の意味で自分のスイッチを入れることができる人は少ないのです。人が一人前になる三つの大きな経験というものがあるのは、その意味なのです。

恵まれない身の上に生まれついたことを嘆く人がいます。気持ちは分かりますが、逆境を克服して成功した人も多い。ある意味、自分を鍛えてくれる環境に身を置けたことはラッキーでもあるのです。成果を出した人には、頑張らなければならない理由がある。私にも理由があります。だからこそ、大きな目標に向かって前に進みたいのです。ご来場頂いた方にとっての小さなキッカケになれば嬉しいです。

CARZYリリースしました!

CARZY.net

2018年9月2日、記念すべきCARZYのリリース日です! お披露目の場に選んだのは、「関西トリコローレ2018 with CARZY Live ! KOB」。当日は120台ほどのエントリーを頂き、神戸の六甲山は森林植物園にお集まり頂きました。心配したお天気も驚くような快晴で、新しいサービスの船出を祝福してくれているかのようです。

CARZYは”コレクタブルカーの個人間売買サービス”です。これは従来のクルマ業界の不透明な商習慣を、少しでもガラス張りで透明性の高い合理的なものにしたいという思いで始めました。メルカリに代表される個人間売買のトレンドは今後も続くはず。最低限の運用手数料で、今までの対面型の販売ではなし得なかったオンラインプラットフォームをご提供したい。それは日本だけにとどまらず、広く世界に繋がる架け橋になれるはずです。クルマ好きのニーズは共通なのですから。

それは、組織から個人へ、実用性から趣味性へ、という二つの大きなトレンドを追う意味も含んでいます。世界が成熟していくということは、そういうことなのだと私は理解しています。

私たちの提案がマーケットに受け入れられるかは分かりませんが、信じる道を真っ直ぐ進みたいと思っています。どうぞ皆さん、サービスを一度ご覧になってみてください!

CARZYリリースへ!

今週末のイベント「関西トリコローレ 2018 with CARZY Live! KOBE」でのお披露目に向けて、本日CARZYアプリを無事にAppStoreに送り出しました。やきもきしましたが、無事にAppleの審査も通りましたので安心して日曜日を迎えられます。

振り返ると、ここまで丁度一年です。私の頭の中にだけあったアイデアが、こうして短い期間にカタチになったことをとても嬉しく思うと共に、実現に向けて努力してくれた全てのスタッフと関係者、そして誰よりも最初に大切なおクルマを出品してくださったお客さまに深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

さて、これがゴールではなく、ここからが本番。マーケットが私たちの提案を受け入れてくれるのか、ドキドキしながら審判を待ちます。夢は限りなく大きく膨らみます。でっかく育てるぞ!

値付けこそ経営

と言ったのは稲盛さんでした。最後の最後に悩んでいます。新サービス「CARZY」の料金体系について。初期費用と年会費の取り扱いをどうするか。ウチの費用構造と収益の取りどころ、更にはサービスのブランディングなど、考慮すべき要素は多いのですが、ここを間違えるとせっかくのサービスが台無しになってしまう怖さがあります。

何が正解なのかは蓋を開けてみないと分からないのですが、自分なりに合理的な根拠を見つけて決めました。さあ、これで後はマーケットの反応を見るだけです。今週末、9/2(日)の「関西トリコローレ 2018 with CARZY Live! KOBE」にてお披露目させて頂きますのでお楽しみに!

Monterey Car Weekという非日常体験

先週丸々、サンフランシスコの南のモントレーにクルマイベントの視察に行っていました。今回はCARZYの開発スタッフを連れて行きましたのでなかなか大掛かりなツアーでしたが、その価値はあったと思います。ただクルマのイベントを見に遊びに行ったわけではなく、準備中のCARZYの開発チームに世界最高峰の世界を体験させ、その世界観に触れさせてあげたかったのです。それだけの価値のあるMonterey Car Weekのイベントの数々を下記でご紹介しておきましょう。

Automobilia Monterey Expo
これはクルマグッズの販売中心のイベントです。一週間にわたるクルマイベントの幕開けは、掘り出し物を探すフリマ的な楽しみからスタート。一緒にモントレーに行った知人は、ここでポスターを探すのが無上の楽しみなのだそうです。他にも様々なグッズが展示されていまして、例えばランボルギーニがトラクターを作っていた頃のエンブレムとか、フェラーリの初期のベッコウでできたキーとか、各自動車メーカーのエンブレムを型取ったモザイクのプレートとか、興味ない人にはガラクタにしか見えないグッズを夢中になって手に取る大人が集まって凄い熱気です。ある意味、クルマ好きもオタク体質なんですねw

Pebble Beach Tour d'Elegance

日曜日のコンクールに先立って、出展車両がゲートから一斉にパレードに出かけます。陳列して動かないクルマはいつでも見れますが、実際にエンジンが掛かって動いている名車達を見れるのはこのタイミングだけ。だからウォッチポイントには早くから観客が陣取って、ベストポジションを確保しています。EVにはない、ガソリンエンジンの響きがとにかく心地いい! これはメディアで記事を見ているだけでは絶対に感じる事のない、現地だけの贅沢なのです。ペブルビーチで感じるのは、着飾った女性達の晴れがましい姿です。クルマの趣味って男中心になりがちなんですが、奥さんや娘さんたちが思い思いの衣装に身を包み、舞台女優になりきっています。こういう場って、日本にはなかなかないんですよね。羽根飾りの付いた帽子なんて、着ていくところあります?w

The Quail,A Motorsports Gathering
クエール・ロッジでのモータースポーツ・ギャザリングは近年最もチケットが入手しづらいイベントです。なんとお値段が$600もするのに、販売開始から5分で完売してしまいます! 今回はウチはメディアパスの申請が通ったので西川淳さんと一緒に無料で入場できましたが、まさにプラチナチケットなのです。元々モントレーはペブルビーチゴルフクラブでのコンクールがメインのイベントだったのですが、コンクールに出るクラシックカー以外に現代のスーパーカーが集合する各メーカーのお披露目の場になっているんですね。毎年多くの新型モデルがこのクエールを発表の場に選んでいます。今回はBMWの新型Z4のアンベールと展示が会場センターでありました。とにかく華やかなクルマたちが一杯で、こんなに多くのパガーニやブガッティなどのスーパーカーが揃うことは他では考えられません。ここにいると感覚が麻痺してしまいます。ペニンシュラグループが主催なので、お金の掛け方が違うんですね。来年も入場困難なイベントになるのは必至です。

Rolex Monterey Motorsports Reunion個人的にこのイベントが一番アメリカらしさを感じるんですが、ラグナセカという名門コースを借り切って、様々なカテゴリーの旧車たちが本気でレースを繰り広げます。戦前・戦後のクラシックカーからCan-Amカー、昔のF1カーなど、普段なら博物館に鎮座しているはずの名車がガチでバトルをしている様は圧巻です。前に行った2012年はFerrariの250GTO(一台最低10億円!)ばかりで一つのカテゴリーを構成してレースしてましたから、引っ繰り返りました。運転しているのが70代のお婆ちゃんだったりしますから、二度ビックリ。こんな貴重なクルマを飾っておくんじゃなくて、本気で走らせてやる、その心意気にアメリカの懐の深さを感じるのです。

GoodingRM Sotheby'sのオークションこの一週間の夜には各地で幾つもオークションが開催されます。今年のRMでは私の目の前で$44M、つまり約50億円のFerrariが競り落とされました。一千万円単位で値が上がっていくさまは異次元ワールドです。今年の会場の入りは凄く、熱気で息苦しいほどでした。

Pebble Beach Concours d'Eleganceウィークの最後を飾るのが、ショーの花であるコンクールです。全米オープンが開催される世界トップの名門ゴルフクラブの、こともあろうに18番ホールにクルマを並べてしまいます。これは日本ではあり得ない発想。これがカルチャーというものなのでしょうね。これができるのは、実はカリフォルニアの気候という要素もありますから、日本で同様のイベントを開くのはなかなか難しいんですよね。

他にも沢山のクルマイベントに包まれた熱狂の一週間。こんな世界があるのだということをもっと多くの人に知ってほしい。そして、EVや自動運転車にはない、クルマを愛でる文化の愉しさを味わって頂きたい。そう思っています。確かに21世紀後半にはガソリンエンジン車は絶滅するかもしれませんが、それでも人が趣味で楽しむ対象としての乗り物や機械は永遠になくならないと思っています。それは人生を彩るための欠かせない舞台装置だから。生きる目的がどんどんエンターテインメント化していく流れの中で、人を楽しませるためのお手伝いをしていきたい。そう考えています。また来年、モントレーでお目に掛かりましょう!