CARZYが目指すもの

トヨタの豊田章男社長は言いました。「愛と付く工業製品はクルマくらいですよね」と。そう。家電やスマホに愛という言葉はあまり使いませんよね。でも自分の愛車をそれこそ子どものように愛でるクルマ好きは沢山います。それだけクルマというのは思い入れの持てる、愛着の湧く存在なのです。

いま、100年ぶりにクルマ環境が激変しつつあります。移動の手段としての社会インフラの側面が強くなり、自動運転やシェアリングサービスなど、どんどんクルマがコモディティ化していきます。それは社会の要望に応える道ですから、否定はしません。しかし、一定数のクルマに愛を求める層の気持ちは置いてきぼりなのです。CARZYはCar Crazyのために、思い入れを持てるカーライフの充実に貢献したいと考えています。

私たちはそのために、コレクタブルカーの個人間売買サービスをご提供しようと考えました。対象をコレクタブルカーに絞ったのは、愛着を持てる対象としてのクルマにフォーカスしたいからです。ミニバンや軽に存在価値がないとは言いませんが、次世代に残す価値のある趣味性の高いクルマとしては対象にしない。クラシックカー、スポーツカー、希少車、そういった愛すべきクルマ達をまずは専門に取り扱いたいのです。

個人間売買サービスというコンセプトは、現状の中古車業界について恐らく多くの人が感じている問題点を解決するための手段として考案しました。ネットというディープインパクトがもたらされて早20年が経ちますが、いまだにクルマ業界は古い体質を抱えたままです。沢山の分野で情報の非対称性が解消されつつあり、数多のマーケットプレイスが市場の歪みを補正してくれています。いまやネットで消費者が必要な情報を入手できて当たり前。なのに、中古車に関してはあまりに仕組みが古いのです。それは趣味車の分野において顕著。クラシックカーに興味はあっても入っていけない。難しそう、だまされそう、なんだか怖い。そんな印象を一般のクルマファンは拭いきれず、派手なパレードを遠巻きに眺めているだけだったのです。

何が原因か。私たちは、透明性の高いマーケットが整備されていないことに原因があると考えました。コンセプトのイメージは明確。「趣味車の分野におけるメルカリ」です。売り手と買い手が直接つながる、オープンで透明性の高い現代的な取引市場が求められているのではないでしょうか。これは中間業者の中抜きと考えられるかもしれません。確かにその側面は否めませんが、それ以上に公明正大なマーケットの創出は新しい大きなユーザー層の創出につながると信じてもいます。多少の摩擦があったとしても、結局は業界全員の幸せに結びつく。それは歴史が証明する真理だと思います。

いま、少しずつ準備を進めています。最初に公的な場所でお披露目させて頂くのは、5/13(日)の北野天満宮でのイベントです。CARZY The Sports Car Heritage Gathering 2018 KYOTOでお目にかかりましょう!

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