人のタイプ

人にはそれぞれタイプがあります。ゼロからイチを生み出すのが得意な人、イチを100にする人、100のままキープする人、マイナス100をゼロにする人。あなたはどのタイプでしょうか?

恐らく私は、ゼロをイチにする人。そして、イチを5くらいにはできる人だと思っています。でも100まで大きくした経験はない。これは自分には何か足りないのものがあるということなのでしょうね。自分の器を大きくして引き出しを増やす努力はします。でも自分独りで何でもできるわけではない。

一緒に冒険の旅に出て頂ける方を探しています。

ストレージサービス

あまり聞き慣れない言葉ですが、クルマの預かり保管サービスというものがあります。実は中国は国策で中古車の輸入が禁止されているので、クラシックカーのコレクターは自分のクルマを手元に置くことができません。彼らは日本やアメリカ・ヨーロッパにクルマを預けて、休みを取っては訪れて存分にドライブする、サーキットにクルマを持ち込む、そんな遊び方をしているのです。ま、典型的な富裕層のライフスタイルですね。

日本は実はサーキット大国。鈴鹿、富士以外にも沢山のサーキットが存在し、充実度は世界有数です。高速道路の速度規制も建前はともかく運用幅が緩いので、実態は海外よりも飛ばせたりします。舗装のクオリティは恐らく世界トップでしょうから、インバウンドでクルマを愉しむ需要に対しては受け皿として整っていると言えますね。

ガソリンエンジン車がいつまで市中走行を許されるのか分かりませんが、このアナログで官能的な味わいはモーターでは再現できない代物です。この愉しみを知ってしまった趣味人は社会的に許される限りこの楽園から出ようとは思わないはず。その意味ではこの領域は簡単には死なないと思うのです。

人は実用性だけに基づいて生きているわけではありません。むしろ逆で、生活の中に占める趣味性の領域は、生活水準が豊かになるにつれてどんどん増えています。だって皆さんトイレットペーパーにすら香りや手触りや質感を求めていますよね。文化が成熟するということはそういうことなのだと思います。できることには限りがありますが、我々なりのやり方でCARZYはクルマ文化のさらなる発展に寄与したい。クルマ好きを笑顔にできたら最高ですね!

事業譲渡のお知らせ

本日11/21付けをもちまして、弊社の自動車パーツ販売事業を営業譲渡させて頂くことになりました。

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事業譲渡のご案内
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、株式会社コンタクトは2018年11月22日をもって事業譲渡(カーナビ、カーパーツ販売)することとなりました。
永きに渡りご愛顧を賜りましたこと心よりお礼申し上げます。
なお、弊社の事業は下記の遠藤 弘樹氏が引き継ぐこととなりますので、何卒これまでと変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
敬 具

2018年11月22日

株式会社コンタクト
代表取締役社長 岡野 幹生



事業譲渡先
遠藤 弘樹
〒594-0076 大阪府和泉市肥子町2-114
電話番号 0725-46-1182
FAX番号 0725-46-1200
メールアドレス info@contactparts.jp
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永年続けてきた事業ですので私なりに思い入れもあるのですが、遠藤さんにお任せした方がより発展できるという前向きな考えからの営業譲渡ですのでご理解を賜りたいと存じます。引き続きのご愛顧を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

私は今後、CARZYの立ち上げと、おちゃのこネットの事業拡大、この二つに注力します。おちゃのこネットは2004年からもう14年に渡る業歴がありますが、CARZYは形になったばかり。NASDAQ上場を目指して大きく育てて参ります。どうぞご期待くださいませ!

銀行の役割って?

私が就職した平成元年はバブルの絶頂期だったので、友人の多くが金融機関に就職しました。銀行にも何人かの知人がいますのであまりこういうことを書くのはよくないのですが、それでも時々感じてしまいます。「日本の銀行の役割ってなに?」と。今もとある案件があり、大手都市銀行に融資の依頼をしています。担当者は、銀行独自に融資をするのはリスクが高いので保証協会の保証を取ります、と。で、獲得してきた保証枠はこちらの希望額には満たない中途半端な金額。それじゃ役に立たないんですが…。

これ、そもそもおかしくないですか。だって、リスクを負っているのは保証協会じゃないですか。銀行は右から左に案件を繋いで利益を乗っけてるだけで、自分たちは何もリスクを冒していない。これ、子どもにでもできる仕事だと思いませんか。いわゆる付加価値を何も生み出していないんです。これで高い給料取ってる理由が分かりません。その原資はどこから出ているんでしょうか。多くの人が疑問に思わずに毎日垂れ流している振込手数料なのでしょうかね。

おカネの三大機能とは、価値の交換(決済)・価値の表明(価値の大きさを表す)・価値の貯蔵、にあります。その意味では、おカネを預かって、決済をしていればそれで金融機関としての最低限の仕事はしていることになりますが、本来の役割は信用の創造にあると思います。住宅ローン、自動車ローン、運転資金の貸与、設備投資、そしてM&A。預金者からおカネを預かって、貸し出す。そのスプレッドで利益を取る間接金融の仕組みでは大きなリスクを取れないのは当たり前ですが、それでもこれだけ世の中におカネが余っている現代ではハイリスク志向でないと仕事にならないのです。古い枠組みから脱却できずにもがいているのはどの銀行にも共通の悩みなのでしょうね。

今回のウチのニーズはM&A資金の調達なのですが、実はLBO(レバレッジド・バイ・アウト)という便利な仕組みがあります。簡単に言うと、買収先企業の資産を担保に借り入れを行うというとても都合のいいスキームなのですが、対応できる金融機関には限りがあります。独自の与信管理のノウハウと経験がモノを言うのですね。業界で有名なのは、東京スター銀行。ここはかなりのリスクを負って積極的に案件を取りにいくので有名です。実はここ、台湾資本なのですね。過去さまざまな経緯があり、今は台湾大手の中国信託商業銀行の傘下にあります。道理でね。日本の金融機関じゃこうはいかないと思いました。

これからますます直接金融、つまり株式市場を通じて資金調達する流れが加速すると思います。銀行は20世紀型の古い仕事のやり方を捨てて21世紀型の新しい仕事のスタイルを身に付ける必要があるのですが、さてどれだけの銀行がそれを実行できるでしょうか。学生さんはこのトレンドをよく見て就職を考えないと、定年までいられると思っていたら後悔しますよ。甘い時代はもう終わったのです。

ゴーン・ショック

事の真偽は分かりません。しかし、日産が揉めているということは分かります。ビジネスマンなら、結局社内で醜い権力争いが起きたのだな、ゴーンの長期政権が続いているからそろそろ足を引っ張るヤツが出てきたのだな、程度にしか思わないのではないでしょうか。大体、役員報酬を幾ら支払っているかは会社は分かっているのですから、有価証券の書議記載ってそれは会社の不手際なんじゃないのと思いますよ。高額な報酬をもらっている有名外国人社長が後ろから刺される社会なのなら、今後の日本企業の役員就任をためらう外国人経営者が増えるでしょうね。それは国益に反していると思うのですが。

私が思ういまの日本の最大の弱点は、経営トップの戦略性の弱さです。日本語の特性か文化の問題かわかりませんが、どうも日本人はシステム思考が弱い気がします。ここを補う一番手っ取り早い方策が、有能な外国人経営者をスカウトすること。その意味ではカルロス・ゴーンの採用は最大の成功例だったはずなので、それを貶めることはマイナスでしかありません。

どこまで事件性があるのかわかりませんが、私は日本村の狭い内向き志向が表れた象徴に思えて、とても残念です。21世紀を迎えても日本人のメンタルは大きくは変わっていないようですね…。

SUZUKA Sound of Engine 2018

SUZUKA Sound of Engine 2018

週末は鈴鹿サーキットでイベントに参加してきました。土曜日はBH Auctionの「Team TAISAN Auction」が開催されました。監督の千葉さんが35年に渡るレース活動を引退し、思い出の品をオークションに掛ける特別な場でした。思い入れの数々を前に想いを語る千葉さんと、縁の深いレーサー達からのビデオメッセージを見ているとこちらももらい泣きしそうになりました。この夜の一番の高値はLot No.042のF40。事前のEstimateを大きく超える1億1千万円で落札! 千葉さんもお喜びでした。

日曜日の見どころは、往年のF1マシンが前回でコースを駆け抜ける「Masters Historic Formula 1 in JAPAN」。敷居の高いF1と違って、このイベントでは普通にピットレーンの間近まで近寄って各マシンを見ることができます。目の前でドライバーがコクピットに乗り込み、エンジンを始動し、走り出していく様を息子はとても興奮して食い入るように見つめていました。こういう経験はサーキットに来ないと味わえませんからね。

このイベントの主催者がタイトルに込めた想い、それは消えていく運命にあるガソリンエンジンと旧車たちへのオマージュなのでしょう。これから発売される新車はEVが主体になり、どんどん自動運転化が進みます。既にマニュアルでクルマを運転できる人は少数派になってしまいました。それでも、このエンジンのサウンドを聴いて、何かしらの興奮を覚える人は多いはず。ただの騒音じゃないんです。肌を突き刺す甲高い金属音、内蔵まで響き渡る重低音。ただの機械のはずなのに、エンジンが発する音はまるで獣の咆哮のように人の心を揺さぶります。それは理屈じゃない、感性の世界。これだけ多くの人が惹き付けられ続けているのには理由があるのです。私は、それは時代を超えて受け継がれる人間の文化だと思っています。どういう形になるかは分かりませんが、愛するクルマ達を愛でる喜びはきっと残っていくはず。だって、人間ってアナログな生き物なのですから。

ぜひ一度、皆さんもサーキットにお越しになってみて下さい。そして感じてみてください。このエンジンのサウンドを。それはきっと皆さんの生活に潤いをもたらしてくれるはずですから。

日本が目指すべき立ち位置

毎年48万人が米国留学から帰国し、イノベーションを主導させる中国のすごみ

もし今でも日本が中国より進んでいるとお考えの方がいらしたら、すぐに改めるべきです。残念ながらもう中国に追い抜かれていますし、その差は今後開くばかりで縮まることはないでしょう。その原因が端的にこの記事に述べられています。要するに、人材の差、なのです。

日本はもともと資源のない国。明治の先人たちはそれをよく分かっていて、有能な若者を多数欧米に留学に出し、貪欲に学びました。今はどうでしょうか。留学生の数が減ったのは少子化だけが理由ではありませんよね。

戦後の高度成長期の遺産をほぼ食い尽くした今、次の世代が世界でどう戦うかの戦略的岐路に立っています。もうボリュームでアメリカ、中国、インドに勝てないのは明らか。では日本はどこで勝負すべきか。

私が思う日本のストロングポイントは次の3つ。

1.信頼性
 これは皆さん納得されるでしょう。工業製品の信頼性という他に、約束を守ることや信義を重んじるという意味の信頼性も世界で評価されているところだと思います。ここが簡単に劣化するとは思えない。恐らく国民性に帰属する強みとして今後も残ると思います。

2.要素技術
 日本の強みはディテールにあります。細部の細い作り込み、そして一つのことを地道に追求する職人魂。この伝統が生きているのが、素材や生産技術分野におけるモノ作り領域だと思います。この強みの大もとは、日本語という特殊言語にある気がしています。SVOの文脈が曖昧でも成り立ってしまう日本語の特性と四季に囲まれた環境が強みの原因なら、これも簡単には失われませんよね。
 その代わりに日本の弱みは、システム思考の弱さと、それに起因する経営能力の低さです。トップの判断の悪さをミドル以下の現場が補う構図は昭和初期から何も変わっていないと感じます。これを補う特効薬は、インド・ユダヤ・中国などから有能な経営者を連れてくることだと思います。あのマイクロソフトがこれだけ良い方に変われるんですからね。

3.センス
 これは年配の人間にはもう一つピンと来ないことかもしれませんが、日本人の若者のセンスは世界最先端です。ファッション、音楽、ゲーム、マンガ、なとなどCool Japanで売れ出せるものは多いのです。ここ、実は韓国も隠れたハイセンス国になりつつありますけどね。我々は老害にならないように慎重に注意して、若者がもっと自由に活躍できる舞台をお膳立てしてあげるべきなのです。古いシャッター商店街とか、集客に悩むくらいなら、若者に無料で開放して好きに商売させれはいいんですよ。街の活気は若者のクリエイティビティを開放することでしか取り戻せないと思っています。

私は自分が生まれたこの国が大好きです。だからこそ、この先もいい国であり続けてほしい。そのために自分にできることを精一杯やり続けます。子どもたちに遺す価値のある国だと思うから。

TechCrunch Tokyo 2018

渋谷ヒカリエで開催されたTechCrunch Tokyo 2018にCARZYのブースを出展していました。出展費用は3万円、これで二人分の入場チケットがついてくるならお得ですしね。どうせなら他がやらないことをやろうと、キャンペーンガールを置くことにしました。半分私の趣味ですw

でも狙い通りオタク気質のITイベントにキャンギャルの存在は異色で、目立っていたと思います。明らかに興味あるのに横目でチラ見するだけで通り過ぎていくギークたちが可愛かったですw

本会場ではいつもネットで見るだけの有名人が次々に登壇して、華麗なスピーチを披露します。いつか、自分もあの舞台に立てるようになろう。そう改めて決意しました。

RALLY NIPPON in California 2018

お時間があれば是非こちらをご覧ください。ラリー・ニッポンというイベントがありまして、今回が記念すべき10回目。ラリーと聞くと多くの方はパリ・ダカール・ラリーのような激しいレースをイメージされると思いますが、ラリー・ニッポンは競技性が低くてもっと緩いスタンプラリーのようなツーリングラリー。そのぶん参加者は有名観光地や景色を楽しめて、満足度が高いイベントなのです。

ラリー・ニッポンに参加する大きな意味の一つは、参加者さんとの交流。特に今回はアメリカまで愛車を船積みしてまでイベントに出場しようという方々の集まりですから、濃いメンバーさんばかりなのです。有名どころでは元日産自動車常務取締役の中村史郎さんもエントリーされており、楽しくお話しさせて頂きました。

実は今回の渡米の大きな目的は、CARZYのアメリカ側エージェントを探すこと。首尾良く引き受けて頂ける方が見つかりましたので、これから北米マーケットをCARZYに取り込むべく、仕込みをしていきます。やはり日本国内だけでプラットフォームを運営していても、面白くなりません。私もまずは国内でトラクション出してから海外展開と思っていましたが、そうではなくて、実は海外マーケットへのリンクを実現することがCARZYのトラクションを上げる最短距離な気がします。

CARZYで、アメリカの、ヨーロッパの、そして中国のCar Craziesが繋がる。そう想像するとワクワクしますね。早く実現させたいです!