トレーディングカード

東京でおちゃのこネットのユーザーさんで、トレーディングカードを扱っているお店さんとお会いしてきました。ネット販売に向いている商材なのでおちゃのこネットにも沢山のお店があるのですが、こちらがダントツの売上です。実際に対面でお話して、それだけ売れる理由が分かりました。非常にクレバーでよく分かってらっしゃる経営者さんでした。まだ二十台なんですけどね…。

私は全く触ったこともないので、どんな商品でどんなマーケット特性があるのか全く分かりませんが、今風の商材だなと感じます。マジック:ザ・ギャザリングとか遊戯王カードが有名ですけど、そもそもはタバコの販促グッズとして始まったものなのだそうで、仮面ライダーカードやプロ野球カードなんかは私が子どもの頃にもみんな必死に集めてました。人間にはこういう収集癖があるんですねー クルマの世界にもコレクターさんが存在しますけど、これって男性に特有の傾向なんでしょうか。女性でもバッグや靴をやたら集めてる人もいるから共通なのか?

新しい業界には新しいセンスの若者がいますから、彼らに学ぶものは沢山あります。新しい知識や価値観に出会うのは楽しいですね。

腰痛

朝、洗面所で軽く腰を捻ったらギックリ腰になりかけました。歩けているので大したことはないんですが、こじらせないうちにと思って整体へ。そこでやりそうな担当者に施術してもらったんですが、カミさん曰く「整体はあんまりアテにならん。レントゲン撮って診察してくれるちゃんとした形成外科に行くべき」とのこと。まあそうかな、と思いながらFacebookに軽い気持ちで投稿したら、思いがけない方から本をご紹介頂きました。

いのちの輝き
まだ全部は読んでいないんですが、とても共感できるいい本ですね。この本の主旨は、人間のからだは、体・心・魂、の三つから構成されている。そしてその三つがトータルでバランスを保っている統合された構造体だということ。つまり、腰が痛いからといって腰だけ見て治療しようと思っても、それでは本質の解決にはならないと。昔骨折した足首を庇って腰椎が歪み、神経を圧迫した結果として心臓に症状が現れる、といったことがままあるのです。

現代の西洋医学の限界を超えたところに、オステオパシー医療のもたらす価値が眠っているのかも知れません。医者にかかっても体調不良の原因がはっきりしないとお悩みの方は、この本のご一読をオススメします。

過剰コンプライアンス

具体的には書きにくいんですが、日本の現状を見ているとあちこちで過剰コンプライアンス問題が足を引っ張っているなと感じます。日本の良さは治安に象徴されるのでそこは日本の強みなのでしょうが、必要以上にトラブルを回避しようと考えてリスクを取らなさすぎる面があります。

例えば、民泊、白タク。両方共にAirbnbとUberという二大新興サービス領域なんですが、共に大騒ぎした上で法律の網をかぶせて、新しい芽を摘んでしまっています。そりゃサービス本場のアメリカにだって州単位でUber禁止のところもありますから一枚岩ではありませんが、そのぶんアグレッシヴに試す州もあるから全体としてはバランスが取れていますよね。日本はとかく安全第一で試さない。これでは新しいものが伸びるわけがない。

直近ではクルマのオートローンの取り扱いで壁に当たりました。私からすれば、買い主の与信さえ審査してくれればそれでいいじゃん、と思うのですが、クルマの保証や修理体制とかに口出ししてくる。金融庁の指導がと言いますが、消費者保護の観点は理解できるにしろ、事業会社の裁量を大きく歪めていると感じます。

中国なんて、ここを国ごとリスクを取って新しいことを試してくるから、ある意味アメリカ以上にアグレッシヴ。これで日本が勝てるわけないですよね。

私は日本が好きで、日本人としてこの国に生まれたことを誇りに思っています。それでもビジネスの世界で成果を出そうと思えば、この国の保守的な制度や体質は足枷です。

日本という守られた特殊なマーケットでサービスの根を育て、早期に海外に出る。これが日本企業にとって大切なロードマップだと思います。

問題は、日本国内でそこそこの成功を収めるとそれで満足する経営者が多いこと。問われるのは志ですよね。その意味で、ZOZOの前澤さんや孫さんは凄い。見習うべきは、スケールの大きさです。小さくまとまってる場合じゃないね。