輸入車マーケット

VW復調、5年ぶりのプラスで2位浮上…2018年度上半期輸入車販売
1位[1位]:メルセデスベンツ 3万0944台(7.1%減、4年ぶり減)
2位[3位]:フォルクスワーゲン 2万5292台(9.4%増、5年ぶり増)
3位[2位]:BMW 2万4460台(4.9%減、4年連続減)
4位[4位]:アウディ 1万3575台(2.8%減、3年連続減)
5位[5位]:BMW MINI 1万2671台(3.8%増、4年連続増)
6位[6位]:ボルボ 8725台(12.0%増、4年連続増)
7位[7位]:ジープ 5701台(13.7%増、5年連続増)
8位[8位]:プジョー 4852台(24.4%増、4年連続増)
9位[11位]:ポルシェ 3338台(11.7%増、2年ぶり増)
10位[9位]:ルノー 3331台(2.7%減、2年ぶり減)
ドイツのプレミアム御三家が揃って販売を落としているのが意外ですが、総じて輸入車マーケットは好調と言えますね。売れ筋の変化を見てみると、明らかにセダンが減ってSUVが売れています。各社ラインナップの拡充を進めていて、やたら細分化しつつありますよね。SUVなのにクーペスタイルとか、クロスオーバーとか。最近はベントレー・ロールスロイス・ランボルギーニといったハイブランドもSUVを投入していて、各社の屋台骨を支える存在になりつつあります。ポルシェのカイエン/マカンシリーズの成功が各社の背中を後押ししました。この流れを受けて、いよいよフェラーリも2021年あたりにSUVをリリースするらしいです。4枚ドアは作らないポリシーのはずでしたが、商売勘定抜きには成り立たないのかな。

私は国産車こそ先進の電装技術で世界をリードしているのかと思っていましたが、実はそこでも後追いらしく、新しい技術を採用するのは海外メーカーの方が早いのだとか。トヨタのテレマティクス技術なんて本当に古いですし、国内販売に胡座をかいていられる状態ではないはずなのに進歩のスピードが遅いですね。章男社長の危機感って大袈裟ではなく、正しい皮膚感なのかもしれません。日本が自動車産業でも勝てなくなったら、どこで勝負すればいいのでしょうか。本気でこの国の将来が心配になります。いつの世も時代を切り拓くのは若い人のパワーなんですが、そこを引き出せているとは言えませんものね。若い人に思い切って任せるか、さもなければアグレッシヴな目標を設定して組織を引っ張るか。私はドライブする道を選びます。