効率的な教育カリキュラムとは

ウチの息子はN高に通っています。角川ドワンゴ学園が運営するネット型の高校なのですが、これがなかなかいいんですよね。基本は自宅からネットで授業コンテンツにアクセスするのがこの高校の授業スタイルなんですが、ウチの息子は週三日の通学コースを選択しています。なので、学校に行くのは月水金のみ。それも9:30始まりで、学校は心斎橋のど真ん中にあるから寄り道したりして、こんな環境でちゃんと学力がついているのかと親としては心配するところもありました。ところが先日、全国高校統一模試があり、ちゃんと英国数の三教科で80点以上の成績を取ってきてるんですよね。正直安心しました。

息子曰く、「N高の授業は効率的。普通の高校の授業がヒトコマ40分なのに、N高は一つの授業コンテンツが10分。それでも先生の無駄話がなく、まとまっているから内容に集中できる。見逃しても巻き戻しできるし、分からないところは個別に質問もできる。普通の学校の授業よりよっぽど分かりやすいよ」とのこと。なるほどなあと。

だって、申し訳ないけど、その辺の普通の先生が全員面白い授業ができるわけじゃないですよね。予備校の有名講師を考えてもわかりますが、超有名講師の授業に人が集中します。その質の高い授業を選りすぐって動画コンテンツにまとめてあるわけですから、そりゃ面白いに決まってます。私は21世紀型の教育って、こういう方向を目指すべきだと思うのです。普通の先生の役割がなくなる? 本当に意味が無くなるなら、仕方ないじゃないですか。でも個別のチューター役や、モチベーションを上げるコーチとしての役割は残るはず。それでいいんじゃないですかね。

ITの技術は日進月歩で進んでいます。その恩恵を被ることができるのなら、積極的に活用すべきです。いつまでも昔のやり方に固執して新しいスタイルを取り入れないなら、そんなオールドスタイルのサービスは廃れていくばかりです。日本という国を盛り上げていくのも殺すのも、教育に掛かっています。一番改革すべきは学校なのです。回り道に見えて、これが王道だと思います。