災害対応

台風21号、思っていたより強烈で各地で大変な被害を引き起こしました。皆さん、ご無事でいらっしゃいましたでしょうか。

私は仕事のアポが入っていたので台風で電車が停まらないうちに、と思い朝から東京に移動。それでも在来線がちょうど運航停止する直前で、東京行きの新幹線は新大阪からの出発が10分ほど遅れ、途中で何度も強風を警戒しながらいつもより倍ほどの時間をかけて新横浜まで到着しました。そこでまた強風のために停まってしまったので、在来線で品川まで移動。ここまで5時間。

この間に芦屋の家族から連絡が入り、台風による高潮で街中が浸水し、自宅の周辺も完全に水没しているとのこと。停電して情報も入りにくい中で私も不在、どれだけ心細かったかと申し訳ない思いでした。9/4(火)15時の段階で自宅前のバス道が完全に水没。満潮が17時過ぎだったのでこれはアウトかと覚悟しましたが、台風が通過すると共に水位が下がり始め、なんとか自宅の浸水は免れました。やれやれ。それでもご近所は相当な浸水被害が発生していますから、皆さまには心よりお見舞い申し上げます。まずはご家族の無事の確保が第一。まだ我が家も停電したままですので、少しでも早い復旧と日常生活の回復が望まれます。関係各位の不眠のご努力に敬意を表します。ありがとうございます。

正直なところ、事前に台風21号対応で私鉄各社が運休見通しを発表していたり、企業の業務縮小アナウンスを大袈裟に感じていました。過剰コンプライアンスなのではないかと思ったりもしたのですが、実際にこうなってみるとまったく妥当な判断で、私の見通しの甘さを恥じるばかりです。先日来の水害といい、どうも自然災害の規模が従来の常識を上回ってきつつありますね。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。判断基準をバージョンアップする必要性がありそうです。

企業としてできる対応としては、やはりリモートワークの導入がまずありますね。災害が予想される時には、極力出社を避けて自宅から対応する。もう流行だとかエンジニアの採用対策だとかのレベルを超えて、全ての企業で危機対応のファーストステップとして認識されるべきです。まあこれも社員が自宅で被災してしまってはお手上げなので、居住エリアや国が分散していることが望ましいんですがね。

電気・ガス・水道・通信、のライフラインのうち、実は一番影響が大きいのは通信なのかも知れません。お互いの安否確認を始めとする連絡がつかないと、どう行動すべきかの判断ができません。繋がっていることの大事さを改めて感じました。スマホが通じること、充電環境を確保すること。でもねぇ、通信環境はキャリアに依存するから個人としてできることは限られるんですよね。予備の契約を持っておくというのも非現実的だし…。格安スマホはどうだったんだろうか。Twitterで検索してみましたが、案の定繋がりにくいという書き込みがあります。大手キャリアの安心感はこういう非常時に活きてきそうです。日本に暮らす以上は災害との付き合い方は考えておく必要があります。自分の身は自分で守らないと。

セミナーの講師体験

おちゃのこネットのお客さまに依頼されて、初めて他社のセミナーで講師をしてきました。自社イベントでは司会や挨拶などをいつもしていますし、CARZYのイベントや普段の朝礼などでも人前で話すことは多いので特別な緊張はしませんが、それでもおカネを払って参加されるセミナーで講師をするというのは気を遣います。しかも今回のセミナの参加費は結構高いんです。なので、参加者さんはどんな方で、何を求めてセミナーに来られるのか、どんな話が訴求するんだろう、私がいま伝えたいことはなんだろう、と頭を悩ませました。スライドが完成したのはセミナーの直前。スライドの中身そのものはシンプルに要点だけ示すに留め、その場のノリで殆どアドリブで一時間ほどお話しをさせて頂きました。

私が伝えたかったことは、多分お分かり頂けたと思います。問題は、で、どうするか。世に自己啓発セミナーの類は山ほどありますが、どんなセミナーに参加してもその場はテンション上がるんです。でも二、三日経つと熱気も失せ、元の日常に戻る。その繰り返しです。本当の意味で自分のスイッチを入れることができる人は少ないのです。人が一人前になる三つの大きな経験というものがあるのは、その意味なのです。

恵まれない身の上に生まれついたことを嘆く人がいます。気持ちは分かりますが、逆境を克服して成功した人も多い。ある意味、自分を鍛えてくれる環境に身を置けたことはラッキーでもあるのです。成果を出した人には、頑張らなければならない理由がある。私にも理由があります。だからこそ、大きな目標に向かって前に進みたいのです。ご来場頂いた方にとっての小さなキッカケになれば嬉しいです。

CARZYリリースしました!

CARZY.net

2018年9月2日、記念すべきCARZYのリリース日です! お披露目の場に選んだのは、「関西トリコローレ2018 with CARZY Live ! KOB」。当日は120台ほどのエントリーを頂き、神戸の六甲山は森林植物園にお集まり頂きました。心配したお天気も驚くような快晴で、新しいサービスの船出を祝福してくれているかのようです。

CARZYは”コレクタブルカーの個人間売買サービス”です。これは従来のクルマ業界の不透明な商習慣を、少しでもガラス張りで透明性の高い合理的なものにしたいという思いで始めました。メルカリに代表される個人間売買のトレンドは今後も続くはず。最低限の運用手数料で、今までの対面型の販売ではなし得なかったオンラインプラットフォームをご提供したい。それは日本だけにとどまらず、広く世界に繋がる架け橋になれるはずです。クルマ好きのニーズは共通なのですから。

それは、組織から個人へ、実用性から趣味性へ、という二つの大きなトレンドを追う意味も含んでいます。世界が成熟していくということは、そういうことなのだと私は理解しています。

私たちの提案がマーケットに受け入れられるかは分かりませんが、信じる道を真っ直ぐ進みたいと思っています。どうぞ皆さん、サービスを一度ご覧になってみてください!