ビジネスのセンターピン

元グッドウィルの折口雅博さんが、事業のセンターピンを外すな、とよく言っています。これは本当に的を射た表現で、センターピンを外しているとそのビジネスは絶対に発展しません。ではCARZYにおけるセンターピンとはなにか?

それは、信頼感と賑わい、の二つです。

メルカリと違って、扱うのが一千万円単位の高額な商品。そこの取引を妨げる心理的な障壁をどう下げるか。ここは信頼の置ける場だという印象を与えなければなりません。CARZYは西川淳さん他の著名ライターによる直接取材レポートと、エスクローサービスによって、クルマの品質と代金決済の不安を取り除こうとしています。まだ見せ方が不充分かもしれない。そこは改善していく必要があります。

もう一つ大事なのが、賑わい感。これをどう演出するか。サクラ物件が並んでいてもそんなものはすぐに見透かされますので、本当の売り物件を数集めなければならない。品質を高く保ったままで、数を集める。なかなか難易度高いですよね。これをどうクリアしていくかが当面の課題です。私は全国の有力な整備工場がキーになると思っているので、そこをネットワークしたいですね。

SNS的な機能を実装してコンテンツを増やそうかとも考えたのですが、それはあくまで傍流なので発想が間違っているのかもしれません。本筋はやはり売り物件のクルマの数そのもの。私のイメージは年間一万台規模の取引量なので、一日当たり30台換算。これだけの数が常時更新されていれば、余計なコンテンツがなくても毎日アプリを開く意味が出てきますものね。ここにフォーカスして集中突破しようと思います。

センターピンを倒しに行きます。