セミナーの講師体験

おちゃのこネットのお客さまに依頼されて、初めて他社のセミナーで講師をしてきました。自社イベントでは司会や挨拶などをいつもしていますし、CARZYのイベントや普段の朝礼などでも人前で話すことは多いので特別な緊張はしませんが、それでもおカネを払って参加されるセミナーで講師をするというのは気を遣います。しかも今回のセミナの参加費は結構高いんです。なので、参加者さんはどんな方で、何を求めてセミナーに来られるのか、どんな話が訴求するんだろう、私がいま伝えたいことはなんだろう、と頭を悩ませました。スライドが完成したのはセミナーの直前。スライドの中身そのものはシンプルに要点だけ示すに留め、その場のノリで殆どアドリブで一時間ほどお話しをさせて頂きました。

私が伝えたかったことは、多分お分かり頂けたと思います。問題は、で、どうするか。世に自己啓発セミナーの類は山ほどありますが、どんなセミナーに参加してもその場はテンション上がるんです。でも二、三日経つと熱気も失せ、元の日常に戻る。その繰り返しです。本当の意味で自分のスイッチを入れることができる人は少ないのです。人が一人前になる三つの大きな経験というものがあるのは、その意味なのです。

恵まれない身の上に生まれついたことを嘆く人がいます。気持ちは分かりますが、逆境を克服して成功した人も多い。ある意味、自分を鍛えてくれる環境に身を置けたことはラッキーでもあるのです。成果を出した人には、頑張らなければならない理由がある。私にも理由があります。だからこそ、大きな目標に向かって前に進みたいのです。ご来場頂いた方にとっての小さなキッカケになれば嬉しいです。