株式会社CARZY設立しました!

7/31付けで「株式会社CARZY」を設立しました。

●取締役:岡野幹生、西川淳、西本先生
●執行役員:刑部建志(アートディレクター)、民輪一博(CTO)

という経営陣でスタートします。

顧問の岡田君に、【誰】に【どんな価値】を提供するのか整理しろ、と言われています。いわゆる経営理念です。CARZYは【クルマ好き】に【遊ぶ愉しさ】を提供したいと思っています。「人生を遊ぼう!」を理念として掲げます。

CARZYが提供するサービスは、”コレクタブルカーの個人間売買サービス”です。クルマが発明されて一世紀が経ち、いまその存在意義が大きく変わろうとしている時代の変節点にあります。自動運転、EV、シェアリングと大きく変化の波が訪れていますが、それらの要素は実用性という側面がクローズアップされているにすぎません。実はもう一つ、趣味性という観点があるにもかかわらず、そちらからの議論は大きく欠けているのが現状です。トヨタの豊田章男社長がよく仰います。「モノに”愛”という言葉を付けて表現するのはクルマだけ」と。その通り。昔からどうしてこれだけ多くの人がクルマに血道を上げてきたか、クルマという機械にすぎない存在に恋い焦がれる人が後を絶たないのか、その価値が過小評価されていると感じます。それはただ動けばいい移動の道具ではなく、文化や価値観、ヒストリー、人の想い、そんな有形無形のものが積み重なった大切な存在なのです。壊れたから最新機種に買い換えるスマホや電化製品とはまったく異なる、感情移入のできる存在でありパートナー。それがクルマ好きにとっての”愛車”です。CARZYはそんな時代を超えて受け継がれる価値のあるクルマ、コレクタブルカーだけを対象にした、趣味のクルマの取引プラットフォームをご提供します。それはクルマ好きを繋ぐコミュニティの創造でもあるのです。

時代の流れには逆行しているかもしれません。遠くない将来にガソリンエンジン車は販売が禁止され、街中では人が運転することすら許されない時代が来るでしょう。それでもこのタイミングでCARZYを始める意味はどこにあるのか? それは、”楽しむために生きる時代”がようやく到来したことにあると考えています。有史以来、人は食べるために働いてきました。いわゆる労働は楽しいものでは全くなく、生活のため生きる術として仕方なくやるものでした。それは人が嫌がることや苦しい事が多かったはずです。仕事はシンドイのが当たり前、みんなそう言い聞かされて社会に順応してきましたよね。でもそれが大きく変わろうとしています。

今の時代、稼いでいる人は誰か考えてみて下さい。高額所得番付の上位は、歌手、映画俳優、タレント、スポーツ選手、作家、アーティストで占められているはず。一部の起業家を除けば、これらはみんな生きる上で必要不可欠の仕事ではありません。いうなら、人を愉しませる仕事、なのです。農業、工業、サービス産業と社会が高次化して生産効率が高まり、最低限の衣食住をまかなう以上の品物が溢れる世の中になりました。これがAIやロボット化でますます進展します。もう多くの人は食べるためのイヤな労働から解放されていい時代になりつつあるのです。その現れが先の高額所得者のリスト。この意識はすでに若い人の間では浸透しつつあり、もう楽しくない仕事には人が集まらないようになってしまっているのです。コンビニも飲食店も、外国人アルバイトがいなければ回りませんよね。若者は仕事にあぶれていても、そういう仕事は敬遠します。それが正しいのだと思います。もう楽しくない仕事はしない。楽しい仕事だけして生きていける。社会を構成する必要最低限の仕事は機械化してロボットにやらせ、人間はクリエイティブで面白いことだけを追求して生きる。ローマ時代の貴族階級と奴隷の役割分担が、人と機械で受け持たれつつある。ベーシックインカムが現実のものになる。そんな時代が来ているんじゃないでしょうか。エンジニアがリモートワークで働くトレンドにその兆しを感じています。

パンドラの箱に最後に残ったのは希望でした。人はどんなにツラい毎日でも、そこに希望があれば生きていけます。全ての人が、自分なりの希望と楽しみを見つけて、それを頼りに生きているのです。私たちはその愉しさにフォーカスをして、より皆さんに楽しんで頂ける、笑顔を増やすお手伝いをしたいと考えます。仮にガソリンエンジンのクルマが禁止されても、人は他に違う楽しみを見出すはずです。それでいい。その時はその時です。私は今許される楽しみを最大限に増やすことを考えます。だってこれだけ多くのクルマ好きが日本に、世界に存在するのですから。一人でも多くの方を笑顔にしたい。世界中のクルマ好きを繋いでみたい。そこはきっと楽しいワクワクする場になるはずなのです。

人生を遊ぼう!
Connect Car Crazies!

行政サービスのオンライン化

久し振りに会社を作ってるんですが、少しずつIT化が進行しているのが分かります。例えば、定款の認証や登記申請はオンライン化されています。登記簿謄本の申請もてきますし、コンビニで住民票を取ることもできます。ただ、そのUIがイケてない。領事館のVISA申請も使いづらいシステムでしたから、日本だけがダメなんじゃないんですね。システム投資に積極的ではないように見えるのは、人手減らしに繋がるのがイヤなのでしょうか。

問い合わせがLINEでできたり、各種公共料金の支払いがクレジットカードでできたりはすぐに実現してもよさそうですが、現実には不可のところが殆ど。日本は無駄に手数をかけるクセがあって、事務作業の生産性が低いと感じます。現場の労力を無意味に浪費してる気がしますね。結局、経営判断で負けてるんだろうな。原因が老害にあるのなら空恐ろしいことです。自分の感覚が古くならないためには、人任せにせずに自分の手を動かすことが大事。秘書やアシスタントに任せだしたらヤバい。私も気をつけねば。

「メルカリはなぜうまくいっているのか?」

QREATOR INTERVIEW! by MEGUMI 「メルカリはなぜうまくいっているのか?」

CARZYのビジネスモデルを考える上ではメルカリに多大な影響を受けているので、ずっと気になっています。少し古い記事ですが、参考になるポイントが沢山あります。私が気になったところをご紹介します。
スマートフォンを誰でも使うようになって、誰でもインターネットが手の中に入ってきたというところで、それらを見ると、より今までパソコンベースでプロしかやれなかったものが、個人の方でもできるのではないかという、大きなパラダイムシフトが起きる予見から始まりました。

インターネットはやっぱり個人をエンパワーメントするもの、個人が強くなる、個人がなにかアクションをするときにインターネットのパワーでレバレッジが利くというのが価値だと思っているので。

僕らでいうと「別にヤフオクあるじゃん」と言われるのですよ、当時。「別にヤフオクで売れるじゃん」と。ミクシィのときも「誰が日記書くの?」と言われました。だから、そうしたコメントはかなりあるわけですよ。
それはもう半分は信じるしかない。エゴでなんとか押し通せるというか、やり続けられるのです。

意外と大企業と戦うときには、僕自身はそんなに難しく考えてないです。
大企業には2つ理由があって、1つは新規事業に大きな予算をかけられないんですよ。要は大企業の論理としては、成長している既存サービスにお金をぶっこんだほうがより成長するので、「新規事業にお金を使います」と言っても、実際はそんなに使わないのですよね。プラス、そこにエースなんて入らないんですよ。結局エースは一番儲かっている事業にしか張らない。
そうすると、大企業の新規事業がどうして失敗するかというと、エースもお金も張らないからなのですよ。しかも上場していたら、急に「10億円使います」なんて絶対できませんから。

みなさんが使っているサービス、全員が使っているサービスというのは、本当にそのWinner Takes Allのwinnerなサービスですね。ここになれるかどうかというのが極めて大事です。ですから僕らは、最初の1年半ぐらいは売上が0なんですよ(笑)。一方でどんどんたまっていくと、どこかで自分たちだけが伸びるような、2次曲線のようなカーブに入っていくんですよね。急に。勝手に人や情報が回り始めるんです。最初は僕らが無理してトラクションを高めていかないといけないのですが、どこからか急に自走し始める。
でもそこまで僕ら、会社は10億円以上の赤字なんですよ。

僕らは先ほど言ったように、売上が立つのがちょうど1年半頃です。それまではもう本当に赤字でしたね。最終的に僕らは手数料10パーセントで売上を取るモデルになるのですが、最初は手数料ももらっていないのですよ。だから、ずっと赤字なのですね。売上0でずっと赤字、さらにテレビCMもやっていた。テレビCMは1回数億円なので。手数料を有料化し始めるときに、「ユーザーが『10パーセントなんて高い』と言って使わなくなったらどうしよう?」というのは、一番ヒリヒリしたタイミングでした。

MEGUMI それはどうしたんですか? そこで変える決断をしたときにお客さんが離れていったというのはなかったのですか?

小泉 幸いそれはなくて。さっき言った自走するタイミングでなにが起きているかというと「メルカリが一番売れる」、これですね。これがあれば、ユーザーさんはたとえ10パーセントの手数料でもなにも言わない。それは、「売れるのならここで出そう」と言ってもらえるところまで持っていけるかどうかなんです。

基本的な考え方は「誰でも簡単に利用できるサービス」なのですが、初期のマーケティングの考え方はやっぱり20代女性ですね。これはミクシィの時もある程度同じなのですが、やっぱりトレンドを作るのは若い女性ですよね。ネットサービスをやっているとつい男性にいっちゃいますが。

しかし、男性からではメジャーサービスは出にくいと思っています。なぜかというと、男性はそんなにクチコミをしないからです。

自分が納得すれば、まあいいという。極論、別に友達なんかに共感してもらわなくてもいい。

女性というのは共感の生き物なので、共感されたい、自分も共感したい。

テレビ局からよくあるのが「メルカリで売れた一番高い品物をフィーチャーしたいです」「メルカリで100万円以上売った人をフィーチャーしたいです」といった、いわゆる“メルカリ長者”みたいなことを言われますが、うちではそれを全部断っているのですよ。
どうしてかというと、先ほどの共感の話もそうですが、今の消費者を見ていると、やっぱり自分事(じぶんごと)化していないものに対してはまったく反応しないのです。
では今の若い子たちの共感度合いはどのぐらいかというと、ちょっと売れて、自分の承認欲求がちょっと満たされる。そして翌日のランチがちょっと豪華になるくらいの、いわゆる「日常の延長線上にあるちょっとした楽しさ」なのです。
それをまたインスタなどのソーシャルメディアにあげたりすることで、いろんなところで自分が少しハッピーになれればいいのです。「それをみんなに共感してほしい」といった流れなので、100万円稼いでいる人を見ても「別に私関係ない」という感じなのですよ。

最初は車などはやめていたのですが、今だと出品できますし。
しかも売れているんですよ。写真4枚で車が売れているんですよ。

これまでの社会というのは、先ほど言った資本主義がかなり社会を保証していたと思うのですよ。なんとなく「イトーヨーカドーで売っているものは間違いなくいいものだ」といった、そうした資本主義がある程度そこの社会の信用を担保していたと思いますが。
これからはどんどん、個人がインターネット上の活動で自分の評価がたまっていく。そうするとどんどん個人で社会に出ていって活躍できる人や、そうやってものを売れるであるとか、個人の信用がためやすい世の中になっていっているのではないかと思っています。

立ち上げの頃の重要性でいうと、1つはプロダクトの完成度の高さがあると思うのですよ。使い勝手が悪いもの……例えばレストランで言うと味が悪い店です。こういうのはやっぱり長続きしないので、当たり前なのですが、使い勝手のいいサービスを作る。
そのときに、先ほど言った男性目線で作っちゃうと意外と「これぐらいみんな使うでしょ?」といった感じなのですが、けっこう使わないんですよ。
僕はいつも女子高生や女子大生が不自由なく使えるかどうかはすごく大事だと思っています。なるべく難しくせずに、そういう方々が使えるかどうか。いわゆる大衆層が本当に使えるかどうか。
もう1つは、それに対していいものを作ったら、やっぱりいいプロモーションをするというところだと思っています。

SNSなどを見ていても半分は読めていないのですよ、みなさん。もう脳の処理量を超えているので。
そうなると「いいね!」ボタンはなにかというと、「MEGUMIさんがあげてるから『いいね!』ボタンを押しておこう」など、書いてある内容よりも誰が書いているかのほうが大事になってきて、どんどんそっち側にみんな反応していっているのですね。
それで徐々に文字が辛くなっていって、今はインスタのように映像や画像になっていっているわけですよ。どんどんそのように軽いほう軽いほうへ人間というのはいくわけですね。軽くて情報量が多いほうに。
そうした中でいうと、手で打って文字というのは、たぶん遅いとなってきていて。

僕らでいうとやっぱりモノを売るので、物を売る系は音声というよりはどちらかというと映像です。いわゆる動画コマースっぽい方向は、一部、今メルカリチャンネルというタブをひとつ作ってテスト的に始めたのですが、動画などはそっち側にいくだろうと思っています。
ただ、一般的な検索などのもろもろは、音声のほうにサポートしていくのではないかと思っていますね。

小泉 ネットとリアルの境目がなくなってきているのですよ。今まで「インターネットはインターネットの中のもの。リアルとは交わりません」といった感じだったと思うのですが、これからはどんどんその境目がなくなってきていて。
いわゆる物の買い物でいうと、ショールーミングと言われている、物を買いに行くのだけど、その場で見てネットで注文するといった感じです。むしろ今、中国はその店舗ばかりなのですよ。ほとんど。中国は最近在庫がない店がすごく多くて。もう在庫を置いておくのは無駄だから、ショールーミングしちゃう。
MEGUMI サンプルだけ?
小泉 うん。その場で頼んでもらって、あとは配送するといった。
MEGUMI へえ、すごい。
小泉 たぶんどんどんその境目はなくなっていくのですね。あと5年、10年のスパンでいうと、「えっ、そのネットやリアルといったその議論はなんですか?」という議論になっていくと思うんですよね。「前時代的な議論をしてます」みたいな。

アメリカやヨーロッパに行くと、圧倒的に日本の食材のクオリティの低さ、オーガニックスーパーやホールフーズ・マーケットもないし、やっぱりそのあたりが意外とまだまだだなという感じはしますよね。

その一方でコミュニケーション系はちょっと難しい。物というのはループしやすいのですが、人はループしにくいのですよ。

SNSはなにが起きるかというと、人間関係じゃないですか。縮図としては。これはループしにくいというのは、入れ替わりしにくいのですね。なぜかというと、友達としてもう5年会わないけど、この人を切るのはちょっとやだなという。

そうなってくると、古い……最近よくSNSが若い子に使われなくなったなどいろいろありますが、SNSの初期の頃は自分が本当に仲の良い人たちが友達だったのに、最近は仕事関係の人など、なんだかいろいろ入ってきたからどんどんつながっちゃったのだけど居づらくなってきている。

そうした中で、若者が最近インスタでもう1回とか、Twitterのほうで鍵をつけて自分が本当に仲が良い人だけでやるなど、どんどん人間関係は再構築したがっている。プラットフォームを変えたがる。大きくなってしまうと面倒くさいから。

ということが起きるので、僕は5年10年スパンでいうと、どこかでコミュニケーションサービスは変わる可能性はあるんじゃないかと思っています。

もしくはFacebookはもっと社会性のあるプラットフォームになっていって、本当のトレンドを作るようなSNSはまた別で生まれてくるというのは普通にあるのではないかと思っていますね。とくに若い人からすると、たぶんあの構造は「ちょっとめんどくさいな」となってきていると思いますね。
というわけで引用だらけになっちゃいましたがw、いいこと一杯書いてありますね。後発の人間はこうやって先人の経験と智恵に学べるのがいいところ。勿論個別に状況もビジネスモデルも異なりますけど、本質的な議論のポイントは共通のことも多いと思います。CARZYにはCARZYの最適解があるはずなので、そこを見極めたい。乞うご期待、です。

https対応

最新閲覧ソフト、官庁HPに警告=通信暗号化へ順次対応―総務省など

随分前から騒がれていた問題なのに、官庁は対応してなかったんですね。驚きました。おちゃのこネットでは、2017年12月にhttpsでの表示に対応し、しかも従来のhttpサイトからの以降ツールも併せてご提供しています。どうしてこんなツールが必要になるかと言いますと、おちゃのこネット以外の外部のサーバーにあるコンテンツをHTMLで読み込む記述をしているケースが多々あるからです。膨大なコンテンツの中から該当箇所を目視で発見して修正するのは困難なので、自動的にツールで修正箇所の検知と置き換えをする仕組みをお作りしました。

全体HTTPS設定について



ある事柄に対応出来ているかいないか、ただ○×で示しただけではこういうところまでは分かりません。でも実際に使う人の身になれば、手で作業を強いられるサービスとツールが提供されるサービスの差は大きいはず。おちゃのこネットは使う人の気持ちに寄り添ったサービスでありたいと思ってきたし、これからもそれは変わりません。使いやすい、親切、気が利いてる。そんな評価を大事にしていきたいと思っています。

Instagramマーケティング

おちゃのこネットでトップクラスの売上を誇る某ショップの社長さんにお話しをお伺いする機会がありました。今一番力を入れているマーケティングチャネルは、Instagram。やはりイマドキはそうなんですね。昔は対象顧客が読んでいそうな雑誌への広告出稿が主体だったのですが、紙媒体の実売がどんどん落ちている昨今では10万部発行のメディアはごくわずか。対して、故人でフォロワーが10万人単位でいるモデルやタレントさんは結構いるので、いまはメディアと個人のパワーバランスが逆転していて発信力のある個人を軸にした方が効くのだそう。

K・ジェンナーがインスタの女王、1投稿1億円稼ぐ

これはさすがにケタが違いますが、世界ではこんなことになっています。勿論Instagramに向いている向いていないという特性はお店と商材によって異なるでしょうが、最新のメディア動向にうまくキャッチアップすることは大事だということですね。

Kさんの遺稿

先月末にKさんが亡くなりました。まだ還暦前の若さで、わずか一年半の闘病生活でした。ご本人、さぞかし無念だったことでしょう。当初はご自身の病気を隠していたKさんが、途中から友人に病状をオープンしてFacebookで日記を書いてらっしゃいました。その遺稿が手元に届きました。

まだ全部は読んでいませんが、生前のKさんの様子が目に浮かぶ生き生きとしたタッチに、みんなから慕われていたお人柄が偲ばれます。実は娘もこの文のファンで、私以上の読み耽っています。まだ中一ですけど、さすがは文学少女。感じるところがあるのでしょうね。

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す

私は死んだ後にどんな評価をされるのだろう。どんな人間だったと思われたいのだろう。人の評価を気にして生きていても仕方ないのですが、人の死を身近に経験するとやはり自分の身に置き換えて考えてしまいます。たぶん、答えはひとつ。後悔のないように生きる。それしかないのでしょう。

あなたは後悔のない毎日を送れていますか?

ZOZOSUITの脅威

剛力ちゃんとお騒がせな前澤さんですがw、やっている施策は的確です。注文していたZOZOSUITが届いたので早速着用してデータの計測をしてみました。手順もインストラクションもよく練られていて、アプリの指示に従えば誰でも自分の体型データがサーバーに登録できるようになっています。非常にカンタン。

で、その後にZOZOTOWNでアイテムの検索をすると、サイズ一覧に「あなたのサイズ」表示が! これはいいですね。私は概ね既成の服でサイズが合うので今まであまり不便を感じたことはなかったのですが、ウチの息子なんかは身長が高くて細いので合う服を探すのに苦労していました。彼のような人は重宝すると思います。

この取り組みはユニクロはもちろんAmazonにも先行していますから、ファッションカテゴリーにおいてはトップランナーなわけです。正確な体系データという武器を手に、あらゆるファッションアイテムの販売ポータルを取れる可能性がありますから、この先どこまでいけるか非常に見ものです。できればこれで世界を制覇してほしい。世界に通用するIT企業として、ZOZOとメルカリは応援しています。IT業界におけるSONY・ホンダを作るんだ!

運のいい人、悪い人

15年間も世界で勝ち続けたプロギャンブラーに 「運を最大にする方法」を聞いてみた

運って気になりませんか? 曖昧で根拠を示すのは難しいのですが、でもなんとなくみんながあるだろうなと感じている運。やっぱり誰でもツイてる人と一緒に居たいし、ツイてない人には近寄りたくない。出来れば自分も運のいい人になりたいし、そうであると思いたい。その運とは何かをプロギャンブラーが語った記事です。
運を最大に高める秘訣はズバリ、「運という概念を捨て去ること」です
いきなり切り込みますね。
“運の流れ”というのは全て、錯覚です。運とはランダムに生じます。いかなる場合でも、コインの表と裏が出る確率は1/2ずつです。
なるほど。つまり人間の感情が余計なバイアスになって、本来ランダムであるはずの運の出現を歪めてしまうのですね。それは納得できます。では我々はどうするべきなのか。
要は、一喜一憂するかわりに、勝つためにできることを本気で淡々とやり続けましょう、ということですね。

そうすれば、仕事でも勝率9割の境地に達すると考えています。
実力を上げろという身も蓋もない結論なんですが、真理はいつもシンプルなんですね。黙って精進することにします。

変わるのではなく、引き出しを増やす

私は元々随分気の短い性格です。今まで何人の社員を泣かせたことかしれません。私の父親も祖父も大層気の短い人だったので血筋かなとは思いますが、そこを言い訳にしていてはいけませんよね。でも最近は少し丸くなったと言って貰えることも増えました。でも、それは違います。

人間の性格は、恐らく変わりません。よほどの経験をしても、生まれ持っての気質というのはそんなに簡単には変化しないのです。だから何か自分の欠点があったとしても、それを変えようと思うことは大変ツラいことだと思います。恐らく変われない自分に対して自信をなくす結果になるんじゃないでしょうか。それは不幸なことですよね。

私が教わったのは、変えようと思わず、引き出しを増やそうと考えなさい、ということでした。自分そのものはなにも変えなくていい。その代わりに、今までなかった新しい対応方法や、スキルを獲得する。つまり例えば怒りを覚えたら、そこですぐに吐き出さずにいったん溜めて客観視するメソッドを身に付ける。これが即ち成長するということなのです、と。

元々の自分を否定しなくていいのは気分が楽です。新しいスキルを獲得するのだと考えると、気持ちが前向きになれます。私はこの考え方を教わってから、自分の性格とポジティブに向き合えるようになった気がしています。色んな意味でオススメの考え方です。

Uber Eatsって流行ります?

Uber Eatsが京都と神戸にやってくる、7月下旬よりスタート

前から試してみたかったUber Eats、大阪から神戸には配達エリア外だったので試せなかったんですよね。実は以前にこの手の宅配サービスを試そうと思って出前館を使ってみたことがありました。その時の経験が最悪だった(めちゃマズw)ので、私の感想は「やっぱりこういうサービスを使うお店は流行ってないお店で、既存のリソースが余ってるからできるんだろうな。流行ってるお店は目の前のお客さんに良い料理を提供する事に集中するよな」と思ったんです。なので、このUber Eatsが成功するのかどうか、見てみたいんですよね。

一つお断りしておくと、私はデリバリーサービスそのものを否定しているわけではありません。実店舗があって、お客さんが入らないから少しでも穴埋めに宅配を、なんて考えているお店のクオリティが低いというのは先の通りです。しかし、最初からデリバリーありきでビジネスモデルを考え、それに最適化したお店の業態はアリだと思っています。実際にアメリカでは初期の高い開業資金ハードルを下げることで新規参入が起きやすくなり(特にサンフランシスコあたりは賃貸料が異常に高騰してる)、また既存レストランもキッチンをそういう若い料理人さんに貸し出すモデルに転換する成功例も出てきたりして、イノベーティブな面も多々ありますからね。

日本は人口密度の高い国家なわけですから、本来はロジスティクス効率が高い国。ならばもっともっと宅配型のモデルが成功してもいいはずなのです。それを拒んでいるのは、大手三社(ヤマト・佐川・日本郵便)の寡占と怠慢にあるのではと思っているので、それを突き崩すAmazonやUberのチャレンジは応援したいのです。日本を改革しよう!

実はメルマガが効く!

メルマガ回帰の始まり? 注目の欧米メルマガサービス9選 ── キーワードは「質の高いコミュニティ」

メールは死んだ、とよく言われます。メッセージングは完全にLINEとFacebookメッセンジャーに移行した感があります。しかしそれでも、まだメールは死んでいませんし、実は見直されつつある気がします。冒頭のサイトは堀江貴文さんのメルマガで紹介されている記事で見つけました。

皆さんはどれくらいのメルマガを購読されていますか? 私は有料メルマガだけでも、先の堀江貴文さん、isologueさん、決算が読めるようになるノートさん、があり、他に無料のものを含めると結構な数のメルマガをずっと長く購読しています。海外のものもあります。

一時は確かにメルマガを整理して、やたら来るのを減らしていたんですが、結局全部をやめることはせず、質の高いものだけ残しています。ネットの世界ではオールドメディアの部類なのですが、これが意外と面白いのですね。その理由を冒頭のサイトはこう分析しています。
米国において、メルマガの価値が再認識されつつある。

SNSで情報を入手する手段が確立されたが、いつまでも見続けてしまう中毒性を持ち、 FacebookやTwitterでは効率的に必要な情報が集まらないと感じる人は少なくないはずだ。

友人のプライベートな情報発信と、 メディアが発信するニュースが混在してしまっているためだ。

一方、隙間時間に効率よく情報収集をおこなう人にとって、メルマガは有効な手段だ。

メール受信ボックスを見続けることはないだろうし、 題名で一瞬にしてどのような主旨の内容かを判断できる。

なにより古くから使われてきたコミュニケーションチャネルであることから使い勝手がよい。

大学生から社会人まで、ほとんどの人が利用する「メール」という媒体に 読者もメディアも注目し始めている。
本当にそうなんですよね。SNSはあまりに情報が散漫で、コンテンツの質がバラバラなんです。それに対して特に有料メルマガは、おカネを取るだけの自信のある高品質なコンテンツが多くて読ませます。これは今後も生き残るし、ひょっとすると今よりも購読者は増えていくのかもしれません。売れているお店は必ずメルマガに力を入れていますからね。

CARZYでも有料会員向けに発行することにしましょう!

「おちゃのこサークル仙台」開催しました!


おちゃのこサークル

「おちゃのこサークル」の第三回目を仙台で開催させて頂きました。私にとっても久し振りの仙台訪問で、街の様子はもう震災の痛手を感じさせないレベルに賑わっていました。しかしながら、実際の所は目に見えないところでダメージは残っており、それは神戸も同じです。あれだけの被害がそう簡単に払拭できるわけはないんですよね。

クモノスー地域別上場企業情報サイト

こういう情報を見ても仙台に本社を置く上場企業というのは意外に少なくて、典型的な支店経済圏なんですね。でも街の印象はよくて、三連休前ということもあり相当な人出で賑わっていました。正直、神戸と比べるとどこに行っても政令指定都市レベルは発展してるんですけどね。

今回のサークルで聞かせて頂いたお話しでは、

・Googleの存在感低下が進行中
・InstagramやYouTubeでの検索が増えている
・お客さまとのリレーション作りではやはりメールによるプッシュが有効
・おちゃのこネットの強みであるステップメール機能を活用すべし
・独自性の高い商材開発が何よりのお店成功のカギ

といったところが印象的でした。いわゆる、月商100万円のカベ、を乗り越えられないお店さんが現実的には多く、どうやって売上を作っていけばいいのか摸索されています。正直なところ、ここに魔法のテクニックがあるわけではなく、それぞれのお店で創意工夫とトライ&エラーを繰り返すしかないんです。商売って、より努力したものが報われる世界なので、結果が出ずに消えていくお店が多いのはある意味致し方ないところがあります。私としては一人でも多くの方に成功して頂きたいので、参考になる成功例を目の前に提示してそこから何らかのヒントを掴んで頂くしかないと思っています。「結局、成功しているパネラーさんは努力されてるんですね」というひと言が印象的でした。

次は9月に博多で開催させて頂く予定です。また新たな出会いがありますことを楽しみにしております。

北海道事情

久し振りに札幌に来ています。景気はどうですかと尋ねましたら、いやあそれほどでも、というお答え。インバウンドで潤っているイメージでしたが、一部の交通インフラとホテルがいいだけで全体の景気感はそこまで良いわけではないようです。

そもそも北海道は夏場が観光シーズンで、冬場はオフ。雪祭りで一瞬賑わっても、冬の商売はシンドイとのこと。爆買いもしなくなってきたので販売店もよくなくて、ホテルは夏場の稼働を冬に吐き出して一年トータルではあまり儲からないのが実情なのだそうです。ニセコに外国人が押し寄せているなんて聞いてたので、もっとイケイケなカンジなのかと思っていました。

一年のうち4ヶ月は雪が積もる北海道、まだまだ本格的に観光で儲かるところまではビジネスモデルが構築できていないんですね。メディアから伝わる情報で判断せずに現地調査は大事、最後は自分の目で見て判断しないといけないなと感じました。

フランスvs.クロアチア

ワールドカップの決勝戦は、フランス対クロアチアという組み合わせになりました。これ、なかなか対照的で面白いカードですね。フランス代表は70%が移民の出自、対するクロアチアは歴史的に純血集団。グローバリズムとローカルの戦いみたいな側面もあって、どちらが勝つのか興味津々です。

今は多様性とかダイバーシティの重要性が喧伝されていて、移民の導入で活力を取り戻せという論調をよく見かけます。しかし天の邪鬼な私は、本当にそうだろうか、と疑ってしまいます。確かに、偏った価値観しか持ち合わせない集団と多様性を備えた集団が戦えば、多様性集団の方が強いでしょうね。しかしながら多様性は質のバラつきというマイナス要素がついてきます。アメリカが典型で、圧倒的に質の高い人材がいる代わりに、社会は荒れるんですね。日本はこれを真似すべきではないと思っています。

女性が深夜に独り歩きできるのは日本くらい、とよく言われます。海外旅行をすれば誰もが日本の治安の良さを再確認しますよね。この良さは、一度失われると二度と戻らないのです。安易な移民受け入れは日本社会の良さを壊してしまうという危惧を抱いている人は多いのだと思います。

では、どうするのか? 私は、多様性とクオリティの両立は追求できるんじゃないかと考えます。日本社会の質を落とさずに、活力を取り戻す。それをもたらしてくれるのが、情報化なんじゃないでしょうか。つまり、物理的な国境を越えて人が移動しなくても、ネットワークでグローバルに繋がるチームの編成。これができれば、いいとこ取りができると思うのです。これが働き方改革の真の理想形で、日本が国をあげて目指すべき方向性だと思います。

場所に縛られずにITを賢く使う、組織よりも個人を尊重し多様な価値観を認める、食べるために嫌々働く仕事から楽しい自己実現への転換、国境を越えて繋がる個人の時代。なんだか新しい時代の風を感じませんか? この21世紀型の働き方を、進んでいる会社は先取りしつつあります。サイボウズ、ZOZO、リクルートなんかがそうですね。これは経営者に決定的な価値観の転換を求めますから、対応は簡単ではありません。でも未来はこの先にしかない気がしています。先んずればすなわち制す。前に進む勇気を持ちたいですね。

社員の自発性と質問力

理不尽を受け入れること──質問責任と説明責任が大事

前にサイボウズの青野さんの講演を聴いて、印象に残ったのが「質問責任」という考え方です。当時も今も、社員に自発性が足りないなと感じていて、どうしたらもっとみんなが積極的に仕事に取り組んでくれるのだろう、意見を表明してくれるのだろう、と考え続けています。これには色んな原因があると思います。

一つは、私の聴く姿勢。少し前に書いたのですが(話を聞くスキル)、時間と労力をかけて個別に面談をしているつもりでいても、実はちゃんと話を聞けていないのではないか、最終的にこちらの話を押し付けていただけなのではないか、というのは大きな反省点です。確かに、話の途中で分かった気になって、「それってこういうことだよね」「君が言いたいことってこうだよね」と口を挟んでしまうことが多々あったと思います。それは結局相手のための時間ではなく、自分の意見を主張するための時間。それではいけないんだな、と改めようとしています。

もう一つは、組織の文化、風土の問題。これはメンバーが悪いのではなく、制度設計の問題だと思っています。確かに、私がいたリクルートという組織は非常に自発性の高いメンバーの集まりで、特別な制度がなくても自由闊達な空気に満ちていたと思います。でも、そこに恐らく最初の採用段階で自発性の高いひとを選ぶ仕組みがあったのでしょうね。そして採用後もそれを後押しする社内の制度が設計されていたはずです。その仕組みは何らかのカタチで取り入れたいと思っています。そのいい参考例が、冒頭にご紹介したサイボウズさんの「質問責任」という考え方なのではないでしょうか。

どんな会社にも創業者がいます。特に小さい会社では、その影響力は大きいものです。個人のキャラクターや考え方に組織の色が着きます。恐らく、放っておくと上意下達の雰囲気に染まってしまうのでしょう。これはこれで効率のいい組織という面もありますが、創業者が間違ったり、センスがずれていると最悪です。誰も修正できませんからね。リーダー一人の力量だけに依存せずに、本当にメンバー全員のポテンシャルを活かすためには、ひとりひとりの自発性が欠かせません。だれもが自分の会社だという思いをもって当事者意識を発揮してくれなければ、大きな発展はないのだと思います。大きくなった会社は、これに成功したということなのでしょう。カリスマって、それを意識せずに実現させる能力と言えるのかも知れませんね。

なかなかハードルの高い取り組みですが、チャレンジしてみます。