地方で働く意味

社員はほとんどエンジニア! 東京・仙台・北九州・鯖江の4拠点で「エンジニアの幸せな働き方」を追求するメンバーズエッジの開発スタイル

上記はたまたまエンジニアとしての働き方を紹介していますが、全ての職種で話は共通だと思います。キーワードは「自分を高められる環境」「クオリティ・オブ・ライフ」。この二つがハイレベルで満たされた時に高い満足度が得られるのでしょう。そしていま、この二つを満たすための環境としては実は東京は不利なんじゃないでしょうか?

考えてみて下さい。今までの東京のメリットは、人の集積です。面白い人と一緒に働こうと思えば東京が一番だった。しかし人はのべつ幕なしに人と会っているわけではありません。一定の人脈が既にあるのであれば、普段は地方にいて必要な時に上京すればそれで用が足りるのではありませんか。普段のコミュニケショーンを支えるインフラが充実しつつあるのですから、TV会議やオンラインコミュニケーションツールで日常の連絡は補い、ここという場面で出張する。それでなんの問題もない気がします。それに気が付きつつある企業、個人が増えているのが現状なんじゃないでしょうか。価値の高い仕事をすること自体は地方でもできるんです。発信手段は揃いました。人の繋がりさえキープできれば、もはや東京にいなければならない理由はない時代なのです。

逆に、デメリットはなんでしょうか。一番分かりやすいのは、住宅事情です。都内の通勤に便利な場所で戸建てに住むのはハードル高いですよね。買えてもかなりの狭小住宅を覚悟せねばなりません。当然ながら通勤地獄は解消しませんから、毎日トータルで2時間以上も満員電車の中で過ごすわけです。疲れない方がおかしいと私は思いますね。教育も医療も、ハイレベルな施設やサービスは東京にあると思いますが、それ必ず混んでますよね。同等クラスのサービスは地方都市にもあります。待ち時間なしで利用できるなら、トータルコストパフォーマンスは実は地方の方が高いんじゃないでしょうか。

最後の判断材料は、地方の仕事の質なんでしょうね。本当に魅力的な受け皿があるかどうか。そこは我々地方企業の努力次第です。将来性を感じられて、人を大事にする良い会社を作ること。そこを本気でご用意しようと思っています。多分お子さんが私立中学に入学とかしちゃうと動きにくくなると思いますので、20〜30代の方に早い段階で選ばれる存在になりたいです。