人と会社の成長ステップ

会社は経営者の器以上には大きくなりません。会社を成長させたいなら、経営者が人間的に大きくなることが必要です。その成長曲線は一定の右肩上がりの直線ではなく、階段状のグラフなんでしょうね。ある局面でカベにあたる。そこを乗り越えて一段上に上がる。その繰り返しなのだと思います。だからシンドイ時に目の前のカベを突破できないと、そこで成長が頭打ちになる。一番ありがちなのは、やらない理由を探してしまうことだと思います。
「現状でボチボチ儲かってて悪くないからそこまでやる必要ある?」
「自分が本当にやりたかったことは何だっけ?」
ここで自分探しのループに入ってしまうと、迷走しそうですね。

迷ったら、やってみればいいと思います。やって、それから判断する。私たち中小企業の経営者は皆そうしてきたはず。でも長期的な自分のロードマップは常に意識した方がいい。どこを目指すのか。どうありたいのか。ここが明確にイメージできていないと、具体的なアクションにも落とせないと思います。ここで新規投資に踏み切るのかどうか、人を新たに採用するのかどうか、決めれませんものね。

多分、何年かに一度は自分のビジョンを棚卸しした方がいいんでしょうね。時代も自分も変化するわけですから、ビジョンも方針も変わって当たり前。でも上を見て成長する姿勢だけは忘れないようにしたいものだと思っています。見たことのない風景を見てみたい。それが私の根源的なモチベーションです。