今年一年お世話になりました!

あっという間に年末ですね。皆さんはどんな一年をお過ごしになりましたでしょうか? 弊社事業に関しましては、色々転換期を迎えた一年でした。



「おちゃのこネット」はサービス開始から8年が経過し、そろそろECの世界も成熟化してきた実感があります。まだまだ全体としては伸長の余地があるものの、我々がターゲットとするお客様の層は取り切ったかな、と。これからの10年を見据えて、そろそろ次の段階に進むべきタイミングが来たのだと思っています。来年は新しい領域にチャレンジしたいと思いますので、ご期待下さい。



コンタクトの方は、永年主たるターゲットとしてきた車載電装品マーケット(カーナビと周辺パーツ)が市場縮小していく傾向がはっきり見えています。安価なポータブルタイプナビやスマホにどんどん浸食されて、このマーケットは純正ナビしか生き残れないのが明白です。その為に二年ほど前からパーツ販売という新ビジネスを立ち上げ、今はそちらを育てることを一生懸命やっています。更に「CARZY」という電子書籍メディアを立ち上げた事も近年の大きなチャレンジでした。こちらはようやく今年になってAmazonからKindleが日本市場に投入され、何度目かの”電子書籍元年”の呼び名がやっとホンモノになった年でした。来年以降大きく変化して行くであろう書籍市場のトレンドの先を行くべく、努力を継続していきたいと思っています。



かように、周辺環境は変化していくもの。変わらないことが一番のリスク、と言われる通り、我々も新しい環境に適応していきたいと思います。意志決定の速さが小企業の持ち味。来年も気の利いたサービスをご提供して参りたいと思いますので、是非本年同様のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。



少し早いですが、今日で弊社は仕事納め。皆さま、よいお年をお迎えください!!

デザインの決め方

焦点:トヨタがデザイン改革に本腰、個性打ち出しブランド強化へ



皆さん、クルマのデザインってどうやって決めてると思います? まあ最終的には役員会にかけるんだろうけど、デザイン担当ディレクターの意向が色濃く反映してると思うじゃないですか。なんと、トヨタでは違ったらしいんです。
新車のデザインは、一般社員による評価を3回繰り返した後、最終候補を役員が参加する審査会にかける。各部署から選ばれた約100人の社員が、原寸大のクレイ(工業用粘土)模型をみながら得点をつけ、高得点を獲得したものが次の段階に進む。問題はその過程で社員の意見を反映した修正が加えられること。グリルが大きいと言われれば小さくし、ランプが小さいと言われれば大きくする。様々な意見を聞き入れ、修正を重ねれば重ねるほど、デザインは平準形に近付き、クルマの個性となりうる「芽」を摘みとる格好になる。
驚きました。一般社員の意見を取り入れてクレイモデルに修正を入れてたとは! そりゃ無個性なクルマしか出てこないはずです。で、改善をしたのですが、
「かっこいいクルマをつくろうと思うなら、現時点では、ちょっと変じゃないかと思われたり、抵抗感があったりするくらいがちょうどいい」
その通りなんですが、レクサス/クラウンにここまでアグレッシブなチャレンジをする必要があったんでしょうか? その代わりに、フラッグシップとして期待されていたLFAはコンセプトカーモデルから退化してつまらなくなったという評価でしたからね。どうも出る・引くの判断がちぐはぐな気がします。



ただね、これだけ大きな会社で、世界一の販売台数を狙おうかというポジションにあるのに、ここまでチャレンジする姿勢そのものは凄いと思います。無難に徹してればケガもしないわけですからね。恐らくスピンドルグリルはあまり受け入れられないと思いますけど、この攻める姿勢が次世代のモデルに洗練された形で出てくれば拍手です。章男社長、頑張れ!

帳簿、自分で付けてますか?

石原慎太郎「こんなでたらめな会計制度、単式簿記でやっているのは、先進国で日本だけ」の真意。複式簿記とは何か。



ちょっと面白い記事を見掛けたのでご紹介。皆さんは、自分で帳簿を付けてますか? 私は会社を始めて15年、ずっと自分で記帳をしています。まあ、弥生会計に入力して、税理士さんにデータ提出するだけなんですけどね。自分で数字を触っていれば、ちゃんと会計や簿記の勉強をしていなくても何となく会計的な考え方は分かってきますよね。売掛金の発生と、実際の現金回収のタイミングのズレ。減価償却という概念。そして、貸借対照表と損益計算書を見れば、その企業(や団体)の実態がかなり見えてきます。儲かっているのか、いないのか。どこに無駄なお金をかけているのか。良い会社か、ヤバイ会社か。その意味では、経営者・店主であれば必須のスキルと言えるでしょう。奥さんに帳簿は任せっぱなしという方がいらっしゃったら、一度自分で一ヶ月分だけでもいいから会計ソフトにデータ入力して、単月の決算書を作ってみて下さい。自分の会社の様子が見えてきますよ。まあ、経営者の直感的な把握と変わりはないんですけどね。(ずれてたら、それこそ大問題です!)



国や自治体が単式簿記を使っているというのは知りませんでした。それが予算の費消感や無駄使いに繋がっているのかどうかは知りませんが、単に前例踏襲で古いやり方をただ繰り返しているだけなら改めねばなりません。そこに手を付けれたのなら、石原慎太郎の数少ない業績ですね。



そろそろ年末で決算を迎える企業も多いでしょう。年度末には個人の確定申告もあります。商売人は数字が苦手なんて言ってられないはず。解る範囲で克服しましょうね。

ローカルサーチの重要性

大幅リニューアルされたFacebook Nearby〔付近の情報〕は上出来―Yelp、Foursquareなどローカルビジネス発見サービスには大脅威



うーん、これ良く出来てます。まだ今のところは近くのレストランを探すのは「食べログ」を使いますけど、Facebook上での情報密度が充分に高まったらこれにスイッチするかも知れませんね。今Web上の情報はオンラインに関するものとオフライン(つまり実店舗)に関するものが混在しています。しかし、出先で明示的にローカル情報を必要とするケースは多々あります。O to O(Online to Offline)というキーワードは今後のWebサービス進化の重要な方向性です。スマホ自身の進化に伴って、使いでのあるWebサービスがどんどん現れてきますね。最もホットな領域に今後も要注目です。

マーケティングとマーチャンダイジング

飛行機の両翼



おちゃのこネットのメルマガで「EC仙人のダメ出し!道場」(←めちゃめちゃ役に立ちますので、ご商売してらっしゃる方は是非お読み下さい!)を連載して頂いているのが、このBLOGの筆者の太田さんです。私は昔からコンサルタントという職業が大嫌いで、「そんなに自信あるなら自分でやれば?」と思っちゃうんですよね。で、太田さんはちゃんと自分でも商売をされている有言実行タイプのレアなコンサルタントさんです(笑)。実は私が太田さんに仕事をお願いしようと思ったキッカケがこの記事なんですよ。
ご相談をお受けする中の多くは『どうやって売るか?』で

『何を売るか?』では無い事がほとんどです。



ECのノウハウ、ハウツーに関して書かれた本やあちこちで行われて

いるセミナーもこの手(売り方)がほとんどです。



もしあなたのライバルが『売り方』だの『マーケティング』だのと

言ってる間は脅威じゃない(^^;)でしょう。



リアルの商売であれECであれ、いい加減に、

【マーケティング(販売戦略)】だけでなく

【マーチャンダイジング(商品戦略)】も

大事だと言うことに気づくべきでしょう。



言い換えれば、

【どうやって売るか?】も日々レベルアップが大切なのですが

【何を売るか?】も常々考え、動く(開発・製造や調達・仕入)

ことをせねば片手落ちだと言うことです。



小規模オンラインショップがあるレベルで頭打ちしてしまい

そこから脱皮できない理由はほとんどマーチャンダイジング

(商品戦略)が貧弱だから!です。



成功店は、売り方だけでなく、商品開発力・調達力が秀逸なのです。
そう、まさにここが商売の要であり、難しいところであり、面白いところでもあります。その辺のぽっと出の若造には決して真似出来ない現場の工夫、商売人の智恵、大人が持つ凄み。お店は必ず店主の人柄・人格を反映します。売れているお店は、要するに店主の商売力が優れているのです。クリエイティビティ、これこそが私がこの世で最も価値があり、得難い資質だと思っているポイントです。ECって奥が深いんですよね。
『売り方』は簡単に真似出来ますが、

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『商品の生み出し方』は簡単には真似できないのです。

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売上が伸びなくて悩んでいらっしゃる店主さんは、是非この言葉を噛みしめて頂きたいと思います。私も、日々悩んで試行錯誤を繰り返しています。(^^ゞ

電子書籍の読書体験

頼んでいたKindle Paperwhite 3Gが届きました♪ 発売初日に出遅れたので年明けに発送予定だったんですが、早まったんですね。早速数日使った感想です。(画像は、右からKindle Paperwhite、Galaxy Note(初代)、HTC Butterfly、iPhone 4S)



■端末について

・Kindle Paperwhite 3G

さすが、電子書籍のパイオニアであるAmazonです。素晴らしい出来です。中身はAndoroidタブレットなんですが、独自のカスタマイズをしてあり、余計な動作は一切させません。そのお陰でユーザーは箱を開けたらすぐに使い始めて本を読むことが出来ます。そもそも注文した時のアカウントを工場出荷段階で設定して送ってきてくれるんですから、親切ですよね。E Inkという表示方法が非常に目に優しく、長時間読んでいても疲れません。最初に開封したばかりのKindleを見て、紙が貼ってあるのかと思いましたから(笑)。これは日本でもバカ売れすると思います。3G回線付きで12,980円というのも格安。ようやく日本に電子書籍端末の本命が登場してくれて嬉しい限りです。サイズも丁度良いし、手に持っても重くなく、電池の持ちも凄い。文句の付けようがありません。3G回線モデルを買って、外に持ち出すのがベターです。白黒コンテンツはこれで見るのが一番良いでしょう。

ちなみに、カラー版のKindle Fireはあまりオススメしません。これなら普通にiPadのKindleアプリを使っている方が良いと思います。



・HTC J butterfly

5インチクラスの大画面スマホの先鞭をつけたのはGalaxy Noteでした。当初はあまりの画面の大きさにおいおいとツッコミを入れたものですが、今となっては先見の明があったのだと感心します。事実市場ではかなりヒットしました。HTCのこの機種は最新の大画面スマホですが、評判に違わぬ使用感と画面の綺麗さはとっても好印象です。ただ、やはりこの画面サイズではマンガコンテンツは厳しい。吹き出しの文字が小さくて読みづらいです。文庫本はOKですけどね。



・iPhone

あのJobsのプレゼンを見て、ずっと最新モデルを買い続けてきました。世界中を熱狂の渦に巻き込みましたが、さすがにiPhone 5でその魔法も解けちゃったみたいですね。butterflyを使ってからiPhoneに戻ると「あれ、こんなに画面小さかったっけ?」と愕然とします。相変わらずその操作感やユーザー体験は高いのですが、そろそろAndoroidとの差が小さくなってきましたね。これで電子書籍コンテンツを読むのはちょっとツラい。やはり画面は大きいに越したことはないのです。予想では、次のモデルあたりから画面サイズにもバリエーションを持たせるのでは? カラー展開はするみたいですから、iPodチックになっていくんでしょうね。



・iPad

今でもRetinaの画面は綺麗ですし、動作のキビキビ感は他の追随を許しません。多機能・マルチ用途タブレットとしては一番のオススメです。ただ、問題は重さです。これは出張や旅行に持って行くには少々重すぎる。私にとっては自宅専用モデルになってますね。カラーのコンテンツを見るには今でもベスト端末なのですが。あ、iPad miniは買ってません。あれならNexus 7を選びますね。解像度など、ちょっと中途半端かな。





■Store

・Apple App / iTunes Store

日本でのオープンが早かったこともあって、現時点での浸透度では一番ですね。Apple製端末の出来の良さと相まって、非常に高いレベルのユーザー体験を実現しています。お持ちでない方には、是非Apple TVを試して頂きたい。8,800円であなたのTVが時代の最先端モデルに生まれ変わります。映画のレンタルサービスを一度使うと、もうDVDメディアには戻れません。TSUTAYAとか、この先シンドいでしょうね…。最近Huluも始まりましたので、海外ドラマにハマっている人にはもってこい。正月休みは一歩も外に出ないかも(笑)。個人的には、音楽と映画コンテンツはAppleで満足ですね。街からCD屋さんとレンタルビデオ店がなくなるのも遠い日ではありません。



・Amazon

これはもう鉄壁です。残念ながら音楽・映画ではAppleに市場を持って行かれましたが、書籍コンテンツは世界を制覇してしまいました。Kindle Storeもスタートして、布石も盤石。書店はCDショップの後を追う運命でしょう。ここはもう引っ繰り返らないと思います。



・その他

どことは言いませんが、日本の電子書籍ストアの出来は酷い。本当にユーザーの立場でサービス設計しているのか? 今のところここにしかないというコンテンツがあるのでしょうがないですが、必要に迫られない限り絶対使いたくないです。





というところですか。何だか一杯おもちゃ買った子供みたいになってますが、これから一気に世間に普及していくのだと思います。最初のハードルを乗り越えるまでが少し抵抗ありますけど、一旦越えたら後は底なしだと思います。興味はあるけどまだお持ちじゃない方、この年末・年始にお試しになってみて下さい。大人買いの魅力にハマっても責任は取りませんが(笑)。

初Android

迷ったんですが、我慢出来ずにAndroidスマホを買い足してしまいました。HTC J butterfly、評判に恥じない神機でした! 3G/3GS/4/4S/5と五台続けてiPhoneを使ってきましたが、その完成されたユーザー体験には満足していました。しかし、Appleの厳しい縛りに若干の窮屈さを感じていたのも事実なのです。例えば、ATOKが使えない、Safariや純正Mail以外のアプリが使いにくい、カスタマイズの制約が大きい、などなど。Androidにはあまり興味がなかったんですが、例の地図騒動で気持ちが冷めてしまったこともありネットで騒がれていたHTCの新機種に食指が動いた次第です。いやあ、動作も画面の綺麗さも素晴らしいの一言。こうやって切磋琢磨があってこその技術進歩ですから、外野はこの状況を楽しませて頂く事にします。



全ては先日お書きしたこちらの記事の通り、モバイルデバイス環境の明日を見据えた遠大なビジョンの実現がテーマです。恐らく”Web3.0”とでも呼ぶべき新時代の種がここにあります。IT業界に携わる全ての人が注目すべきステージですね。



残念なのは、ここに日本メーカーの名前が全く出てこないこと。OSやサービス環境で太刀打ちするのが無理でも、せめて端末の開発では存在感を出せなかったのか? 日本の凋落傾向を感じて寂しい限りです。まだ巻き返すチャンスはありますから、是非目にもの見せて欲しい。下向いてちゃあかんぞ!

何故Appleが独自の地図を作ったか

地図アプリは“スマホの金脈”だった、AppleがGoogleに対抗した理由を探る



↑非常に面白い記事なので、ご興味のある方は是非ご一読を。



今日やっとiOS 6にGoogle Mapが復活しました。さんざんな評価のApple純正マップですが、どうしてあれをAppleが作らなければならなかったかが詳しく解説されています。かいつまんで説明しますと、



・モバイル端末がスマホになった事で、情報処理能力が飛躍的に向上した

・人間はモバイルな生き物なので、必ず移動する

・出先で必要とされるデータを提供しようと思えば必ず地図が必要になる

・情報のプラットフォームとなる地図システムが広告配信の土台となる

・そんな大事な基盤を他社に依存している訳にはいかない



という事になります。恐らく数年〜二十年後に実現するであろうモバイルの未来像を想定すると、”空気の読める機械”が出来ちゃうことになります。つまり、今は人がわざわざ調べたい事柄を手でキーワード入力しているんですが、これが不要になって機械の側から「今あなたが必要としているのはこの情報ですよね?」と提案してくるようになる。
さっきの電車の例で言うと、電車に乗ってて電車が遅延しているっていうのがわかったら遅延先の駅からの連結情報っていうのを出せるわけですし。



位置情報がくっつくと、「この人はこれをしない」っていうのもわかってきますよね。映画館に何年も行ってない人に映画のクーポン出してもしょうがないというようなこととか。
恐らく将来のモバイルOSは裏でずっと地図機能が動いていて、その人の行動をトレースしてるんでしょうね。で、必要な情報を収集して、先回りして出す。ちょっと怖いところもありますけど。



これから、モバイルの世界をリードするAppleとGoogleという二大巨人が様々な局面で鎬を削って行くのです。どんな面白いサービス・提案が出てくるか、見物している我々はワクワクしますね。そして勿論そこに新しいビジネスチャンスが生まれ、我々皆が当事者にもなるのです。スマホの世界ももう成熟してこれ以上目新しい事ないかな、なんて思ってたんですけど、まだまだフロンティアは一杯ありそうです。いやあ、面白い!

減税は日本の活性化に繋がるのか?

金持ちの税金を安くするだけで東京はアジアで圧倒的に一人勝ちできる



うーん、ごもっともに聞こえるんですが、実施するには色々軋轢が生まれそうですね…。確かに日本は基本的なインフラの整備状況は世界屈指のレベルだと思います。法人税・所得税の減税は非常に大きな吸引力になるでしょうが、コケるリスクを考えるとなかなか試せませんよね。その意味では、いきなり国全体でギャンブルするより比較的小さな範囲でまず試してみるのが良いと思います。これを橋下さんに大阪で試して欲しいんですけどね。どうももう彼には期待出来そうにないので、東京で猪瀬さんに頑張ってもらうしかないかな…。

iPhoneの魔法は解けちゃった

HTC J butterfly HTL21



ネット上であまりに評判が良いので、このHTCの新機種を触ってきました。関東&沖縄地方では12/9(日)に発売されましたが、他の地域は12/14(金)から順次発売です。いやあ、確かに良かったです! 最近の7インチタブレットの流行でも分かるように、これだけスマホの情報処理能力が上がるとやっぱり画面は大きい方が良いんですよね。このモデルとか触っちゃうと、iPhone 5の画面が手狭に思えてきます。Retinaディスプレイで高解像度競争には終止符が打たれたと思ったんですが、HTL21の1080 × 1920ピクセル、440ppi(何と紙の解像度、350ppiを超えてる!)の画面は圧倒的な迫力です。もうね、溜息が出ちゃいます…。



現状でもトータルでの完成度ではギリギリiPhoneが勝ってると思いますけど、ATOKが使えたり、防水やおサイフケータイ、それにGoogle Mapが揃ったAndroidも見劣りしなくなっちゃいました。Appleの窮屈な縛りが嫌いな人は結構多いですしね。ひょっとすると、iPhone 5S(6?)は画面サイズや色バリエーションのラインナップを増やさないとツラいかもね。正直、次はiPhoneじゃなくても良いやって思っちゃいました。



Jobs、残念だけどやっぱりあなたがいないとダメだよ!

山中伸弥教授にノーベル賞授与

ノーベル賞授賞式、日本人として本当に誇らしい夜でしたね。奥様の知佳さん共々、決して順風満帆な人生ではなかった事は良く知られています。何度も挫折の危機が訪れたでしょうに、素晴らしい成果に繋げられたその努力と熱意に心から敬服致します。願わくば、この先の研究環境に恵まれて、是非早期に医療現場で実用化されますように。おめでとうございます!

10年後のWeb業界はどうなってる?

独断で勝手に想像してみました。



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●Google

うーん、ここは簡単には引っ繰り返らないでしょうね。今の検索エンジンの性能には皆多かれ少なかれ不満を持っていると思いますが、他に代替サービスが見当たらない。Facebookにやられちゃう可能性がなくはないけど、新規サービスが脅威に思えたら企業ごと買っちゃえる財力があるので、今と同等のポジションで残っていると予想。



●Microsoft

デスクトップの存在感は下がる一方で、単なる業務インフラになってきてますよね。若い人はスマホ/タブレットだけしか持ってない、なんて声も聞いたりします。だからといってWindowsを本気で捨てる企業がない様に、Microsoft(とWindows)は残ってるでしょうね。企業は既に投資した資産を捨てたくはないので、無料だからといってLinuxやMacに移行なんてしませんから。モバイル領域で存在感を出せているかどうかはWindows Phoneの頑張り次第。これは予想不可能です。



●Facebook

うーん、廃れてる可能性はなきにしもあらず。ただ、人・モノ・ニュースという三大コンテンツを整理するニーズは絶対あるので、人の分野で成功しているのは強み。ヘンなことしなければ残ってるでしょう。



●Twitter

これは何か別のサービスに代替されてる可能性あると思います。元々アイデアとコンセプトの勝利で広まったサービスなので、どうしてもTwitterじゃないとダメな理由はあまりありませんからね。



●Amazon

きっちり残ってると思います。自分が物販系のサービスやってるから良く分かるんですが、物販って商売の基本で汎用性あるので強いんですよ。リアルなお店がなくならないのと同じで、通販は必ず残ります。多少スタイルが進化してる程度じゃないでしょうか。



●楽天

答えにくいんですが(笑)、本音では淘汰されてて欲しい。Amazonとの本質的な違いは、彼らが自分では何も売っていない事。出店者からは恨まれてるので、状況が変化すれば一気に離れる可能性があります。売れてるお店・良いお店が楽天の外でポジショニングする事が進めば、消費者が楽天で買い物する理由がなくなりますので、壮大なジャンク市場になってる可能性があります。不透明ですね。



●Apple

一番危ないのがここ。永遠にイケてる商品を生み出し続けないといけない宿命はなかなかツラい。他社の商品に乗り換えられるハードルが低いビジネスなので、迷走するともう一度倒産する可能性あります(寸前までいきましたからね)。

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10年後にこのエントリー振り返ってみると面白い事になってるでしょうね。楽しみです♪

リスティング広告運用代行サービス「THREe」と提携しました!

リスティング広告運用代行サービス「THREe」(スリー 提供:ロックオン社)との提携のお知らせ(PDFファイルが開きます)



ネットショップ、特にモールではない独自ショップを運営していて一番のテーマは集客です。クチコミとかアフィリエイトとか外部BLOGからの誘導やSNS連動からメディアリリースまで幅広い手法がありますが、一番手っ取り早くて効果が見えやすいのはリスティング広告です。つまり、Google AdwordsやYahoo!リスティング広告(旧:Overture)を使う事ですね。皆さん、もうやってらっしゃいますか?



これ、予算も一日当たりで設定出来るので低額でも使えるし、色んなキーワードやターゲットを設定出来て非常に有効なんですが、メンテが面倒なんですよね。なんせある程度のビッグキーワードだと競合広告主は頻繁に入札金額を変えるし、世の中のトレンドも変わるのでキーワードそのものや広告文を定期的に見直さなければなりません。面倒得最初に設定してからほったらかし、なんて方も多いんじゃないでしょうか。



そこで、今回おちゃのこネットがご提案するのが「THREe」というリスティング広告の運用代行サービスなんです。何が凄いのか。



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・入札額を自動で調整します

つまり、無駄に高い入札額が設定されている場合は金額を下げ、露出が低すぎて効果が出ていない場合は柔軟に上げる、などの無駄のない予算運用が出来ます。賢い!



・キーワードを自動で変更/追加してくれます

主要なキーワードやショップのURLを入力するだけで、必要なキーワードを自動生成してくれちゃいます。何て便利! 更に、今流行のキーワードをSNSの動向などから抽出して、自動的に変更/追加してくれます。チャンスを見逃さず、機会損失を防ぎます。



・広告文を自動生成してくれます

ブランド名や特徴を入力するだけで、何と広告文を生成してくれちゃいます。不自然な機械語に頼らず、人が作った自然文で生成しますのでとってもナチュラル。何てお手軽!



・広告効果をレポートしてくれます

一連の広告出稿と運用でちゃんと効果が出ているか、レポートで報告してくれます。更に専門の担当者がついてアドバイスしてくれちゃいます。気が利きます!

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ちょっと宣伝臭いですが(笑)、なかなか画期的な良いツールだと思いますので、是非お試しになってみて下さい。ちなみに、ECショップにこのサービスを適用するのはおちゃのこネットが最初なんですよ。これからもネットショップオーナーさんのお役に立つ提携はドンドン進めていきたいと思いますので、ご期待下さい!

壁に当たってもがいている若人へ

僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった



早いものでもう12月、いよいよ年末ですね。今年を振り返る記事が増えてくるのですが、良いエントリーがあったのでご紹介を。ちょっと長いけど、全文引用しちゃいます。
<まずは高校生の独白から>



僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった

僕はいま高校の最終学年で、次の6月に卒業する予定です。高校の成績は、いままでずっとAを取りつづけていましたが、去年始めてBをとってしまいました。もしそのBがなければ、卒業生総代に選ばれていたでしょう。



総代にふさわしいのは自分だ、つまりクラスで本当に一番頭がいいのは自分だと思いたいです。でもこの一年で、僕にそれほどの知性はないし、僕より頭のいい人はたくさんいるんだということを思い知らされました。



また僕は、自分の頭のよさについて、少なくとも自分自身に対して嘘をついているところがあります。成績表からAがひとつ盗まれちゃったんだということにして、自分自身を納得させようとしているんです。でも心の奥では分かっています。あのBは、僕への正当な評価だということを。あれ以外にも、他のいくつかの科目でBをもらってしかるべきでした。どうにかそれは避けられたわけですが。



最近、SAT (大学進学適性試験)を受けたら1900台のスコアでした。ただ単に怠けていたからこの結果だけど、本気を出したらもっと全然すごいスコアがとれるはずと考えました。なので、その後もう一度受けてみました。よく出来た感触はありましたが、結果は前回よりたった約40点よかっただけでした。



昔は、自分はMITに行けるものだといつも思っていました。でも、その可能性はゼロに等しいんだという厳しい現実が明らかになってしまいました。たぶん親元を離れずに地元のつまらない大学にいくことになるんだろう、と今になって悟りました。あぁ。



あーそれに、僕の趣味といえばゲームとRedditだけなんです。クラブ活動とかも全くしてないし。車の免許さえ持ってない。終わってる。まぁ、これは僕の知性とはなんの関係もないことですが。。。ただの愚痴です。



<対する返信>



どうも、遅れてすいません。新年を祝うのに忙しくて(笑)。君がまだこのスレをみているとよいのですが。



さて。私はちょっとユニークな視点を持っていると思います。私は、MITの入学試験をいままで様々な視点で見てきました。受験生として、学生として、教師として、そして今は有望な学生を面接する卒業生として。君がMITに触れているのをみて私は、ちょっと時間をかけていい返信をすべきだなと思いました。



入学試験に関する標準的なアドバイスから書き始めるつもりでした。(例えば、SATのスコアは大した問題じゃないよ、とか。)そんなアドバイスもありでしょう。しかし君の抱えている問題は入試云々よりも遥かに大きなものです。君が遭遇しているのと同じ問題に同級生たちがぶつかるのを私は何度となくみてきました。もし昔の記憶をここに再現できるなら、新入生の頃の私を君にみせてあげたい。



私は意気揚々とMITの寮に引っ越してきました。とりあえずMITに入学したのです。加えて、一年生の微積分と物理の単位をすでに取っていました。つまり一年先の数学、微分方程式と、物理2という難しい方の物理から始めることができたのです。履修登録は簡単にできて、私は自分の決断に満足でした。



時間が経ち、壁にぶち当たりました。私は高校時代それほどよい生徒ではありませんでした。悪い成績をとれば、適当ないいわけをしたものです。そんなものどうでもいいとか、忙しすぎたとか、やる気がでないとか、(そしてたいていの場合には)他にやるべきことがあったからだなどと言って。いい成績をとれば、エゴが満たされました。自分はちょっとやる気がないだけで、他の誰よりも頭がいいんだと思えました。しかしいまや、そんな考え方は通用しませんでした。私はそれまでMITを全く見くびっていたのです。ほんとうに惨めな気持ちでした。



幸運なことに、私のとなりの部屋にはRという賢いやつが住んでいました。Rは、控えめに言っても、優秀な学生でした。彼は2年生でしたが、学部で最も進んだ数学のクラスにすでに出席していました。彼はMITに来て、微積分、多変量微積分、微分方程式、線形代数、実解析(MITで最も難しいと悪名高いクラス)、そしてその他多くの数学の単位を取得しました。そしてなにより、彼は魅力的で、やる気があって、社交的でした。人間なら1つや2つあるだろう欠点もこれといってありませんでした。



微分方程式に半学期悩まされたあと、プライドを捨ててようやくRのところへ助けを求めに行きました。確か彼は私の教科書を一晩借りて復習して(彼は小学3年生からの全ての授業内容を憶えているわけではない)、その後、私の分からないところをひとつひとつ丁寧に解説して教えてくれました。その結果、学期末に私はB+をとり難を逃れることができました。ここでひとつ大切なことがあります。それは、彼が教えてくれたことのなかに、頭の回転が速くなければ理解できないことなどひとつもなかったということです。彼のことを知るにつけ分かったことは、彼の知性と実績のほとんどは、まさに勉強と鍛錬によってもたらされているということでした。そして、必要に応じて学んで訓練をした知性の道具や数学の道具を蓄積した結果として、彼の大きな道具箱があるのだと知りました。彼はそれらの道具をいくつか見せてくれましたが、私にとっての本当の収穫は、自分独自の道具をどうやって探して、つくって、改良するかという方法を理解したことでした。Rに憧れ、尊敬をしていました。私は、彼のずば抜けた能力と張り合えるようには一生なれないだろうと思うと同時に、その原因がなんだかも分かっていました。私と彼を比較すれば、私は信念に欠如しており、彼は信念にあふれているということです。遺伝子の偶然などということではなく。



「頭がいい」ことが成績の良し悪しを決めるのだと言って自分自身を欺くのは簡単なことです。とても多くの場合で、これはあり得るなかで最も安易な説明です。なぜなら、これを認めれば努力をする必要もありませんし、自分の失敗をただちに正当化してくれるからです。君はいま気づかずにこの罠にはまろうとしています。君は最初の2段落では自分の知性を問題としていますが、続けて、自分にはふさわしくない良い成績をとったと言って卑下していますね。やる気のなさが、クラブ活動をしていないことの要因だとは君は思っていますが、SATスコアの要因とは思っていないようですね。(おもしろい事実:SATの成績と最も相関の高い変数はSATのために費やした勉強時間です。)君のこの最後の一文は、投稿した文章全体にもあてはまってしまうでしょう。



> まぁ、これは僕の知性とはなんの関係もないことですが。。。ただの愚痴です。



君がAをとったのは、君が勉強をしたかあるいは授業内容が簡単だったからです。君がBをとったのは、おそらく、どうやって扱ったらいいのか分からないことや、そう簡単には腑に落ちないようなことをすぐ理解してしまうのに慣れすぎたからだと思います。思うに、君は早いうちに認知と知性に関する道具をつくり上げて、新しいことを身につけたり処理したりということを素早くできるようになったのです。でも、あまりにもそれに頼り過ぎてしまって、それだけでは対処できない事態に必要となる、ちゃんとした道具一式を全く発達させなかったのです。私がそうでした。でも、大学一年の一学期に壁にぶつかるまではそれに気づきませんでした。君に質問があります。だれか今までに時間をかけて勉強の仕方を教えてくれた人はいますか?それとは別に、先生やカリキュラムなしで自分自身で勉強する方法を君は学んだことがありますか?これらは習得することのできる最も重要な道具です。なぜなら、この道具を使って、さらに強力でさらに遠くを見通すことのできる道具をつくることができるからです。それがただ雪だるま式に大きくなることで、Rのようなひとになるのです。



MITの卒業率は97%です。つまり入学したほとんどの人が卒業します。3%の卒業できない人とその他の卒業できる人を分けるものがなんだか分かりますか?私には分かります。私は何回もそれをみてきましたし、私自身危うく卒業できないところでした。MITの4年間を、卒業できないほどの悪い成績で過ごす人はほとんどいません。実際、そういう人を一人もすぐには思い出すことができません。MITを卒業するのに失敗する人というのは、入学して、いままでに経験したなによりも難しい問題に遭遇し、助けを求める方法も問題と格闘する方法も知らないために燃え尽きてしまうのです。うまくやる学生はそういう困難にぶつかったとき、自分の力不足と馬鹿さ加減に滅入る気持ちと闘い、山のふもとで小さな歩みを始めます。彼らは、プライドに傷がつくことは、山頂からの景色を眺めるためであれば取るに足らないということを知っているのです。彼らは、自分が力不足であると分かっているので助けを求めます。彼らは知性の欠如ではなく、やる気の欠如が問題だと考えます。私は、やる気をみつける方法を教えてくれる人と出会えて幸運でした。インターネット上でできることは小さなものですが、私があなたに対してその役割を果たすことが出来ればと願っています。私は大学一年目の挫折から立ち直り、学業がとてもうまくいくようになり、同級生、下級生のティーチングアシスタントを務めるまでになりました。4年生のときには、寮で新入生の横に座り、私がかつて先輩から教えてもらったことと同じことを教えたものでした。そして彼らが、かつての私が抱いたものと同じ感情と闘い、それを克服するのをみてきました。MITを卒業するまでに私は、入学時に尊敬していた人になっていたのです。



君はとても若い。頭があんまり良くないのではなどと悩むには本当に若すぎる。年をうんととってボケ始めるまでは、「頭がよく」なるチャンスはあるのです。括弧付きで言ってみたのは、「頭がよい」というのは単に、「とても多くの時間と汗を費やしたので、難なくやっているようにみえるまでになった」ということを言い換えているに過ぎないからです。君は、自分は燃え尽きてしまった、あるいは、燃え尽きてしまうかどうかの岐路に立っているという風に感じています。でも実際には、燃え尽きることにするかしないかを決断する岐路に立っているのです。これが決断であるということを認めるのは怖いことです。なぜならそれは、君にはなにかをする責任があるということですから。でも、それは力が湧いてくる考え方でもあります。君にできるなにかがあるということですから。



さぁ、やってごらん。
いいね!

Amazonの倉庫内の写真

Amazon倉庫の内部写真が流出?驚愕の実態が明らかに



Amazonが年々存在感を強めていますが、簡単に追随者が出てこないのはこのスケールの大きなインフラを構築出来ないから。Amazon自身が創立から数年は赤字を垂れ流していましたからね。よくあそこで我慢出来たものだと感心します。中小ショップは規模では絶対に敵いませんから、自社商材の強みを出せる領域にフォーカスするしかないですね。多分22世紀になってもAmazonは存在し続けるのでしょう。