笑う門には福来たる

「笑う門には福来たる」本当に良い言葉だと思います。

よく知られているんだけど、なかなか実行出来ない深いものでもあります。

「笑いたいのはやまやまだけど、現実問題厳しい事ばかりでそんな余裕ないよ」「笑ってられるのは成功した人だからじゃないの」なんて思いたくなりますが、事実は逆だと思います。

順番として、笑っている人だから成功した、と言えるんじゃないでしょうか。



考えてもみて下さい。

あなたは、しかめっつらした気難しいそうな人と、いつもニコニコしている穏やかな人、どちらと付き合いたいですか?

答えは明らかですよね。

誰にだって、シンドイ局面はありますし、ツライ事や嫌なことだって起こります。

でもそこで、笑顔を忘れないその人の心掛け、意思の力が、表に出るんじゃないかな。

「人は40を過ぎたら自分の顔に責任を持たなければならない」と言ったのはリンカーンでしたね。

鏡を見て、そこにいつも笑顔があるように日々暮らしていきたいものです。



<参考>

エイブラハム・リンカーンの名言

良い事一杯言ってますね!

F1開幕

今頃ですけど、今シーズンもF1が開幕しましたね!

オーストラリアGPは、何と最終ラップで可夢偉が6位にジャンプアップ。

上位はマクラーレンの二台とレッドブルの二台、それにフェラーリのアロンソですから、上位がこけない限りこれ以上の順位は望めません。

最高の結果を出したと言えるでしょう。



で、二戦目のマレーシアGP。

今度は残念、可夢偉はリタイア…。

代わりにチームメイトのペレスが二位。

う〜ん、入れ替わっていてもおかしくなかったのに…。



なんせ、昨年までのレッドブル独走で白けた展開とはうってかわって、今年は各チームの差が小さい大混戦。

久し振りに面白いシーズンなんじゃないでしょうか。



表彰台期待してるよ、可夢偉!!

シャープと鴻海精密工業の資本提携に思うこと

経営陣の決断を市場は歓迎していますね。

資本提携発表後は連日シャープの株価はストップ高を続けています。

少し前なら日本的落としどころを探って国内有力企業との業務提携とかでお茶を濁していた気がしますが、さすがに昨今の市場環境はそんなのんびりした問題先送りを許してくれないのでしょう。

しかし、日本人としては寂しくなりますよね。

もう日本企業の競争力は回復しないのか、と。



韓国企業の競争力の源泉を正しく認識せよ



鴻海のターゲットがサムスンにある事は明確です。

では、そのサムスンはどうして今日の競争力を持つに至ったのか。

確かにウォン安や韓国政府の後ろ盾という特殊要因もあるんでしょうが、それだけで国際マーケットを勝ち抜いてくることは出来なかったはず。

プライドを捨てて、学ぶべきは学ぶ事が必要なんでしょうね。

大事なのは、経営の合理性と、判断の速さ、でしょうか。

最終的に問題は経営陣の質に帰すると思います。

外部から優秀な経営者を呼んできた(勝手に来ちゃったんですけどw)日産の業績が一番の答えな気がします。

創業家を担ぐトヨタは伍して行けるのでしょうか?



シャープに思うのは、本当にコスト競争では勝つ道がなかったのかな、という事です。

昔カシオと電卓戦争を繰り広げた頃は、海外勢も含めて並み居るライバルを振り落として勝ち残りましたよね。

最初から高級品志向で、コスト競争力の勝負をあきらめていたところが残念だったなと思います。

素人の感想ですけど。



しかし、深刻な局面に陥る前に善後策を打ったのは評価出来ると思いますので、今後の巻き返しに期待します。

頑張れ、日本メーカー!

greeはどこで道を誤ったか?

グリーは一体どこから道を間違え始めたのかという知られざる歴史まとめ



とっても長いエントリーなので読むのが大変ですが、Webに関わる仕事をしている方にはご一読をオススメします。

まず大事なのが、greeという会社に対して”道を誤った”という表現を使われている点です。

私もそう思いますし、良識あるWeb業界の多くの方も同意されるのではないでしょうか。

2002年から2003年あたりにかけて、アメリカでSNSが盛り上がる気配を見せていました。

FriendsterやMySpaceといった成功例を見て、日本で後追いのサービスが立ち上がったのがmixiであり、greeです。

記事にあるように、greeは創業者の田中氏が楽天在籍中に個人サービスとして立ち上げた事もあり、またそのデザインセンスがmixiとは違う洗練された印象を与えたこともあり非常に好意的に迎えられたのです。

その初期ユーザーの多くはアーリーアダプターと呼ばれる、ネット界の先進ユーザーで構成されていました。

当初の田中氏の姿勢は、本当にピュアにWebの未来を開拓する夢を抱いていたと思います。

それがどうしてこんなに射幸心を煽る不健全なゲームプラットフォーム会社に堕してしまったのか。

非常に残念です。



上記のエントリーを追ってみると、収益化には相当苦労した様子が見えますし、2007年10月のアバター騒動あたりが大きなターニングポイントになった気がしますね。

そこで既存ユーザーからの大きな反発を招き、結果的に初期ユーザーの思いを振り切って収益化の道を選択してしまった。

ここで利益至上主義の魔道に落ちたのかな、と思います。

後は上場という選択を取らざるを得なかったところですね。
「GREEは僕にとって子どもみたいなもの。子どもが生まれる前から『子ども年表』みたいなのを作って、子どもの将来とか、いつ死ぬかとか決めたりしないでしょう?『あなたの子どもの目標あるんですか』とか、『将来のプランがないなんておかしい!』なんて言う人もいないし」。
最初はこんな気持ちで事業運営してたはずなんですけどね…。



ここで日米を比較するなら、Facebookの資金調達プラントの大きな違いです。

ご存知の通り、Facebookはつい最近まで特にめぼしい利益を上げてきませんでした。

それでも将来の収益性を期待して資金を提供するベンチャーキャピタル等の資金提供インフラがアメリカにはあった。

ここが目先の収益を上げることを拙速に求める日本の金融事情との違いですね。

創業者・近親者という初期の資金の出し手と、新興上場市場というある程度の成功が見えてきた段階の資金提供インフラの中間を取り持つ存在が手薄。

例えばここに事業の評価を客観的に行えてリスクマネーを担えるキャピタルがあれば、もしくはマイクロソフトやGoogleのような既に成功した先達の先行投資という受け皿があれば、一番苦しい事業の立ち上げ期にお金が回ると思うのです。

私の経験でも、ある程度の手応えはある、顧客基盤が出来つつある、そしてサービスの成長に必要な投資が必要、でもまだ収益は追いつかない。

このタイミングの資金負担が一番の難関なんですよね。

ここで頼れる存在が殆ど無いんですよ、日本では。

SONYだってその時期に頼ったのは盛田さんの生家でしたしね。(盛田酒造は愛知県の老舗の酒蔵でした)



日本に必要なのは、健全な成功事例だと思います。

その意味でライブドアをああいう形で潰しちゃったのは影響が大きかったと思います。

他に日本のIT業界でパトロンの役目を担えそうな成功企業というと、ソフトバンク/Yahoo! Japan・サイバーエージェント・GMO・楽天ぐらいですか。

その彼らが、あまり積極的な投資活動をしてませんものね。

かなりビビってる部分はあるんじゃないでしょうか。

そろそろ、”まともな村上ファンド”が現れて、日本の非効率な部分を矯正する動きがあっても良いんじゃないかと思うんですが、また潰されちゃうかな?

日本語の壁

ピーター・フランクルさんが新聞に寄稿したエッセイを読みました。

氏はなんと11カ国語を大学での講義が出来るレベルでマスターしており、30カ国語でコミュニケーションを取ることが出来るそうです!

で、その中で一番難しい言語は間違いなく日本語である、と。

うーん、これが日本特有の事情を作りだしていますね。



各国の国情は地理的要因に大きく影響されています。

もし日本海がもっと小さく大陸からの渡航が容易であったら、とっくに大陸民族に制圧されていたでしょうし、もっと離れて孤立していたら適度な文化交流が行われず発展は遅れていたことでしょう。

よく日本のことを「小さい島国」と形容しますが、これは間違いで、試しに日本地図を切り抜いてヨーロッパに重ねてみれば日本列島が意外に大きな事に気付くと思います。

この適度に大陸と距離をおいた国土に、数千万人(江戸時代の日本の人口は2,000〜3,000万人程度と推計されています)の人が暮らし、日本語という独自言語で文化圏を構成していた。

この特殊性が、21世紀の現代に於いても保持されているんですね。



なので、日本で商売をする事は実はたやすいのです。

競争の緩い、それなりに大きな市場があるのですから。

そして、外国語を苦手とする人が多い現実がある以上、そこに英語なりのコミュニケーション手段を身に付ければ、非常に大きな競争優位を築くことが出来ます。

海外製品の日本への輸入、日本製品の海外への輸出。

どちらもまだまだ手垢が付いていない分野が沢山残されているはず。

「閉塞感」とか「行き詰まり」とか、マスコミの風潮に惑わされて将来を悲観する前に、半歩踏み出す勇気さえあればきっと明るい未来が待っていると思うのです。

日本の若者よ、君たちは外国の同世代より優位なポジションにいるのです。

自信を持って外に目を向けよう!

【セブンパーツ専門店コンタクト】オープンです

セブンパーツ専門店コンタクト



スーパーセブンのパーツ専門店を新たにオープンしました。

趣味性の高いスポーツカーを中心にパーツショップを展開して参りますので、宜しくお願い致します!

Facebook付き合いの距離感

Facebookの知り合いリストを使って、ニュースフィードを整理しよう



皆さん、Facebookは活発にお使いですか?

正直、うざくなる時もありますよねw

私は、前向きになる時と離れたくなる時が交互にやってきます。

ご紹介の記事は、「友達として登録はしたんだけど、あまり交流したくない人」を端折る機能です。

ものすごく本末転倒な気がしますね。(笑)

空気で一応登録とか、同僚なので体面を重んじて登録だけはしたけどソリが合わない、とかガイジンさんでもあるんでしょうか。

微妙な距離感を計るFacebookの機能アップデートに密かに親近感を感じます。

没落貴族という生き方

本当は「貧困」な日本社会。- @May_Romaさんと素敵な仲間達。



正直この人はあまり好きじゃないんですが、この内容には同意します。ウチが残業ゼロ宣言を取り入れて何年か経ちますが、正しかったと思います。大体徹夜を厭わずにモーレツな働き方を推奨する社長って独身で子供いないとか、昭和体質かのどっちかで、特に小さい子供がいる社員には迷惑この上ないと思います。重要なのは、
自分はとくにアイディアも労働も提供しないくせに、サービスの質ばかりをもとめる傲慢な大衆こそが自国の労働環境、自分たち家族を養う稼ぎ頭の首を絞めてゆく。残酷な「ふつうの市民」によって働き手が追い詰められることに気づかない人多すぎ。
という指摘ですね。日本のサービス品質の高さは世界に誇る美点なのでしょうが、サービス提供者に過度のクオリティを求める消費者こそが自分達の首を絞めている事に気付かねばなりません。「お客様は神様です」という勘違いですね。(ちなみに巷間に伝わる使われ方とは違う三波春夫さんの本意はこちらです)



明治維新から戦後の復興期を通じて、ずっと日本は欧米へのキャッチアップを国家的目標にしてきました。しかしそれはもう達成されたのですから、我々も頭のスイッチを切り替えるべきなのです。良いじゃないですか、落ちぶれたって。中国が世界一の大国で良いじゃないですか。過酷な競争で新市場を切り拓くのはアメリカに任せておきましょうよ。我々は決してアメリカではなく、今こそヨーロッパにこそ学ぶべきです。かつて世界を席巻したイタリア・フランス・イギリスが、スローライフに巡航速度を落とした姿勢こそが日本のモデルです。そろそろ本当に人間らしい生活を取り戻しましょう。



私の提案は、地方への回帰です。東京にお住まいの皆さん、ストレスの多い首都を離れて故郷に戻りませんか。地方都市というチョイスも魅力的ですよ。情報はどこにいても入手出来るんですから、地方に住んで最新のトレンドと豊かなリソースの良いとこ取りを実現するのが本当の勝ち組なんじゃないでしょうか。東京一極集中じゃなくて、もっと多様な生き方を選ぶ人が増えれば、色んな問題が解決するんじゃないかな。

プリンター買い換え

HPのインクジェットが壊れたっぽいので買い換え。

買い置きのカートリッジが勿体ないし、むしろこっちの方が高いので、引き続き使える後継モデルにしました。

HP Officejet 6500A Plus、Amazonで12,000円ほど、やっすー

デフレ万歳!



ちなみに、オフィスのメインのFAX/プリンター複合機はブラザーのMFCシリーズ

以前はリコーの複合機でしたが、毎月のコピーチャージが馬鹿らしくて買い換えました。

こちらもオススメですよ。

iPad(3rd)登場

発売初日に手元に届いたiPad(3rd)を少し触ってみました。

Retina(網膜密度)と呼ばれる高解像度のディスプレイは非常に綺麗。

iPhone4で見慣れていたはずなのに、このサイズで見ると圧倒されますね。

他にもカメラの性能向上や、搭載メモリーのアップなど、各部が向上しています。

買って損の無いデバイスと言えるでしょう。



方やコンテンツ提供者側には、この高解像度への対応という作業が待っています。

アプリそのもののハイレゾ対応もさることながら、頭が痛いのは作成しているコンテンツの解像度。

精細度を上げて対応するのは簡単なのですが、必ず容量が大きくなってしまいます。

そのせいでダウンロードにやたら時間が掛かったり、旧来モデルでの操作が著しく遅くなると、ユーザーの悪印象を招きます。

さじ加減が難しいですね…。



しかし、この画面を見せられると、普段我々が目の前で見ているパソコンの液晶画面がいかに汚いか再認識してしまいます。

今までHD対応とか謳ってましたが、Retinaという発想自体がありませんでしたからね。

さすがにこの解像度がファイナルアンサーでしょうから、これから全ての液晶ディスプレイの解像度がRetina化していくのかも知れません。

そうなると恐ろしいほどの置き換え需要が発生することになります。

今や青息吐息の液晶パネルメーカーには慈雨になるんじゃないでしょうか。

コンビニオーナーというお仕事

コンビニのオーナーになりたい方へ



このBLOG、ちゃんとした方が書いてらっしゃる感がありますので、コンビニ経営に興味がある方にはオススメです。

ネットショップ開業サービスなんてのをご提供している関係上、商売とか独立開業なんて話には詳しい方だと思っています。

「一国一城の主」憧れる響きですよね。

これ、思っているより、なるのは簡単です。

問題は、続くかどうか、なのですね。

脅かすわけではありませんが、一説には10年続く会社は5%以下なんて聞いたりします。

毎日が初めてだらけなので一つ一つの課題を知恵を絞ってクリアしていくわけですが、経営者に大事な資質は粘り強さとマメさだと思っています。

ルーズな人は、間違いなく失敗します。

その意味で勤め人が勤まらない人は開業前に自分の資質を問い直した方が良いと思います。

まあ、上司とソリが合わないだけで商売向きの人ってのもいるんですけどね。



一つの独立開業のモデルケースとして、コンビニ開業というのは良く耳にするパターンです。

魅力は本部が提供してくれるマニュアルですね。

で、シアワセになるオーナーさんと不幸なオーナーさんの違いは何か。

創意工夫の能力だと思います。

与えられたマニュアル道理に、もしくはそれが劣化した程度にしか運営出来ない人と、独自の工夫で試行錯誤を繰り返すオーナーさんで大きな差が出来るのは自明の理です。

で、独自の方法論を掴んだ手応えが出来れば、FCから脱却して自分のオリジナルの商売に踏み出した方がシアワセになれるでしょう。

そこまで出来る人ならマニュアルに頼る理由がないし、ロイヤルティも勿体ないですしね。



閉塞感を抱えて悶々としているエネルギーのある方には、独立開業はオススメの人生プランです。

10年程度は苦労すると思いますが、努力は裏切りません。

特に地方で開業するというのは、逆張りで成功する確率高い気がします。

競合が少ないですからね。

幸せは向こうからは決してやってきませんから、怖くても踏み込んで歩いて行きましょう。

納得のいく人生を送る秘訣だと思います。

コンビニオーナーさんでも、ネットショップオーナーさんでも、リスクを取って挑戦する方を心から応援しています。

ポルシェ指数

Porsche



ビッグマック指数という指標をご存知でしょうか?

世界中で広く販売されているマクドナルドのビッグマックが、現地通貨で幾らで買えるかで各国の物価を比較する試みですが、同じ事をポルシェでやるとどうなるでしょうか?



<素の911の各国定価>

・日本  :11,170,000円

・アメリカ:$82,100(83円換算で、約6,810,000円)

・ドイツ :€88,037(109円換算で、約9,600,000円)

・中国  :1,476,000元(13円換算で、約19,200,000円)

・アブダビ:AED334,000(23円換算で、約7,680,000円)

・ロシア :4,415,000ルーブル(2.8円換算で、約12,400,000円)

・ブラジル:何故か定価記載無し



如何ですか?

クルマの場合は各国で仕様が異なるのと、関税と付加価値税の兼ね合いでクルマそのものの値段比較にならないのですが、その国の住人は上記の価格で購入している事に変わりはないので、比べる意味はあると思います。

目を引くのは、アメリカの安さ。

それに中国の高さですね。(スミマセン、最初見間違えてて凄く安いと勘違いしてTweetしちゃいました…)

中国は贅沢品にかなり高率の関税を課しているので、この値付けになっているのだと思います。

日本もやっぱり割高感がありますよね〜



更に最新のカーセンサーEDGEの記事によれば、各国の販売台数は下記の通り。



<2011年のPorsche全モデル納車台数> カーセンサー EDGE 2012年3月号より

・日本  : 3,568台

・アメリカ:31,237台

・ドイツ :14,959台

・中国  :24,340台



うーん、やっぱりアメリカは自動車大国。

それにしても、あの値付けの高さにも拘わらず中国の販売台数の多さはどうですか!

2010年から2011年への伸び率は+64.6%だそうなので、2012年にはアメリカを追い越して世界一の販売台数を記録する勢いです。



分かってはいますが、中国のこのパワー、どこまで伸びるのでしょうか…。

21世紀はアジアを中心に回るんでしょうね。

システムのリニューアルについて

はてなは「絶対すべきでないこと」をやらかしたのか?



上のエントリーはWebサービスに関するちょっとマニアックな内容なので、興味のない方は適当に端折ってご覧下さい。要点は、提供しているサービスがそれなりの年数を経て古くなってきた時、リニューアルをする方法論についての考察です。



おちゃのこネットもサービスの提供開始は2004年の夏前。もう丸8年が経とうとしています(!)。8年前とは色んな環境が変化してきており、そもそも当初は現在のようなご利用店舗数もアクセス数も想定していなかった訳ですから、低レベルなシステムでした。どんどん追加で手を入れていますので、コードは肥大して、スパゲティ化。我々も「これはさすがに全部新しく書き直すか?」という気になりましてね。一度は全面リニューアルに手を付けました。

でもやっぱり実務的にはそれは困難なんですね。何と言っても、日々新しい機能追加や改善の要望に応え続けていかねばならず、手を止めるわけにはいきません。そうなると、元々少ないリソースをやり繰りしていますので、いつまで経っても新システムを旧システムに追いつかせることが出来ないんですね。



そして大事なポイントは、新システムに置き換えたとして、バグが多数発生する可能性があるという点です。旧システムは永年に渡って多数のユーザーさんにご利用頂いているため、枯れたシステムになっています。この時間と労力が半端ないんですね。これは大変貴重な資産とも言えますので、これを引き換えにしても価値があると思えるだけの新しい効果が得られないと、それはやはり間違った判断だということになってしまいます。



ですので、この話の結論は「システムの全面リニューアルには大きな犠牲が伴うので、その必要性をよく吟味しましょう」という、ま、普通の面白くない話です。プログラマーの諸君は目の前のレガシーコードに辟易する事もあるでしょうが、美しいコードのコンテストをしている訳でも何でもありませんので、現実とうまく折り合いを付けてもらう事が大事だと思います。得られた経験は、次に新サービスを構築する時に活かしましょう。

パッケージメディアの退潮

CD屋もDVD屋も本屋もなくなった。そしてRasputinだけになった



うーん、さすがシリコンバレー、変化がダイナミックですね〜

正直、日本はここまでドラスティックには変わらないと思います。

それが良くも悪しくも、日本の持ち味だから。

ただ、これが未来の方向性である事には違いないでしょう。



問題は日本のコンテンツホルダーの姿勢ですね。

未だにAppleのiBooksもAmazonの電子書籍配本もスタートしていません。

漫画の世界は少し進んでますが、それでもあちこちに配信サイトが林立していて、消費者側とすると面倒くさいことこの上ない。

少しずつ出版社も変わってきてるんですけどね。



電子書籍ビジネスに、意外な異業種企業が進出



正直、コンテンツの配信は少数の大手がまとめてくれた方が使い勝手は良いんですよ。

業界を見渡しても、その役を担えるのはApple・Amazon・Googleあたりが適当。

4月に日本でKindleが発売されるというもあるんですが、早く市場環境を整えて欲しいものです。

テックメディアの浮沈

(短編まとめ)AOLに買収されたTechCrunchの影響



恐らくテクノロジー系の仕事をしている殆どの人が目を通していると思われる人気サイト「TechCrunch」ですが、創業編集長のMichael Arringtonが抜けてから確かにつまらなくなりました。

それでも日本語で発信してくれる代替メディアがないから、相変わらず貴重ではあるんですが。

ちなみに、日本語のテックメディアと言えば昔は必ずチェックしていたCNETも経営が変わってから全く見ておらず、今はITmediaの一択です。

メディアの質を左右するのは編集長なんですね。

まあ、それは企業を左右するのがトップである事と同じか…。