JAIA試乗会

毎年この時期にJAIA(日本自動車輸入組合)が主催する大試乗会が開催されます。

基本的にはその年にインポートされる殆ど全てのモデルが勢揃いする大きなイベントで、皆さんも雑誌の誌面でご覧になった方がいらっしゃると思います。

初めてその試乗会に参加させて頂いてきました。

幸いお天気は快晴で暖かく、絶好の試乗日和。

これ、曇っていたり雨だと最悪らしんですが、雨男の西川淳さん、雨男引退したらしいので効果テキメンですね。(笑)



企画としては、普通のユーザー(私)が、知り合いのクルマ屋さん(名古屋の伊藤守さん)とあれこれクルマを物色している様子を西川さんが見ている、という想定です。

その日用意されているクルマのリストは全部で90モデル!

これを全部は乗れませんので、目星を付けたクルマに手を上げて割りあてられた車種の試乗をするのですが、我々のチームだけで17モデル。

結構大変です…。



しかしこれだけ沢山のモデルを乗り比べる機会ってありませんからね〜

貴重な体験でした。

個人的に気に入ったモデルは、BMW MINI ジョンクーパーワークスコンバーチブル、ジャガー XK ポートフォリオコンバーチブル、マスタング V8 GT コンバーチブル、マセラティ グランカブリオ。

コンバーチブルが多いのは個人的な趣味です。(笑)



少ない限られた時間で、短い距離を走っただけで評価されるクルマには申し訳ないのですが、それでも確かに感じる特性や違いといのが明確にあり、こういう試乗もちゃんと評価の役に立つんだなというのが実感です。

詳しい内容等はいつかの「CARZY」でご紹介させて頂こうと思いますので、お楽しみに。

Facebook広告

皆さん、広告宣伝費ってどれくらい掛けていますか?

ちょっと調べたら面白い数字が見つかりましたので、ちょっとご紹介。



有力企業の広告宣伝費(2010年度)



これを見ると、おおよそ対売上比率で2%前後が目安ですかね。

粗利の大きいトイレタリーや医薬品は多め、小売とか粗利が低い業界は低め、自動車とか家電とかの製造業が中間というカンジでしょうか。



問題は、この広告予算の向け先です。

上記のリストでは、全般的にグローバル展開している企業は国内向け予算を絞って海外に重点配分している傾向。

で、大手企業は既存マスメディアに集中投下するんでしょうが、我々中小企業はそうはいきません。

当然ネット広告が主たる媒体になるんですが、これも国内向けと海外向けで様相が異なります。

恐らく国内向けにはYahoo!リスティング広告(旧:Overture)が有効と思われます。

理由は、Yahoo!検索を使うのがITリテラシーの低い層=広告に引っ掛かる率が高いと思われる層だからです。

だって、Google検索ユーザーは検索結果と広告を明示的に区別して、無視する習性が身に付いてますでしょ?

ところが、海外向けにはOvertureは効かないんですよね。

理由は、各国市場を横断的に配信する仕組みがないから。

つまり、Overtuteで世界に向けて広告配信しようと思うと、各国のYahoo!とそれぞれ個別にアカウント登録して広告配信しないといけないわけです。

当然そんな面倒なこと出来るわけないので、Adwordsの一択になりますわね。

Googleにお金払うの、ちょっと負けた気がして悔しいんですが、仕組みとしては良く出来ています。

で、ちょっと押さえておいたほうが良いのは、流行りのFacebook広告ですね。

Adwordsでは主要なビッグキーワードの単価が高騰しちゃってますが、Facebook広告ならまだ割安で購入できますので、今が狙い目。

ま、そのうちAdwords同様高くなるでしょうけどね。



我々は資金力がない分、知恵を使わねばなりません。

最新の情報収集に力を注いで、大手をスピードで上回り、きっちり費用対効果を追い求めましょうね。

頑張りましょう!

読書体験

皆さん、最近本を読んでますか?

正直、私はあまり読んでいません。

昔は読んでたんですけどね。



子供の頃から読書は大好きで、偉人伝記シリーズに始まり、歴史物を読みあさり、横溝正史のスリラーでトイレに行けない怖い思いをし、どっぷり本漬けでした。

最初の転機が来たのは大学一回生の夏休みに読んだ「罪と罰」でした。

あの鉛色の曇り空のような鬱屈としたストーリーが最後に女性に救いを求めるのを見て、「やっぱり世の中には男と女しかいないんだ。書を捨て、街に出よう」って思っちゃったんですよね。(笑)

それからは純文学は殆ど読んでません。

で、社会に出てからはビジネス書を読むようになりました。

卒論の参考にした堺屋太一、大前研一、ドラッカー、「ビジョナリーカンパニー」シリーズも読みましたね。

そのうち自分で会社を始めてからは、やはり理論よりも実践、現場に答えがあるんだという思いを持っていました。



で、最近ですが、やっぱり読書体験に少し戻ってみようかな、と思い出しています。

確かにネット上に情報は溢れているんですが、どれも皆細切れで体系立っていないんですよね。

物事を整理して深く理解するには、やはり本というパッケージは大事なんだな、と感じています。

あと、沢山の本を読み込んでいる人の書く文章は、洗練されていて読み応えがあります。

何かの役に立つとかそういう卑小な考えじゃなくて、自分の興味の赴くままに、人だったり、深く知らなかった分野の知見を広めるだったり、気ままに読み散らかしてみたいなと。

本離れが進む現代ですけど、何時の世も正しい事は大多数の流行の逆にある気がしています。

単に天の邪鬼なだけですかね?(笑)



蛇足ですけど、お子さんのいらっしゃるご家庭では、小さいウチから読書体験を積ませて上げた方が良いですよ。

社会への窓である事は、時代を超えて不変だと思いますから。

docomo/NTT、大丈夫?

悲鳴をあげるドコモ。DDoSツールと化すスマートフォン



元通信事業に関わっていた者として、そして今もWebプラットフォームを提供するビジネスを生業にしている者として、通信キャリアの対応を笑う気にはなれません。

こんなに急激に利用者端末環境が変化するなんて誰も想像出来ませんでしたからね。

考えてみて下さい。

あのJobsのプレゼンで世界が熱狂したiPhoneの発表は、2007年の1月ですよ。

日本にiPhoneが上陸したのは翌2008年のことです。

たった4年でスマートフォンの市場が立ち上がってしまったんですから、そりゃ対応が後手に回るのは仕方ない面があると思います。



しかし、です。

こんなトラブル事例を見ると、最近のNTTグループは大丈夫なのか、とも思っちゃうわけです。

他社と比べて高い料金を払うユーザーは、NTTグループ・docomoに対してブランド力を認めているわけです。

その価値の根源はネットワーク品質の高さです。

それがこうトラブルが続き、その原因に人為ミスや判断の悪さが垣間見えると、本当に品質の高さが保たれているのか、今後も保たれると信じて良いのか、と疑う気持ちが出てきます。

これは凄く重要なブランドへの危機だと思います。

上層部は危機感持ってますか?



そう考えると、品質には疑問を持たれているソフトバンクは良くやっているのかも知れません。

繋がりにくかったり、遅いと文句を言われながらも、iPhone利用環境の提供を何とか踏ん張って実現していますもんね。

お手本がない状態で、先達として道を切り拓くのはいつの世も大変な労苦を伴います。

なんかソフトバンクにエールを送りたい気持ちになりました。

サービス部門の海外流出

今、「CARZY.net」にPDF版のダウンロード販売機能を追加すべく開発中です。

海外向けにドル/ユーロ決済をする事を考慮して、決済システムにはPayPalを採用する事にしました。

マーチャント契約の申請をして審査中なのですが、この契約申請プロセス、日本国内で予備審査をした後は中国の上海に投げられるんですね〜

少しぎこちない日本語で電話が掛かってきて何事かと思いました。



しかしこれ、昔なら100%日本国内で行われていた業務ですよね。

製造業の工場が海外移転するのは普通ですけど、日本国内向けに日本語で行うサービス部門が海外移転していくのは本当に脅威です。

今のところこうしたところまで踏み込んでいるのはPayPalやDELLなどの外資系企業ですが、日系企業が本気で海外に持ち出したら国内の雇用はどうなってしまうのでしょう。



とここまで考えて思ったんですが、本当はこういう高度なナレッジ業務、日本国内で海外向けに受け持ってもおかしくないはずなんですよね。

語学力と、ホスピタリティ。

アメリカとかヨーロッパとか、サービスクオリティの低さに辟易してるという話は良く聞くので、案外大きなビジネスチャンスだったりして。

どこかのコールセンターさん、真面目に考えませんか?

消費税増税について

まともな国民であれば、現状の政府債務がヤバイ事は分かっています。

税収を増やす当てがない以上は、消費税増税を上げるしかない事も分かっています。

でもね、何のために民主党に政権交代したのか思い出して頂きたい。

しがらみにまみれた自民党では出来なかった無駄の多い行政の仕組みに抜本的に手を付けて、新しい日本国のカタチを作り直すことに意義があったのではなかったのか。

民主党の結党時の基本方針は「行政改革」「地方分権」「政権交代」の三つだったはず。

政権交代を果たした今、手を付けるべき課題は前の二つのはずなのに、何をウロウロしているのか。



前からの持論ですけど、日本の硬直した体制を打破して前に進むには道州制の導入しかないと思っています。

日本という国は、既に充分すぎる位大きくて、いきなりダイナミックに方向転換するには巨艦過ぎるんですよ。

だから、国を幾つかのブロックに分けて、道州に分割する。

で、それぞれの道州で、アイデアを出してこれはと思う政策を試してみる。

上手くいけば国全体で採用する。

こうしないと、斬新なアイデアが出てこないし、出てきても国全体で試すのは怖すぎると思うのです。



だから、税収を上げることだけ考えるんじゃなくて、支出を減らす・合理化する事とセットで提案して欲しいんですよね。

その上での痛みは受け入れるだけの覚悟は皆持ってますよ。

バブルの思い出

バブルの時代、バブル経済



調べ物をしていたら面白いサイトを見つけてしまいました。

1980年代後半から1990年代初頭にかけての日本のバブル時代を整理してあります。

う〜ん、同じ国とは思えませんね。

まだほんの20年ほど前の事なんですよ。

これとかこれとか、ドギツイですね〜(笑)



時代の流れがあったんですよね。

日本の戦後経済の発展 〜 貿易摩擦 〜 プラザ合意&円高 〜 内需拡大&低金利政策 〜 バブル発生、全て必然でした。

多分同じ状況が訪れたら百回でも同じプロセスを経たんじゃないでしょうか。

当時はそれがバブルだと誰も自覚していませんでしたしね。



では、我々は過去の経験に学んで賢くなったのか?

結論としては全く学んでいません。

舞台を代えて世界各地でバブルの発生と崩壊を繰り返しています。

サブプライムショック、リーマンショック、ユーロ危機、そして恐らく中国のクラッシュと、幾ら痛手を被っても際限なく同じ事がリピートされていきます。

こうなるともう資本主義経済の持つ内的な宿命とでも考えないと説明がつきません。

根本にあるのは、日常生活で必要となる規模以上のマネーが流通してしまっている金融そのものにあるんでしょうね。

どこまでも満足することなく利益を追求する、お金そのものの持つ魔力に全世界の人間が振り回されてしまっています。

そう考えると、今の不景気と言われる日本で、地に足のついた生活をするのも悪くない気がするのですが…。

あるストレージサービスの閉鎖

「Megaupload」閉鎖&FBIが運営者を逮捕、驚愕の運営実態と収益額が判明



有名なストレージサービスだった「Megaupload」がFBIの捜査により閉鎖されたそうです。

収益額が驚きのレベルですね。
Megauploadは有料会員から1億5000万ドル(約116億円)、広告などで2500万ドル(約19億円)、あわせて1億7500万ドル(約135億円)以上の利益を上げていた
有料会員がどれくらいの数いたのかは記されていませんが、プレミアム会員の会費が月額10ドルほどだったようですから、ざっと計算して100万人ほど居た計算でしょうか。(月額10ドル × 12ヶ月 = 約100ドル/年 上記の売上が年額であれば、ですけど。累計だったらもっと少ないですが。)

まあ普通に考えて、



・未登録ユーザー:500MB

・無料登録会員 :2GB

・プレミアム会員:無制限



なんて仕組みで投資が回収出来るとは思えません。

実態としては、極端にダウンロード速度を絞ったり、ツールの機能制限で実質的なストレージ容量を少なくする、なんてダークな運営だった模様です。

そもそも違法コンテンツのダウンロードが目的で使われていたサービスですから、そりゃいつかはこういう日が来ますわね。



ま、参考にすべきはそのスケールの大きさで、Webサービスは数集めてナンボって事ですね。

内職中…

コンタクトは12月決算なので、年明けからちまちまと会計データの入力作業をやっております。

馬鹿馬鹿しい作業なので税理士さんに外注してもいいんですけど、毎日半日程度時間を割いて二週間ほどで終わるので、まあ良いかと会社を作ってから15年続けています。



考えてみると、経理とか総務なんていう仕事は、申し訳ないけど利益を生まないコストセンターで、なるべく無いに越したことはないわけです。

二つの会社で合わせて15人ほど社員がいますけど、総務・経理はほぼ私がやっていますので、ウチは間接部門の人員はゼロ。

こういうところに経費掛けてる会社は利益出ないんじゃないかと思いますけどね。

上場企業の間接業務の多さを想像すると、気の毒になりますな。



単純作業ですけど、数字を追い掛けていると無駄な経費が見えてきたりもしますので、良い整理にはなります。

今週で終わらせるぞ。

日経夕刊

毎月4,000円超の購読料を無駄だなと思いながら日経新聞をやめられないのは、夕刊のファンだからです。

個人的には朝刊より断然読むところ多くて面白いです。

いつも後ろのページから読むんですけど、「こころの玉手箱」に登場する名士のこぼれ話に始まり、社会面、スポーツ面、将棋欄、「人間発見」の人物紹介連載、「プロムナード」のコラム、たまにパズル、総合面、最後に一面。

盛り沢山です。

日経って、スポーツの記事も充実してるんですよね。

多分社内では出世コースじゃないだろうな、なんて余計なお世話な想像をしながら、記者さんの人間味溢れる切り口を楽しみにしています。

あと、将棋欄も面白いんですよ。

将棋って、ある程度の棋力がないと棋譜そのものは楽しめないんですよね。

アマチュア三段程度の棋力はあったのですが、それでも棋譜が溢れた解説は読む気がしません。

そこが河口俊彦老師の解説は抜群の面白さ。

将棋世界誌の「対局日誌」が連載終わってしまったので、河口さんの観戦記が読めるのは日経だけなのかな?

これだけで買う価値があります。

夕刊全体に漂う、朝刊とは違う緩さ、というか、独特の空気が良いんですよね。

変にデスクの縛りが強くなくて、各コーナーが伸び伸び色を出しているカンジがします。



あ〜、夕刊だけの購読プランがあれば良いのにな!

デジタルコンテンツの購入体験

CARZYをやってますので、最近デジタルコンテンツの流通に関心が向いています。

皆さんが身近で購入体験があるとしたら、やはりiTunesでの音楽ダウンロード購入でしょうか。

私はデジタルネイティブ世代ではないので、やはりCDパッケージに拘りと思い入れがあり、今までダウンロード購入には抵抗がありました。

Amazonで手配すればすぐに届きますしね。

でも何でも経験と思って一度やってみると、確かに手軽ですよね。

今まで購入したCDだって、一度リッピングしてiTunesに取り込めば二度と使う事はなかったので、不要と言えば不要だったんですけどね。

新しい体験に移行するには心理的な抵抗感が一番の敵、という事なんでしょうね。



で、一歩進めて、今度は映像コンテンツの購入体験。

やはり入り口はAppleでしょう、ということで、Apple TVからの映画ダウンロードを試してみました。

初回はクレジットカードのセキュリティコードの入力を求められましたが、二度目以降は拍子抜けするほど簡単にレンタル出来ちゃいます。

まさにワンクリック。

子供が勝手にレンタルしちゃうと困るんだけど、それくらい自然で良く出来たUIデザインです。



もう一つ、PS3でのHuluも試してみました。

こちらはアカウントが無かったので、PCでのアカウント登録が必要。

無料体験にもクレジットカードの登録が必要なんですね。

で、ラインナップを確認。

確かにアメリカのTVドラマシリーズはそれなりに多いんですが、映画が貧弱ですね。



この、コンテンツラインナップの日米差は深刻です。

結局日本のコンテンツホルダーが抵抗してるんでしょうね。

これだけ黒船が圧力掛けても変わらないとなると、どうしたら良いんでしょうか。

ちきりん女史が言うように、重力崩壊するレベルまで放置してある日状況が変わるのを辛抱強く待つしかないのでしょうか。

ホリエモンのような突破力のある異端を上手く扱えない我が国の懐の狭さが残念です。

Google検索の行方は?

Googleの言う「あなたの世界」は、Google+だけの世界



1月初旬より、英語版のGoogle検索のロジックに変更が加えられました。

主な狙いはGoogle+の取り込みです。

で、ネット上の評判は散々な模様ですね。

確かにこれは危険な賭けで、「最良の検索結果」を提供することでここまで伸びた会社が、自身の財産にバイアスを掛けてしまうわけですから下手すれば競争力の根底が崩れることになります。

まあ、かといって適当な代替サービスがないだろう、という読みなのかな?

Bingが後釜として有力というもありますけど、大部分の人はマイクロソフトにそこまでの信頼も持っていないわけで。



あー、Googleに代わるちゃんとした検索エンジンが欲しい。

候補者は今のところFacebook、次点がTwitterかな。

数年後に業界地図が引っ繰り返っていると面白いんだけど。

守旧派はどこまでオンラインするか?

20年来の旧友から電話が掛かってきて、一緒にランチをしました。

オンラインサービスの話になって、「Facebook使ってる?」と聞くと、「いやあ、知ってはいるけど、色々面倒そうで使ってない」との返事。

まあ、そうでしょうね。

本当に消息を知りたい昔の友人達は、往々にしてITに明るくなく最新のSNSなんてのを使っていません。

この層が今後オンラインサービスを使うようになるのでしょうか?



非常に乱暴な分類をしてみますと、



1.リア充(リアルな生活が充実している、のネット略語)+ITユーザー

2.リア充でIT非利用者

3.非リア充+ITユーザー

4.非リア充でIT非利用者



なんて区分けになります。

まあ今時全くITを使っていないなんて事はないので表現が極端ですが、まあヘビーユーザーではない、という程度にお考え下さい。



私見ですけど、どうもこのカテゴライズ、固定されていて、今後もあまりカテゴリー間の移動が無さそうな気がします。

インターネットが世に普及してほぼ15年、携帯電話が定着して10年強です。

ITの洗礼は全ての人が受けているはずなので、今の段階でITのヘビーユーザーになっていない人は今後も大きく利用態度を変えることはないでしょう。

これは実は若い層にも言えることな気がします。

つまり、料理をする人・しない人、というのと同じで、全部の人が身に付けているに越したことはないスキルなんだけど、最後は生理的に好きな人と受け入れない人に分かれてしまう。

クルマの運転に例えてみても良いかも知れません。



となると、今後も利用人口そのものはもう天井を打っていて伸びないのかなという気がしますね。

使い方の質が変わる、メジャーなサービスが変わるという事はあるでしょうけど。

そうなると、伸びるサービスは他の何らかの旧態サービスの置き換えに過ぎなくて、全体のパイは増えていかないのかも知れません。

日本全体で人口が減っていて、一人当たりの所得が伸び悩んでいるんですから、マクロ的には当然ですかね。

色んな意味で、海外の伸びているマーケットを取りに行かないとシンドイ時代なのでしょうね。

カーシェアリングはクルマ業界にとって必ずプラスになる!

カーシェアリングと自動車販売の意外な関係――MINI + タイムズプラスは、なぜ実現したのか



以前カーシェアリングについてまとめてみたのですが、神尾寿さんのこの記事素晴らしいです。

恐らく国内で最大手のカーシェアリングサービス大手はタイムズプラスだと思いますが、どうやらここの担当者さん自身が相当なクルマ好きらしいのです。

ありきたりな国産コンパクトカーだけじゃなくて、BMW/MiniやCR-Zなんかがラインナップされているのはその現れ。

しかもタイムズプラスのカーシェアリング事業に一番先に協力してくれたのがBMW/Miniだというのも面白いところです。

多分、今はまだ国産メーカーにもディーラーにも、「カーシェアリングなんて広まってもらっては困る」「自分達のクルマ販売ビジネスにマイナス」という意識が強いと思うのです。

でも事実は全く逆。

冒頭の記事にある通り、
「これはカーシェリングとのコラボレーションをして改めて分かったことなのですけれども、今は『ディーラーの敷居が高くなっている』のです。我々は多くのお客様に訪れていただき、BMWやMINIに気軽に乗っていただきたいのですが、この『ディーラーを訪れる』ことに気後れを感じている方が少なくない。ディーラーでセールススタッフと話しをして、試乗をしてアンケートに答える、といったことが、おっくうに感じられてしまうのですね。
という現実に気付かねばなりません。

私なんかは平気な顔してディーラーで試乗もするし、見積取って買う気になっちゃったりしますけど、普通は買う予定もないのに営業マン氏の手を煩わせて商談っぽい行為をする事自体気が引けちゃいますよね。

その意味では、誰にも会わずに、好きに気に入ったクルマに乗れちゃうカーシェアリングの仕組みは、ある意味現代的な最高の営業現場なんですよ。



今の時代の問題は、もうどのクルマが売れるかなんてレベルじゃなくて、そもそもクルマという存在に興味を持って貰えるか、そのうち誰も免許取らなくなっちゃったらどうしよう、というレベルなんですよ。

小さい縄張り意識で見栄張ってるより、消費者が商品と接してくれる機会をどうやって増やすか、というのは大事な視点だと思います。

ライバルは携帯電話ですからね。



月間維持費1万円を実現せよ――「若者のクルマ離れ」を考える



同じく神尾さんの別の記事ですが、



 ・初期費用:100万円

 ・維持費用:月額1万円



というのは、確かに現実の若者に負担できる良い目安だと思います。

普通にクルマ買っても今は無理。

ならば、カーシェアリング等でクルマと接する機会をキープしてもらって、潜在的な購入層をちゃんと育てておく。

で、将来的にコスト構造を下げる工夫を社会全体でする。

この二段階作戦が必要です。

クルマに携わる全ての大人が、神尾さんのコメントを真摯に受け止めるべきですね。
むろん、モータリゼーション華やかりし往年に比べれば、若者のクルマへの憧れは減退しているかもしれない。しかし、これほど商品や価値観が多様化した現代において、いまだ半数前後の若者がクルマへの興味を失わず、4割強が「できれば欲しい」とさえ言ってくれているのだ。それに対して、自動車業界を中心とする経済界やマスコミが安易に「若者のクルマ離れ」と言いはやすのは、若年層向けのマーケティングがうまくいかないことに対する“単なる言いわけと甘え”ではないのか。少なくとも、クルマに興味・関心を持ってくれている若者たちに対して失礼なことだと思う。


えべっさん

毎年西宮のえべっさんにはお参りすることにしてるのですが、できる限り三日目の残り福の日に行くことにしています。

何故だか分かりますか?



答えは、値切るため!(笑)



縁起物(福笹とか熊手とか宝船ですね)って値切れるって知ってました?

私も最初は驚いて、「値切って良いの?」「縁起物なのに縁起悪そう」とか思ったんですが、全然大丈夫らしいです。

理由は「商売の神さんやから!」

納得。(^^)



商売人は、笑顔を忘れず、たくましく前を向いて道を切り拓く、この国の宝です。

笑う門には福来たる、で今年も頑張りましょう!