役員異動のお知らせ

8月末日付けで上原英司が弊社の取締役を辞任し、それに伴い下記の通り役員の異動を決議しましたのでお知らせ致します。



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■株式会社コンタクト

 (旧)

 ・代表取締役 岡野 幹生

 ・取締役   上原 英司

 ・取締役   刑部 建志



 (新)

 ・代表取締役 岡野 幹生

 ・取締役   刑部 建志

 ・取締役   有本 雅哉(兼務)

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■おちゃのこネット株式会社

 (旧)

 ・代表取締役 岡野 幹生

 ・取締役   上原 英司

 ・取締役   有本 雅哉



 (新)

 ・代表取締役 岡野 幹生

 ・取締役   刑部 建志(兼務)

 ・取締役   有本 雅哉

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上原君は2000年以来丸10年以上に渡って働いてくれていましたが、この度独立開業の道を選んだため退任する運びとなりました。

これだけ長く居てくれたスタッフの退職は初めてなので、スタッフ皆も感慨深い思いがあり、送別会はじーんとくるものになりました。

振り返るとやはり創業直後の数年間は常にお金も仕事もぴいぴいの状態で、毎月資金繰りや仕事のやり繰りに必死でしたが逆にそれだけ思い入れが深く強く印象に残っています。

同じ苦労をした仲間というのは貴重なんですよね。



これから道は分かれることになりましたが、事業発展・家庭円満を心より祈っています。

頑張れよ!

市場のルール

ちょっと重い内容でスミマセン。

最近幾つか取引先で倒産・廃業という話がありました。

一件は売掛が回収トラブルで資金繰りが尽きたというもの。

もう一件は近年の売り上げ不振から脱却できる目処がつかず、廃業を選択。

今日はこのニュース(インターネット激安ショップ トマトのシモカネが自己破産申請)がありました。

どこも取引があった先だけに実際に面識もあり、関係者のご苦労をお察し致します。



しかし、こういう痛みを伴う新陳代謝こそが資本主義市場の最大の役割。

血を流すことでしか得られない代償というものがあります。

その意味で、無意味に結論を先延ばしにするゾンビ企業の存在こそが悪。

思い切って外科手術をする事で関わる人全てが早期に救われる道が拓けると思いますので、目をそらさずに現実と向き合うべきだと思います。



命まで取られるわけでは無し、もう一度やり直しましょうね。

諦めるまでは本当の意味での失敗では無いのですから。

Googleリアルタイム検索

Googleのリアルタイム検索が専用URLを得て独立したサービスに進化



Twitterの日本語検索がうまく機能しないので、Googleのリアルタイム検索機能は有用ですね。

ご自身のショップ名で評判を調べたり、取り扱い商材に関わる生の声を集めると新しいアイデアが見えてくるかも知れません。

生々しい声にドキッとすることもありますが…。

小沢さん、出馬ですか

小沢さんについては様々な批評が飛び交っています。

つきまとうイメージは、剛腕・強引・ダーティ、でも信念・実行力はありそう。

良くある比喩としては、

人当たりはいいけど実行力も信念も感じられない平社員に優しい社長と、ちょっと怖くてダーティーな感じがするけど実行力と信念がありそうなやり手社長、どっちの会社を選びますか?


tnatsuさんのtwitより



問題は本当にあの人に憂国の信念があるのかどうか、です。

単なる利権屋ではないのか?

そこがどうもはっきりしない。

多くの人は信念の人であって欲しいと思うから期待するんでしょうね。

今の政治状況からすると、突破力のある人の方がまだマシかな。

このままジリ貧は嫌だ。

カーナビというガラパゴス

今、世界中でモバイル分野が凄い勢いで発展・変化しています。

その中で、結構な大きなマーケットなのに取り残されているのがカーナビ(車載ITデバイス)分野。

実は海外ではそれなりに変革が起きていて、時代はポータブルナビ(PND)からスマートフォンの時代へ。

代表する海外メーカーはGarminとTomTomの二社なんですが、両社共に着々とスマートフォン市場へ布石を打っています。

Garmin社は台湾のASUSと組んで「nuvifone M10」なんて製品をリリースしていますし、TomTomは世界の殆どのエリアを対象に既にiPhoneアプリを投入済みです。

何故か日本市場向けが無いのが不思議なんですが…。

これ、地図メーカーが市場を荒らされないように排斥してるんですかね…?



日本市場も少しずつですが動き出してはいます。

navicoなんて製品も登場して、選択肢が増えつつあります。

し・か・し!

どうして既存の大手メーカーがここに参入しないのか!?

カロッツェリア(パイオニア)・パナソニック・イクリプス(富士通テン)・アルパインの四大メーカーが参入すべきだと思うんですけどね。

だってGarminもTomTomも専用デバイスは販売しながら両面作戦で新興マーケット(スマートフォン向けアプリ)を手掛けているわけで、大手なら両にらみで押さえておける体力があるはず。

こんなのとっととやっちゃうべきですよ。

この辺の意志決定の遅さが、正に今のジャパンクオリティ。

非常ーーに残念です!

藤田元司元読売ジャイアンツ監督の話

体温のある指導者。藤田元司。 ー 悪ガキから、慕われるリーダーに。(「これでも教育の話」より)



糸井さんがtwitterで紹介していたので、ちょっと前のコンテンツですが読んでみました。

現役時代の藤田さんは存じ上げないのですが、確か長嶋監督が解任された後に登場して、ちょっと悪役気味に攻撃されながら目覚ましい成績をあげた事が記憶に残っています。

インタビューには懐かしい選手の名前も沢山登場して、あああの頃の舞台裏はこんなだったんだと感慨深くなります。

原と中畑のポジションを間違った(本来は原がファースト、中畑がサード向きだったのだそうです)とか、鹿取の西武移籍の事情とか、江川のエピソードとか、面白い話がてんこ盛りです。

穏健な人格者のイメージがありますが、若い頃はやんちゃだったんですね。

そう思うと、人生に無駄な経験というのは無いんだな、と安心したりします。

一番心に残ったのは下記のやり取り。

糸井

だから、おもしろいなと思うのは、

才能があり過ぎるというのは、

かえって邪魔なんだなということも‥‥。



藤田

ええ。

若いときは、イイですよ。

しかし、力が衰えてきだした時には、

「才能」というものが一番邪魔なんですよ。


うーん、深いな。

その意味で長く現役を続けている選手は尊敬しますね。

あの体で大投手になった桑田とか、若い時は才能だけで投げてるようだったのに現役最年長まで息の長い活躍をしている工藤とか、36歳でメジャーに挑戦した斎藤 隆とか、凄いと思うだけでなく沢山の人に勇気を与えていると思います。

そして、名選手の影に必ず名伯楽あり。



藤田さん、天国で好きなだけ釣りして下さいね。(合掌)

コンタクトのスタッフ内定しました

コンタクトのECショップスタッフを募集していたのですが、無事内定致しました!

いやあ、難儀しましたね〜。

足掛け数ヶ月、もっとすんなり決まるかと思っていたんですが…。



今回の教訓。



●媒体はそれなりにメジャーなところを使うべし。

 今まで媒体費用が安かったこともあってFind Job!を多用していたんですが、IT系の人材ならともかく、営業職等では応募が弱かったです。今回毎ナビさんを使って良かったと思っています。



●採用には妥協するな

 これは今回に限った話でも無いのですが、思うように採用活動が進まないと途中で妥協しそうになります。が、そこは心を鬼にして、最後までこれはという手応えのある人との縁を待つべきです。



ドラッカー先生の名言で締めましょう。

正しい人事のために4時間をかけなければ

あとで400時間とられる。

英会話教室

旅行に行くといつも思うのですが、「もうちょっとしゃべれたらなあ〜」と。

あ、去年は教材買ったな。

で、そのまま。(笑)

今年は実行しようと英会話教室に体験レッスンに行ってみました。



う〜ん、どうしよう。

入会する気満々だったのですが、「カフェの個人レッスンで充分なのでは」とか、「最近はオンラインで格安のサービス一杯あるよ」とか言う話を聞いて迷っています。

まあお稽古事は何でも本人がどれだけ労力を掛けるかの勝負ですから、お金掛けりゃ良いってもんじゃありませんしね。

月内には決めます!

高速道路の最高速

海外で高速を使っていて感心するのは、車線の使い分けマナーが徹底していること。

つまり、トラックや遅い車は走行車線、速い車のために追い越し車線を開ける、追い越しが終わったら走行車線に戻る、というルールがかなりの割合で徹底しています。

日本はたらたらと右側を走る車が多いですよね。

この差は何なのでしょうか。



私はクルマ文化の成熟度に理由があると思います。

これは別に日本が遅れているとかいうつもりはなくて、政府規制のあり方に大きな違いがあるのだと思っています。

つまり、ユーザーを信用するか、しないか、の違いですね。

日本はあまりにもユーザーを信用していない事が前提の法規制が多いと感じます。

最高速度は低め、真面目に法律を守っていたらとてもスムーズなトラフィックの実現なんて無理で、誰もが法令違反状態。

で、警察が恣意的に取り締まる。

つかまった人は不運。



一番典型的なのはドイツですが、少なくなったとはいえ高速道路の法定最高速度無制限。

これはユーザーを信用していないととても取れない策です。

事故を起こしたら、それは自己責任ですよ。

ちゃんと自分で安全管理をして下さいよ。

そういうメッセージです。

後ろから自分より速い車が来るであろう、だから上述したようなレーン走行マナーが自然と身に付く。

それでちゃんと全体としての秩序が取れているのですから、大人なクルマ社会ですよね。



ま、規制を作る役所側にも言い分があると思います。

事故ったらすぐに規制が足りないとか、役所のせいにする勘違い君がいますものね。

公的な立場の人はそういう人にも表向き公平に対応しないといけない。

しょうがないから、全てのルールを厳しめ、きつめに設定する。

で、結果として全体が低い側に合わせざるを得ない状況になって、非効率になる。

これ、クルマに限らず日本のあちこちで見る光景ですよね。



とすると、結果的に自分の首を絞めているのは自分達自身である事になるので、良くも悪くも日本の社会情勢の現れなのでしょう。

一朝一夕には変わらない、根の深い問題ですね…。

O to Oという視点

オンライン・ツー・オフライン(O2O)コマースに1兆ドルの可能性がある理由



今話題のGroupon系オンラインクーポンサービスにはあまり魅力を感じませんが、その背後にある大きなトレンドには注意を払うべきです。

従来のECが掬い上げられていない、オフライン実店舗への誘導という大テーマです。

この場合フロントエンドはモバイルデバイス、そしてオンラインで提供するサービスの形は予約という形態を取ることになるでしょう。



実は(広い意味での)ECの主戦場はこれからなのかも。

ヨーロッパ訪問雑感

ここ数年掛けて、ドイツ・イタリア・イギリス・フランスのヨーロッパ主要国をじっくり廻ってみました。

基本的にはレンタカーを借りて、首都に限らず、可能な限り広い地域を周遊するスタイルです。

色々感じること、見えることが沢山ありました。



1.ヨーロッパは一つではない

 「欧米先進国」とか「ヨーロッパ主要国」なんて括りで話をする事が多いのですが、実はそういうまとまった存在というのは無くて、それぞれの国によって国情は様々でバラバラだという事です。いわゆる工業国というのはドイツくらいのもので、誤解を恐れずに言えばイタリアは先進国として取り扱うこと自体がどうかというくらいレベルが少し落ちるカンジです。勿論歴史のある国で、非常にキレイな街並みを維持しているのですが、大きな企業が少なく、国のインフラも整備されているとは言えません。基本的な約束事が守られないとか、合理的なシステムが構築されているとは言えないところも目に付きます。その意味ではドイツが一番日本に産業面からは近いですね。イギリス・フランスは、共に産業の活力維持という面からは苦労している事が伺えます。ウィンブルドン現象と言われるように、イギリスは庇を貸して母屋を取られる事が多く、近年は金融方面を主力産業と位置付けて来ましたが例のリーマンショック以来ポンドの信任は落ち込む一方でもがいています。産業革命発祥の地ですが、新しい成長の芽をどこに見出すのか非常に苦しんでいますよね。フランスに至っては工業立国をはなから諦めているフシがあり、そもそも社会システムの維持の為に積極的に移民政策を取っていますが、これが裏目に出ている気がします。街を歩いていても非白人が目に付き、治安の良いエリアと悪いエリアの差が大きいですね。これは市民全体の大きなストレスになっているんじゃないでしょうか。



この様に、各国が抱える課題は異なっており、どこも苦労しているな、というのが実感です。





2.如何に成熟するか

 アメリカを含めた欧米先進国五ヶ国と日本に取っての今後の大きな課題が、成熟化へのストーリー構築です。人口は増えない。アメリカの一部に新産業育成の特異点(シリコンバレー)があるものの、各国共に新産業の育成には苦労している。でも資本主義社会は何らかの成長要因を保持しないと上手く回転しない。新マーケットに向けてあくまで量的拡大を目指すのか、国内に目を向けて高付加価値路線を取るのか。そもそも国内システムの維持に移民なりのテコ入れを取るのか、取らないのか。最近この将来モデルの考察に参考になる意見がポツポツ出てきています。



日本はアジアのイタリアに



または逆に日本の状況が評価される見方も増えており、犯罪率の低い良好な治安・国民皆保険に見る公的医療制度の充実・先行き不安とは言うモノの一定の整った年金基盤・それなりの産業規模・文化的な成熟、を実現しているのは実は他国が目指すべき良いモデルなのではないのかとまで言われています。我々自身が先行きに不安を覚えて先行する良いモデルを探しているのに、日本が手本だと言われても困ってしまうのですが…。私達はどこを見て進んで行けば良いんでしょうね?





3.中国との付き合い方

 これはもはや世界的テーマです。パリは世界一の観光客を誇る都市なのだそうですが、その通り非常に沢山の中国人観光客であふれかえっていました。周囲を憚るでもない彼らの声高な会話が路上でもお店の中でも空港でも飛行機の中でも蔓延しており、正直あまり愉快な気持ちにはなりませんでした。ああ、何十年か前に日本人が大量に海外旅行に出掛けた時、先進国の人たちはこういう思いを抱いたんだなと実感しました。世界の1/4が中国人なのですから、これは今後も世界中の街角で目にする光景でしょう。日本も必ずそうなります。中国の発展が今後どこまで続くのか、それはどの程度のレベルにまで到達するのか、人々の洗練度合いが一定の水準に収束するまでどれほどの時間が掛かるのか、誰にも分かりません。しかし世界の全ての人が向き合う覚悟を求められています。あなたは気持ちの準備が出来ていますか?





一つ言えるのは、日本という国の特殊性は特筆に値する、という事です。

こんな国はどこにもありません。

どこを守り、どこを変革していくのか。

鎖国に戻れる訳ではありませんから世界と付き合って行かざるを得ないのですが、後戻り出来ない事柄もあります。

特に人の問題は、一旦受け入れてしまえば後からしまったと思っても手遅れです。

進めるにしても、シンガポール的に高度な知識層に限定した移民策を考えるべきだと思いますね。



若い方は、是非積極的に国外に目を向けて下さい。

外を見ないと、外から見ないと、この国のカタチは見えてきません。

私達も次の世代に良い日本を受け渡し出来るよう、最善を尽くしていきたいと思っています。