外国人目線に学ぶ日本

外国人のジャパンガイド



日本のマスメディアの報道品質の低さに辟易してらっしゃる方は多いはず。

ちょっと悔しいのですが、外国人ジャーナリストの記事の方が色んな意味で為になることが多いです。

最近チェックし始めたNewsweek日本版の記事、とっても良質で、記者本人のキャラクターが明確で逆に信頼出来ると思います。

日本の新聞・雑誌メディアは匿名の傘に隠れてあまりに無責任な内容が多いと思うんですよね。

既存メディアの凋落は、ネット等の新メディアが台頭したというよりは自滅に近いと思っています。

奮起を期待しています>まっとうなメディア人各位

21世紀的やり方

二十世紀的やり方がようやく終わり始めている



昨日のエントリーの続きみたいな内容ですが、「21世紀的やり方」という表現がしっくり来ます。

自分なりにまとめてみると、



■20世紀的やり方

 ・成長ありき

 ・リソースの限りない消費

 ・グローバル化

 ・飽くなきイノベーションの追求

 ・絶対的な価値観の強制

 ・個人主義の追求



■21世紀的やり方

 ・ほどほどの成長へのスピードダウン

 ・リソースには限りがあるのだという自覚

 ・適度な内向き志向

 ・適切な規制とルール化

 ・異なる価値観の共生を許容

 ・コミュニティへの参画意識



みたいなカンジでしょうか。

(古い)男性的価値観から、中性的な柔らかな価値観に変わりつつあるんですね。

大きな戦争のない平和な時代というのは良いモノです。

この状況が永く続いて欲しいと思います。

金融規制の是非

アメリカは少し優しい国になるーポール・クルーグマン教授の予言



なるほど、言われてみれば確かに現代アメリカの強気姿勢の元はレーガン政策にあるのかも知れません。

社会保険制度改革と金融規制という二大テーマのうち、前者の方が実現可能性が高くて金融規制の方が難しいと評価しているのも興味深いところです。

金融工学のイノベーションは多くの場合が破壊的です


へえ〜、アメリカの知識層では行きすぎた金融工学の危険性についての認識が広がっているんでしょうか。

確かに経済のインフラであるべき金融そのものがマネーゲームの対象として弄られるとこんなにも甚大な影響を与えるのですから、市場に任せておけばよいとはもう誰も言いませんよね。

どの程度のルールを作るのか、運用・監視は誰がどういう仕組みで実現するのか、が今後のキーになるんでしょうか。

ルールの抜け穴を巡ってイタチごっこになるんでしょうけど、私も金融システムには一定の歯止めが必要だと思います。

20世紀はひたすらグローバル化・規制緩和というトレンドで来ましたが、21世紀は市場にどう節度をもたらすかの模索の時代なのかも知れませんね。

ドラッカー先生

はじめてのドラッカー



繰り返し読むに値する名著、ずっと追い掛ける価値のある著者というのはそう沢山あるものではありません。

P.ドラッカーは間違いなくその一人でしょう。

アメリカ流の短期志向経営やMBAスタイルに背を向け、日本の流儀を評価してくれていたのがすごく励みになります。



上田さんの本も買って読んでみよう。

PSP goのソフトウェア販売モデル

9/24から始まった東京ゲームショウ2009で、SONYのPSP goのお披露目がありました。

従来のポータブルゲーム機からの大きな変更点はゲームソフトの流通をネット販売ありきにした事。

つまりiPhoneモデルの採用ですね。

各プラットフォーム毎のゲームタイトル数は一説には、PSPは600本、任天堂のDSは3,600本と言われ、iPhone上で動作するゲームアプリは既に2万本以上あると言われています。

数が多ければ良いというものではありませんが、圧倒的な流通量がユーザーを引きつける要因になっているのも事実。

量が質の向上をもたらす、という面もありますからね。

従来のゲームソフト流通ルートは一斉に反発を強めており、一部ではPSP goのボイコットなんて動きもあるようですが、時代の流れには逆らえません。

違法ソフトの利用排除にも繋がりますから、メーカーはこぞってネット販売モデルに移行するでしょう。



こうやって、全てのモバイルデバイスが全てネットに繋がっていくんですね。

本当のネット社会は、モバイルの世界が主戦場なのかも知れません。

アメリカ人の良さ

田沢が試合後変身「ドロシー田沢です」



ククク、これ例のMLBの新人歓迎ジョーク行事ですね。



アメリカ人って、唯我独尊で傍若無人な振る舞いをする事もありますけど、根っこにこういう大らかな愛嬌があるから愛されるんですよね。

あれだけ爆撃された敵国なのに戦後すんなり馴染めたのは、この性格によるところが大きいかな。

見習いたいです!(^^)

フランクフルトモーターショー

フランクフルトモーターショー:carview特別編集



東京モーターショーは非常に寂しい事(海外メーカーの参加が、ロータス・アルピナ・ヒュンダイの三社のみ!)になっていますが、フランクフルトは非常に盛況です。

さすがクルマの本場!

このご時世なので電気自動車とかエコ関連の出品も多いですが、意外とスポーツカーやオープンモデルの展示も多くクルマ好きとしては嬉しい限りです。

メーカーはこうでないと!(^^)

鳩山政権誕生

本日より鳩山政権誕生ですが、難題山積ですね〜。

しかし社民党・国民新党との連立って必然だったんですか?

国民はそんな政党を選択してないんですが…。



あえて政権に取り込んでおいて、メディアに叩かせて退場願う、なんて深読みしてる人も居ましたが。



亀井金融・郵政担当相という「爆弾」



↑こんなエントリー読んじゃうと暗くなっちゃいます…。

ネット広告との付き合い方

インターネットは、安売り広告でゆっくりと自分の首を絞めている



新聞やTVが赤字転落しているというニュースを見受けますが、ではネットの世界が順風満帆で問題がないかというとさにあらんや、このように深刻な問題を抱えています。

媒体も広告主も、限りなく増殖していくネットの世界の特性上、ほっておくとどんどん質が低下していきます。

量の爆発的な増大についていけずに機械任せにすると、本文中にあるように大事なトップページに意図しない広告が表示されてがっかり、なんて事になるわけです。

自分がSports Illustratedにいて、トップ記者の記事とすばらしい写真が載っている横に、黄色い歯の広告が載ってほしいと思うだろうか。


↑これ、実際にこうなっちゃってるサイトを良く見掛けます。

ページビューの拡大と、サイトの(媒体としての)質の確保と、両立させる事が求められますね。

イチロー、9年連続200安打達成

スゴイですね〜。

メジャーにはその後沢山の野手が行きましたが、コンスタントに結果を残していると言えるのはイチロー一人。

その出色の結果からして、彼は普通の選手ではありません。

何がスゴイかといって、昨年まで8年間で16試合しか休んでいないという事。

イチローの”ルーティン”と言われる試合までの導入動作の入念さは有名。

体の手入れを怠らないからこそ、これだけ毎年好成績が残せるんでしょうね。

計算上は、あと5年毎年200安打すれば、メジャーだけで通算3,000安打。

けがに気を付けて是非達成して欲しいですね。

Amazonが期間限定で書籍の配送料無料キャンペーン

アマゾン、書籍の配送料無料に 購入額にかかわらず



再販制で守られている書籍だからこそ出来るキャンペーンだと思いますが、ネット販売では送料がネックになりますからどうやって安くするか、もしくは”安く見せる”かは大事なポイント。

結局単品の安さで勝負するお店は体力を消耗して続きませんので、パック商品で粗利の取れる商材をうまく混ぜるとか、ついで買いを喚起する提案とか、工夫が必要ですよね。

商売って細かい積み上げだなと痛感します。

日本経済の向かうべき方向とは?



崩壊する世界 繁栄する日本



どこで紹介されていたのか忘れてしまいましたが、しばらくデスクに積んであった本を読んでみました。

なかなか面白いですよ、これ。



目次をご紹介しましょう。

第一章 「国家のモデル」とは?

第二章 アイスランド「自壊した“ヘッジ・ファンド国家”」

第三章 韓国「失敗したモデルを引きずる“自称・貿易国家”」

第四章 ロシア「原油安で崩壊寸前“オイル至上主義国家”」

第五章 イギリス「フェイクマネーに溺れた“金融国家”」

第六章 ドイツ「欧州を代表する“外需依存国家”」

第七章 スペイン「不動産バブル崩壊と共に沈む“建設業国家”」

第八章 中国「輸出減と輸入激減が進む“縮小成長国家”」

第九章 アメリカ「マッチポンプが崩壊した“金融詐欺国家”」

終 章 日本「繁栄する“新国家モデル”」


リーマンショック以降の金融危機に翻弄される代表的な国家モデルを幾つかの例を挙げて解説し、日本の今後向かうべき方向について提案を試みた内容です。



元祖産業革命発祥の国として栄華を誇りながら、硬直してしまった経済を何とか新しい切り口で発展させようと模索しているイギリス。

世界に冠たる製造業立国として常に日本の先生であったドイツ。

身近な脅威であり、機会でもある、世界が注目する中国。

そしてやはり世界一の経済大国アメリカ。

各国の分析は大変面白く、また数字の裏付けがある納得感の高いレポートになっていると思います。



詳細は本書をお読み頂くとして、大事なのは日本の今後の方向性です。

すなわち、日本の輸出企業とアメリカの金融機関、それに世界中のバブル諸国が円安を望んだ結果、日本銀行の大々的な為替介入が行われたのである。

 先に、日本は相対的にグローバル化していないと述べたが、あれはあくまで貿易や対内直接投資の話である。海外投資という点で見れば、日本のグローバル化は充分に進んでおり、世界中のあちらこちらで同時に進行した、バブル経済膨張の資金源となり続けたのである。

 割を食ったのが、日本の国内の消費者と中小企業だ。

 円安のおかげで輸出企業の業績は確かに好調だったが、日々、購買力を削られていった日本国民の消費は縮小し、主に国内を標的市場とする中小企業の業績も伸び悩んだ。

 また、日本の投資家も、国内より通貨が高騰する海外に優先して投資を行った結果、日本国内向けの投資は拡大せず、全体的なGDPの成長率が抑えられたのだ。


この現状認識を基に、著者が提案するポイントは次の通りです。



 ●その国の(特に輸出)企業が好業績を上げる事が国民経済発展の至上命題ではない

 ●日本の雇用・資金が海外に流出するグローバル化の進展は国民に幸せをもたらさない

 ●むしろガラパゴス化を進めてローカルで産業を磨きオリジナリティを追求する事が、安売りに迎合しない強みの獲得に繋がる

 ●つまり円高容認策を取って、個人消費の拡大を目指すべし



う〜ん、この現代でグローバル化に背を向けてガラパゴスを推奨するとは何と斬新な。

しかし著者も言うように、グローバル経済の申し子のようなアメリカが実は巨大なローカル国家で、石油・食糧・防衛と言った国家の基盤は絶対に対外開放しない、いわばグローバル化と保護主義の使い分けをしているのは明らかです。

日本は地理的に外国と適度な距離がある事で、大きな戦争に巻き込まれずに独自文化を永年育んでくる事が出来ました。

世界が一つになった現代でも、日本語という参入障壁がクッションになってグローバル化の荒波から一定の距離を置く事が可能になっています。

勤勉な国民性と、盤石の国家資産があるのだから、今ある資産を大事にした方が良いかもしれませんね。

あ、ちなみに日本の国家財政は全然心配要らないらしいです。(説明略)



この著者(三橋貴明氏)、何でも2chで有名になった人らしいです。

ネット出身の政治家に最も近い人でもあるらしく、今後の動向注目ですね。

日本−ガーナ戦

ワールドカップまで一年を切り、各地の予選は最終段階。

本線入りを決めたチームはほっとしつつも、本大会に向けて更なるブラッシュアップを模索中。

何でも日本代表は本大会までに組める日程に限りがあるのだそうで、今回のオランダ・ガーナ戦は貴重な機会。

緒戦のオランダ戦は色々残念でしたが、ガーナ戦は良い成果も見えましたね。

一番の収穫は、先行されて落ち込まずに追いついて逆転したメンタル面の改善だと思います。

これ、韓国チームとかに明らかに劣っていた弱点ですからね。

ガーナの足も止まりましたけど、下向いていたら点も取れていなかったでしょうから、素晴らしい戦い振りだったと思います。

何でもまずは強い気持ち、ですよね。

経験を軽視するべからず

ベテランは強い―成功したスタートアップのファウンダーの平均年齢は40歳



これは本当にそうだと思いますね。

若さは確かにエネルギッシュだし、突っ走る強さもあります。

でもベテランの経験はお金で買えない価値なんですよ。

ショップオーナーさんとお話ししていても、年齢から来る洞察の深さ、経験がもたらす智恵といった強みを感じる事が多々あります。

逆に言うと、若い人には焦らずに現場の実務経験をじっくり積んで欲しいですね。

年取ってから人に頭を下げるのは難しくなるんです。

恥をかけるのが若さの本当の特権ですね。

mixiアプリ

なんかmixiはgreeの成功にあてられちゃったんでしょうか。

mixiアプリなんて安易なゲームアプリのプラットフォーム化してて、魅力を感じません。

そもそも私のようにmixi(SNS)にビジネス上の新たな発見や繋がりを期待する方が少数派なんでしょうか?

ビジネス系SNSの発展をずっと期待しているんですが、他の受け皿も盛り上がりませんね。

このまま暇つぶし用途にしか使われないようでは衰退するだけに思えますが、さて5年後にはどうなってるんでしょうか。