自発的イノベーションの欠如

国内メーカーがEee PCを作れない理由



またか、という様な内容ですが、相変わらず日本メーカーは様々な領域で立ち後れが目立ちますね。

こうやって本来の得意領域もドンドン後発の新興国に浸食されていくのでしょうか?



メルセデスベンツ、7年以内に石油で動く自動車を全廃予定



↑7年以内はガセだと思いますが、自動車領域を浸食されるとさすがに後がない気がします。



幾ら鎖国しても流入は止められないのが現代なので、トレンドが見えた時点で即断しましょうよね。

茹でガエルは最悪です…。

トップレベルドメイン制限緩和−「.paris」が使用可能に!

トップレベルドメイン自由化、ICANNが承認



「.com」「.net」だけでなく、社名ドメイン(.itmedia)、人名ドメイン(.billgates)、地名ドメイン(.paris)など好きなドメインを使えるようになる。


これは面白い!

自由度が上がるのは良いことですね。

松下、パナソニックへ

松下、パナソニックへの社名変更を正式決定--10月1日から



松下電器産業及び松下グループが一斉に社名をパナソニックに変更するニュース、大きな反響がありましたね。

恐らく相当な反発が、主に古手の旧経営層や社内からあったに違いなく、それでもブランディングの観点から当初プランを推し進めて実現にこぎ着けた現経営陣のご努力に敬意を表します。



先日の東京出張時にタクシーの運転手さんから質問されました。

関西の人の目から見てこの決断はどうなの、と。

私は、仮に松下幸之助さんがご存命なら、現在の松下が収益の大部分を海外マーケットから上げている実態を鑑みて、賛成なさったと思うのです。

「大黒柱に車をつけよ」のイオンしかり、有能な経営者は環境への適応を優先して判断するはず。

ブランドと社名の一致は大事なことだと思います。



少しばかりの寂しさが無いとは言いませんが…。(^^)

「おちゃのこネット」海外向けサービス開始

本日より、「おちゃのこネット」の海外向けサービスを提供開始します。

以下プレスリリースより転載します。



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■概 要



このたび、おちゃのこネット株式会社(神戸市:代表取締役 岡野 幹生)は、ネットショップ開 業サービスの「おちゃのこネット」(http://www.ocnk.net/)の海外向けサービス(海外向け サービスURL:http://www.ocnk.biz/)を2008年6月25日より開始します。





■詳細



英語圏ユーザー向けに開発されたネットショップ開業サービスであり、サービスサイト・ショップ画面・管理画面共に英語で提供された日本国外向けのWebサービスです。

取り扱い通貨は、米ドル・ユーロ・ポンド・円に対応しており、プロのデザイナーが用意した400種類以上のテンプレートを選ぶだけでその場でネット ショップがオープンできます。会員制限・ポイントシステム・CRM機能などを備えた高機能システムでありながら、月額利用料は破格の月額US $4.95より。 ディスク容量やデータ転送料等も一切不要です。





■「おちゃのこネット」とは



2004年6月より日本国内向けにサービス提供を開始し、12,000店舗以上(2008年5月末現在)で利用されている日本最大級のネットショップ開業ASPサービスです。月額利用料わずか500円、登 録商品点数は5,000アイテム、しかも売上手数料は一切不要です。個人を含む小規模事業者向けに、アカウント登録が完了すれば、すぐにでもネットショップが開業できます。

デザインテンプレートはパソコン版・携帯版合わせて約400種類ご用意しています。また、スタイルシートにも対応していますので、自由にデザインを編集いただけます。 専用のサーバやドメイン取得のための手 続きは一切要りません。(独自ドメインでの利用も可)

ショップマネージャーという管理画面から簡単に商品の登録や入れ替えが行える他、ショッピングカートの実装、在庫管理、メールマガジンの配信、ポイント発行管理、会員制限、検索エンジン対策用タグやアクセス解析用タグの挿入設 定など、ショップ運営のためのあらゆる作業がすべてブラウザ画面上で操作できます。

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新規の業務提携などなど

まだ正式な発表が出来る段階ではないので雑談レベルですが、色々と新しい業務提携のお話しなどが水面下で進行中です。

以下にどんなテーマが進行中なのか、少しだけご紹介します。



 ・送料の大口割り引き+倉庫サービスの導入

 ・安心トレードマーク(補償サービス込み)の導入

 ・新規の決済サービスの導入案件幾つか(既存サービスの改善も含む)



どれもご利用ショップさんに喜んで頂ける内容ばかりなので、楽しみにお待ち下さい。

全て年内に実現できるモノばかりです。(^^)

東京のメディア詣で

新サービスの告知に東京のメディア詣でをしています。

明後日に発表致します。

Yahoo!からCraigslistへ

退社した米ヤフーのエバンジェリスト、次の職場はCraigslistと発表



転職理由が良いですね。

財務基盤がしっかりした小さな会社で、私自身が使っているすばらしいサービスを提供しており、物事をうまく行うことに本当に関心を持つ人たちによる、焦点のはっきりした集団で、オープンソースに対して友好的な環境でもある


ウチが大事にしたいと思っていることばかりです。(^^)

ATOK定額制サービス

月額300円でいつも最新ATOKに--ジャストシステム、「ATOK定額制サービス」開始



Vistaの日本語変換IMEが相当使えないらしいので、今がATOKにとっての大きなチャンスだと思います。

価格設定も野心的ですよね。

毎年パッケージを買う人にとってはお買い得。

ATOKは利用者のターゲットが広いので、こうやって薄く広く徴収するモデルが合っていると思います。



こうやって色々な製品・サービスが、Web化・サブスクリプション型になっていくんでしょうね。

Firefox3.0のダウンロード配布開始

Firefox 3、ついにダウンロード開始



本日より、Firefox3.0のダウンロード配布開始です。

大部分のユーザーはMicrosoft製のInternet Explorerを使っていると思いますが、シェアはじわじわと低下中。

現時点でIEがシェア74%、Firefoxが18%だそうです。

私はMacなのでSafariがデフォルトブラウザーですが、何となく心情的にMicrosoftの製品を使うことに抵抗があります。

恐らく業界人は皆同じ傾向があると思います。

(これがYahoo!買収に失敗した大きな要因)



元Netscape使いとしては、Netscapeの敵を取って欲しい気分です。

タイガー・ウッズと観衆の関係

全米オープンはタイガー・ウッズの三回目の優勝で幕を閉じました。

それにしても、91ホール戦い抜いたR・ミーディエイト選手の健闘が光りました。

どこにでもいそうな穏やかな表情の45歳が最後まで食い下がったからこそ生まれた名勝負。

素晴らしかったと思います。



彼らに言わせるとね、観客がいなかったら、バレーは体操だって。…観客の前ではじめてバレーは芸術なんだ。


(「ウィンブルドン」ラッセル・ブラッドン作、池央耿訳、新潮文庫)



タイガー・ウッズのプレーが素晴らしいのは、あれだけの熱狂的な観客に囲まれているプレッシャーがもたらす集中力に秘訣があるのかも知れませんね。

良いプレーはプレーヤーの力によってだけ生み出されるのではなく、その場を共有する観客もまた大事な構成要素なのだと思います。



サービスも同じですね。

良いお客様との良い関係を今後も大事にして参りたいと思います。

タイガー・ウッズの魅力

久し振りにゴルフの試合をテレビ観戦しました。

私はゴルフをしないので専ら見るだけですが、今回の全米オープンは本当に面白いですね。

結局最終日の最終ホールでタイガー・ウッズが首位に追いつき、勝負の行方はプレーオフにもつれこみました。

最終日の様子は見ていませんが、三日目後半の追い込みは神懸かり的なものを感じました。



それにしても、どうしてタイガー・ウッズのプレーにはこれだけミラクルが起こるのか?

その理由をあれこれ考えていましたが、やはりあれだけアグレッシブに攻める姿勢が奇跡と呼ばれる結果を呼び込むのですね。

幸運はぼんやり待っているだけでは決して訪れません。

彼は他のプレーヤーの何倍も果敢に攻めているのだと思います。

攻めているからこそ、何回かに一度の確率でその攻めが実を結ぶ。

周りの人にはそれはラッキーと映るかも知れませんが、本人は至って正当なトライの見返りだと感じているのだと思います。

飛距離だけならもっと飛ぶ人も居ますし技術的にもっと上手い人も居ると思いますが、タイガー・ウッズが賞賛されるべきなのは類い希な精神力の強さですね。



さあ、今大会の勝負の行方はどちらに?

iPhoneへのリアクション色々

7/11の発売が待ち遠しいですが、IT系の媒体はどこもiPhoneの話題で持ちきりですね。

しかもその反応が真っ二つに分かれます。

代表的な例を幾つかピックアップしてみました。



■これはスゴイ、黒船だ!という評価派

 ●江島健太郎さんのコメント

 ●黒船どころではない、津波だ



■いやそれほどの大ブレイクはしない、というお手並み拝見冷静派

 ●iPhone 3Gはジョブズの敗北宣言

 ●清水亮さんのコメント



どちらにしても肝心の料金プランがソフトバンクモバイルから発表されないことには評価のしようがないのですが、そもそもAppleは当面の販売目標を世界シェア1%程度の1,000万台としていますから、一番冷静なのはAppleかも知れませんね。



「iPhone」第2章--過去から学んだアップルが見せた変化

成功した数よりも失敗した数の方がはるかに多いが、Appleがまったく新しいビジネスを開拓していこうとする様はいつ見てもおもしろい。多くが失敗する一番の理由は、最初の経験から学ぶことを忘れているか、過去の成功からよく知っていると思い込むためだ。



 スティーブノートでは明言しなかったかもしれないが、Appleは現在、過ちから学び、慎重を要するときはビジネスモデルを調整する意志があることを示した。


レベニューシェアという驚愕のビジネスモデルに拘らなかった柔軟性こそが特筆されるべきかも知れません。



個人的にはこんなに楽しい話題を作ってくれるだけでAppleはスゴイと思っています。

今のところ、メインの携帯を乗り換えるか、二台持ちとしてのサブ契約か、二者択一というカンジです。

どっちにしろ買うのですが。(笑)

カスタマーサポートの重要性

コンタクト・センターの「不思議」——なぜ人材派遣なのか?



全く同感ですね。

実態を詳しく調べたわけではありませんが、伝え聞く限りかなりの割合でカスタマーサポートを外注している会社が存在しているのは事実だと思います。

ウチにも少ないですがサポートスタッフがおりますが、正社員を充てており、外部スタッフを使うことはちょっと考えられません。

顧客データに接しますし、IT系知識・接客対応・法令の理解などを備えた上で過去のシステム改善の経緯や現在の仕様などを把握するのに、入れ替わりの激しい在職期間の短いスタッフで対応できるとはとても思えません。

今後も重要なリソースとして、きちんと信頼の置ける社員スタッフで対応していきたいと思っています。

祝、ほぼ日10周年(と5日)!

「ほぼ日」10周年を迎えてのごあいさつ



「ほぼ日刊イトイ新聞」略して「ほぼ日」が6/6で10周年を迎えました。

おめでとうございます!

(当日紹介しようと思ってて忘れてました…)



10年、長いですよね。

重みがあります。

飽きっぽくて、すぐにトレンドが変わる現代で10年間同じ事にコツコツと取り組むことがどれだけ難しいことか。

いつも良質のコンテンツをありがとうございます。

これからも応援しますよ。



あ、ウチ(株式会社コンタクト)も丸10年を越えて11年目突入です。(^^)

iPhoneと黄金のリンゴ

新しい3G iPhoneが発表されましたね。

そして、7/11にソフトバンクから発売が正式にアナウンスされました。

まだ発売価格もiPhone向け料金プランも未定ですが、DoCoMoから乗り換えてしまおうかと思っています。

さすがに10年も使い続けたのでDoCoMoに対する愛着もありますし、家族間通話無料なんて縛りもあるのですが、この際家族を引き連れてMNPです。(笑)



皆さんご存じの通り、iPhoneはただの携帯電話ではありません。

Appleという世界で最も尊敬される会社が送り出した、最高のモバイルデバイスであり、ビジネスプラットフォームです。

Macで与えた影響をはるかに凌駕して、iPodがもたらした音楽ビジネスの新潮流もろとも多大なる影響を世界中のキャリア・コンテンツプロバイダー・デバイスメーカー・アプリケーション開発メーカー・ASP会社に与えることになるでしょう。



2008年6月号の月刊アスキーに、「アップルはなぜ金のリンゴになったのか」という米Fortuneの翻訳記事が紹介されています。



What Makes Apple Golden



Steve Jobs speaks out



<戦略の選択について>

我々は市場調査はやらない。コンサルタントも雇わない。iTunesミュージックストアを作ったのは、音楽を電子的に買うことができたらすばらしいだろうと思ったからで、音楽業界の構造を変えようと企んだからではない。



<アップルのフォーカス>

フォーカスとは普通、何かフォーカスを当てたものに対してイエスと言うことだと考えられている。でも、まったくそうじゃない。本当は、100もある他の良い考えにノーと言うことなんだよ。選択は慎重に行われなければならない。実際、私はやったことと同じくらい、多くのことをやらなかったことを誇りに思っているよ。最もわかりやすい例は、PDAを開発すべきだという圧力に何年間もさらされていた時だ。(中略)もしも参入していたら、iPodを開発する資金はなくなっていただろうね。



<アップルの社員の原動力は何か>

我々には多くのことをやるチャンスはない。だから、全員が本当に優秀でなければならない。これがわれわれの人生だ。人生は短く、人はみないつか死ぬ。そうだよね。でも、これが我々の人生をかけた仕事なんだよ。(中略)我々はみな自分の人生をかけてこの仕事をやると決めたんだ。だから、それはものすごく良いものでなくちゃね。



<人々がアップルで働きたいと思う理由>

それは、アップルでできることが他のところではできないからさ。ほとんどのパソコン企業では、技術がとっくに頭打ちになっている。家電メーカーでは、ソフトウェアの意義を理解してもらえない。だから、アップルで作れるような製品は、今は本当にどこの企業に行っても作れないんだよ。一企業の中にすべてが存在しているのは、アップルだけだ。



<技術の次の波をつかむには>

物事は、ご存じのように、かなりゆっくりと起きる。本当にそうなんだよ。技術の波も、起きるずっと前に見ることができる。だから、どの波に乗るかを賢く選べばよい。




考えてみると、私が会社を作った1998年にiMacが爆発的な人気を呼び、その後Mac OS Xがリリースされ、iPodが一大センセーションを巻き起こしました。

潰れる寸前だったAppleを救ったJobsが復帰したのは1997年ですから、まだ10年強しか経っていないんですよね。

川上哲治さんは、「組織の盛衰の99%はトップの責任」だと看破しました。

WWDC2008のKeynoteスピーチを見る限り、明らかに痩せたように見えるJobsの体調が心配です。



<あなたなしでアップルはやっていけるか>

確かに、「ジョブズがバスにひかれでもしたら、アップルは大変なことになるだろう」と言う人もいる。まあ、パーティーになることはないだろうけど、そうなったら役員会は誰をCEOにするか、ちゃんと選ぶと思うよ。私の仕事は、経営陣全員が誰でも後継者になれるようにすることだし、そう努力している。


その日が一日でも先であることを願わずにはいられません。