各国のブロードバンド普及率

日本は高速ブロードバンド接続率で世界2位、Akamaiがネット現況報告



韓国がブロードバンド先進国であることは有名でしたが、日本も普及率としては世界第二位のポジションにいます。

注意すべきは、未だにアメリカの普及率が20%程度だということですね。

YouTubeの解像度が未だに低いのもアメリカ国内の利用実態を反映しているのでしょうか。



こうやって先行者のポジションをキープ出来ている間にコンテンツ産業等が面白いサービスを開発すべきだと思うのですが、著作権絡みの話題が全く進展しないのを見ると期待薄でしょうか。

このままでは携帯電話の様に、パラダイス鎖国がガラパゴスになっちゃってた、なんてオチになりそうです…。

カート落ちの最大の原因はやはり送料

オンラインショッピング、「やっぱりやめた」理由のトップは「配送料」



ネットショップの店長を経験していれば自明な事ですが、やはり送料がECの最大の敵ですね。

送料に関しては、どうやって訪問者に見えなくするか、が最大のテーマです。

一番良いのは可能な限り送料を無料にすることなのですが、そこで問題になるのが送料を吸収するだけの利益が採れているのかどうか。

結局のところ、安売りで勝負をするお店はこういった付帯経費を負担する余地が無く、顧客に転嫁せざるを得なくなります。

転嫁された経費を込みで計算しても他店より安くなるだけの値付けをし続けるしかそのお店の存在価値がなくなり、永遠にシンドイ価格競争から下りられません。

業界内でトップに近いシェアを持っているお店ならともかく、普通のショップに採れる策は一つ。



そのお店で買う理由を作り、高付加価値を確保して収益性を高めることです。



勿論簡単な事ではありませんが、ここが商いの核になるポイント。

あなたなりの成功ストーリーを導いて下さい。

アイデアと創意工夫の見せ所ですね。

「パラダイス鎖国」

海部 美知さんの「パラダイス鎖国」を読みました。

世界第二の経済大国という大きな国内マーケットを持つが故にグローバル化に遅れを取りがちな日本経済に、”ゆっくりとした変革”を提言する良書です。

毎年夏に帰るごとに、「日本はどんどん住みやすくなっていくな…」とぼんやり思っていたが、今年の夏は決定的に、「日本はもう住みやすくなりすぎて、日本だけで閉じた生活でいいと思うようになってしまった」、つまり誰からも強制されない、「パラダイス的新鎖国時代」になってしまったように感じたのだった。


とありますが、今の若者の海外への無関心な態度もこういう雰囲気がもたらしているんでしょうね。

確かに内向きなままで暮らして行ければそれに越したことはないのかも知れませんが、実際問題我々の日常生活は否応なく世界経済の中に組み込まれており、それは昨今のガソリンの値上がりや食の危機問題に例を見るまでもなく明らかです。

軽々と国境を越える企業や個人と、国内だけにしがみつく企業・個人の間に格差が広がるのは当然です。



昨今は、性急なグローバル化が日本の伝統まで破壊してしまう事に大きな警鐘を訴える意見が多く見受けられます。

確かにいきなり大規模な移民受け入れ策などを導入すれば、日本の良さが消えることになる危険性も孕みます。

筆者は、ゆるやかに多様性を身に付けようよ、と現実的な提案をしています。

人とは違う価値観を持つ”プチ変人”の存在を認め、転職や起業といった人材の流動性を促進し、Webで自分の意見を表明して議論に加わる。

既存の価値観を守る人は、それはそれで良い、という柔軟な態度が心地よいですね。

アカウント登録メール

今日から、おちゃのこネットの新規アカウント登録完了メールをHTMLに変更してみました。

最初に当社から送られるモノがこのアカウント登録メールだと思いますので、おもてなしの気持ちを込めさせて頂いたつもりです。

”気の利いたサービス”を目指したいですね。

新メンバー、正式加入!

3月からインフラ担当ということで来てくれていたスタッフが、三ヶ月の試用期間を経て晴れて6月より正社員として入社してくれる事になりました!

強力スタッフの加入でサーバーの環境が随分改善されましたし、今後システムの改善速度も上がるはず。

結局我々のような会社は人だけが財産ですから、有能な人材が加わってくれることはこの上なく喜ばしいことです。

今後の活躍にご期待下さい。(^^)

サーバー設備のボトルネックは電力

電力コストに悩まされる国内データセンター、省電力サーバが今後のトレンドに



たまたま上記の記事がありましたが、これ本当に大問題です。

地球環境とかエコとかいう話題じゃなく、ウチが借りているデータセンターにサーバーを設置する時、最初にボトルネックになったのは電力消費量でした。

つまり、本来40U(1Uサイズのサーバーが40台設置出来るスペース)を1ラックに設置できるはずなのに、実際はサーバーの電力消費量が1ラック契約の上限に達して30U分しか設置できない、と営業担当に言われました。

え、そうなの?、と初めて聞いた時は驚きました。

データセンターの契約なんて場所借りなので、同一のラック費用で設置できるマシン台数が違ってくると事業計画に響くくらいの大きな要素なんですよね。

Xeon(インテルのサーバー用CPU)の消費電力が大きすぎるのが問題なのかも知れませんが…。



で、最近のサーバー調達は上記の記事にあるように本当に消費電力を重視して機器をチョイスしています。

ウチが借りているデータセンターは結構な勢いでスペースが埋まっていくので、全国で同様に電力消費が伸びているんだなあとちょっと怖い気がしました。

Googleが自前で発電所を作るなんて話が納得できるこの頃です。(^^)

ATOKのススメ

前々からオススメだったのですが、今日記事にもなってましたので改めてご紹介を。



最近の「MS-IME」は目に余る――よろしい、ならば「ATOK」だ



この記事は比較的真面目な取り上げ方ですが、もっと身に迫る面白い内容なのは↓こちら。



MS IMEさらに...お馬鹿になっていく



筆者の古川享さんは元Microsoft日本法人の会長ですから、その心境が慮られますね。



ウチは社内でATOKを標準使用しています。

きっと皆さんの作業効率も上がりますよ。

(ちょっと動作が重いのだけが玉に瑕…)

NapsterがDRMフリーの楽曲販売を開始したけれど…

米ナップスター、米国内でDRMフリーのMP3楽曲販売を開始



元々2008年の第二四半期中に開始、というアナウンスだったので予定通りなんですが、



 ・アメリカ国内向け限定サービス

 ・サブスクリプションサービスは対象外



ということで、がっかり…。

定額制でMP3ファイルをダウンロードし放題、DRMフリーなのでiPodにインポート可能、というのを期待してたんですが。

まあ、音楽業界がそこまで一気に飛躍はしませんよね。

気長に待ちますか。

中古品の取り扱い拡大

皆さん、昨日の「失敗事例データベース」ご覧になりましたか?

結構生々しい話が多くて、新聞や雑誌の記事を読んでいるのとは違う刺激がありますよね。

幾つかの事例に目を通していて、ウチの商売に活用できそうなネタを見つけました。

それは、中古品の取り扱い拡大。

珍しい話では無いのですが、皆面倒がって意外と力を入れていない分野なんですよね。

上手くやれば利益率も取れますし、簡単には他社の追従を許さない仕組みを作って独自の収益源に育てようと思います。



商売は、こうやって工夫するのが楽しいですね。

成果が出る事を期待しています。

ベンチャー企業の失敗データベース

ベンチャー経営の「失敗談」データベース、経産省が公開 リアルな声、足で稼ぐ



ここで紹介されている事例データベースは、失敗の紹介だけでなく、危機的な状況から立ち直ったケースが多いので参考になります。

失敗例だけ見てるとこちらも暗鬱な気分になってきますからね。



問題は、大部分の中小零細企業はまず売上の数字が作れなくて困っているので、そもそもこの事例データベースが役に立つレベルに到達することが難しいという点なのですが…。

長野出張

今日はカーナビの用事で長野に出張です。

春先の信州は空気が澄んでいて気持ちいいですね。

各地のステーションさん巡りは私の大好きな仕事です。(笑)



今はPanasonicのナビを使っているのですが、正直使い勝手がイマイチ…。

個人的にはアイシン精機製のナビが一番使いやすいと思います。

市販モデルだとイクリプス製(ナビエンジンはアイシン精機のOEM)ということになります。

099シリーズ時代のDVDナビとしてはアルパイン製が絶品だったのですが、自社エンジンに切り替えてから機能が落ちてしまいました。

スペック表で○×付けると各社横並びに見えるのですが、実際に実機を使い比べると結構差があるのです。

(ショッピングカートも同じですね。)



無事に用件は片付きましたので、明日は名古屋に何件か立ち寄りして帰る予定です。

Google Mapsで不動産情報の表示開始

「Google Maps」で家探し--グーグル、不動産物件を表示可能に



う〜ん、これスゴイですね…。



情報を整理するインフラ(検索エンジン・広告配信プラットフォーム・地図プラットフォーム)を握っていますから、今後は考え得る限りの広告情報が全てGoogleに集約されているかも知れません。

世の中の広告情報を握ってしまうことを考えると、先行きの広がりに恐ろしささえ感じます。



これはもう誰も止められないレベルかも知れませんね…。

おちゃのこオフィスのバージョンアップ

現在サーバー環境の改善を最優先しておりますので、おちゃのこネットの細かな機能改善をしばらく棚上げにさせて頂いております。

何分少ない人数で開発・運営をしておりますので、一度に沢山の課題に手を付けられないことご理解いただけると幸いです。



おちゃのこネット本体にも多々改善テーマは山積しているのですが、従来より改善のご要望が多いのはおちゃのこオフィスです。

初期の帳票発行ツールという位置付けから機能的に進歩を実現できておらず、大変申し訳ありません。

現在、次期Ver.2を目指して社内で仕様の検討を始めております。

以前に少しだけお伝えした倉庫+大口配送料金スキームの適用にも絡めて、使い勝手を大幅に向上させたいと思っておりますので楽しみにお待ち下さいませ。

中国の大地震

まず、お亡くなりになった方のご冥福を心よりお祈りし、被災された方にお見舞い申し上げます。



地震のニュースを見る度、神戸の震災のことを思い出します。

あれからもう13年経ち徐々に記憶は風化しつつありますが、それでも小さな揺れを感じると身の毛がよだつ思いがします。

西宮のマンションで揺れを感じた時、それは”揺れ”なんて表現じゃなく、突き上げるような衝撃でした。

一瞬で目が覚め、布団を頭に被り、部屋中の家具が大音響を立てながら倒れるを感じながら、じっと静まるまで待つしかありませんでした。

表に出ると、変わり果てた瓦礫の山と薄暗い街中にガスの漏れる臭いとで非常事態だということが分かりました。



今の中国は発生からまだ二日目。

生存者の救出が第一優先ですね。

気候は比較的良い時期ですから、あきらめずに救援活動を続ければ沢山の方が救えると思います。

救援隊の活動に期待しましょう。



その後の復旧では、困ったのはまず水の確保でした。

食料は、震災発生直後を除けば救援物資を沢山頂いたお陰でそれほど困りませんでした。

神戸では道路の規制が遅れて救援物資の搬送や緊急車両の通行に大きな支障が出ましたから、まずは交通インフラの確保ですね。

これが出来ないと物資や医療チームを現場に届けることが出来ません。



恐らく初期の数字は実際よりもかなり小さいはず。

中国でも過去30年間で最悪の地震だそうですから、今報道されているよりもかなり被害は大きくなるでしょう。

出来るお手伝いをさせて頂きたいと思っています。

日本とイタリアの共通点

今朝の日経朝刊の記事が面白かったです。

イタリアの映画を通じて暗鬱なイタリアの社会情勢を紹介し、日本とイタリアの共通点についても言及していました。



 ・ここ数年ガタ落ちの経済数値(一人当たりGDPなど)

 ・財政の危機的状況(共にG7最低クラスの借金財政)

 ・政権の短命さ(イタリアも少し前までいわゆるねじれ現象でした)

 ・少子高齢化の進展具合(合計特殊出生率や年齢の中央値などがほぼ同一)



共に島国/半島で、豊かな四季に彩られた食文化先進国という良い面も共通しています。

第二次大戦の三国同盟(日本・ドイツ・イタリア)というのは、相性の良い本当に絶妙の組み合わせだったのですね。



記事は、一歩先に政党のねじれ状態を解消したイタリア政界の改革進捗に要注目、という一文で締めくくられていました。

企業人が政治に期待するのは情けないですが、前途の厳しさに政治のテコ入れをあてにする気持ちも良く分かります。

さて、日本の政界は動きを見せるのか、このままジリ貧の道を歩むのか…。