Google Adsenseのドル建て小切手取立

Google Adsenseのアカウントを運営しています。

直近で面倒なことが発生したのでその顛末を書きます。



そもそもウチは株式会社コンタクトとおちゃのこネット株式会社の二社があり、別法人ですから会計処理も各種アカウントも当然別に管理しています。

今回の面倒の発端は、そもそもおちゃのこネット名義のGoogle Adsenseアカウントが開設出来なかったところから始まっています。

上記の二社は住所が同一。

するとGoogleは二つめのアカウント(社歴の古い当然コンタクトの方が先にアカウントを作っているので、おちゃのこネットアカウントが後から開設要求)を認めませんでした。

随分やり取りしたのですが、出来ないの一点張りで、従来のアカウント一本で運営しろと。

幾ら代表者が同じでも、普通は困ります…。



次に、これは私の無知から来る問題ですが、Google Adsenseの報酬はデフォルトでは米ドル建ての小切手による支払なのです。

現金化することを簡単に考えていたのですが、最初は為替手数料が馬鹿らしいと思ったのでそのままドルで現金化しようとCitibankに口座開設依頼をしました。

誤算だったのが、Citibankは実質的に法人口座の開設を受け付けておらず、個人名義口座しか開設出来なかったこと。ここにAdsenseのCheckを持ち込みましたが、幾ら法人代表者であっても法人名義と個人名義では宛名相違で小切手の受け取りは出来ないとのこと。

Googleに小切手の振り出し先を個人名義に変更して再発行してもらってくれ、と言われて撃沈…。



この時点で法人名義の国内銀行口座への入金にターゲット変更。

三井住友銀行に相談に行きましたが、何とドル建て小切手の取立は、小切手一枚当たり手数料が1万円ほど必要とのこと!

高すぎるだろ…。

結局三菱東京UFJ銀行に円建てに為替変換した上で入金することで決着。

手数料は小切手一枚当たり5,000円でした。



普段意識していませんが、これほど海外との送金・着金手続きは煩雑で手数料も高い。

国際化といっても、まだまだハードルが高いですね。

逆に考えると、ビジネスチャンスは幾らでもあるカンジです。

銀行のお隣のブースでは、香港に送金する手続きで銀行担当者と丁々発止のやり取りでしたしね。(笑)



日常生活で不便な局面に出くわしたら、それは天恵なのかも知れませんよ!>商売人の皆様

K.O 7

何のことかと思われるでしょうが、実はこれ元フェラーリのチーフデザイナー、奥山清行氏が手掛ける国産スーパースポーツカーの車名なのです。



KEN OKUYAMA CARS



来月のジュネーブモーターショーにてワールドプレミア発表会を行う予定なのでまだ一般にはクルマの姿が公開されていませんが、今月号のNAVI誌に実車の写真が掲載されていました。

もうすぐお披露目なので、楽しみにお待ちを。



しかし、アメリカ・ドイツ・イタリアを渡り歩き、コルベット・ポルシェ・フェラーリ・マセラティのデザインを手掛けるとはスケールの大きな仕事ぶりです。

自分のことを「生け簀のナマズ」、つまり養殖魚に刺激を与えて身を締まらせる役回りだと笑う氏の今後の活動は注目ですね。

尖った個人が発信する情報しか、もう心を捉えない時代なのだと実感します。

決算確定

株式会社コンタクトは12月末決算なので、税理士さんと最終数字の調整。

本日確定し、税金を納付してきました。

売上は微減、粗利は増益なんですが、経費を少し多めに使ったので最終減益という結果でした。



会社も10年目の決算を終え、だいぶ業容の形が落ち着いてきた気がします。

逆に言うと、10年程度経たないと途中の仕事の内容なんかは紆余曲折ありまくりで、当初の計画通りに事が進んだ事なんて一つもありませんでした。

スタートアップ段階の企業にとってそれだけ先を見通すことは難しいことなのです。

だから、VCなんかに中長期計画出せとか言われることがどれだけストレスか、良く分かりますね。



机上の計画も良いですが、まずは自身の手で目の前に利益を積んでみること。

その実行力が一番の説得材料です。

で、身の丈以上の見栄を張らないこと。

それでも数年単位で見れば、充分な成長力を見せることは可能なのですから。



質の高いスモールビジネスを地方に増やしていきましょう。

それがこれからのあり方だと思います。

紙のカタログの効用

ウチはカーナビのECサイトを運営しているのですが、実は半年に一回紙の製品カタログも発行しています。

ターゲットが一般消費者向けではない業務用品を扱っているので出来る技ですが、ネット販売の専門店であるにも拘わらずこのカタログ経由の注文が多く、発行しただけの効果は上がっていると実感しています。



ネット販売で最大限に注力すべきなのは、他店との差別化です。

これだけ簡単にネットショップがオープンできると、いかに埋没しないか、いかに自分の店で買い物してもらう理由を作るか、が最大のポイントです。

紙のカタログって逆行しているみたいですが、そういう試行錯誤の中から生まれたアイデアなんです。



人と違うことを考え、効果を検証してみる。

そういう独自性が商売にとって非常に大事で、そして醍醐味ですね。

自分の仮説が当たったときのしてやったりの快感は何物にも代え難いのです。(^^)

新名神開通

私の実家は三重県なので、帰省の際には二通りのルートがあります。



一つは西名阪を通るルート。

もう一つは名神高速を使って竜王まで行き、下道に下りて1号線を関に抜けて伊勢道を使うルート。



時間的には前者が有利なのですが、西名阪道はご存じの方はご存じの非常に走りにくい道路で、アップダウンは激しくカーブはきつく、トラックも多くて非常に危なっかしい。

なので主に名神を通る道をチョイスしていましたが、何とその下道区間がそっくり新名神開通により高速になると言うナイスなお話し。

早速ミーハー精神を発揮して、開通初日の2/23(土)15時に走ってみました。(笑)



少し時間が早かったので手前の草津PAに立ち寄ったら、開通イベントやら時間待ちのクルマやらで一杯。

皆さんヒマですな…。



15時になったのでスタートすると、案の定いきなり渋滞。

おいおい。

期待していた三車線道路でもなく、少し広めの二車線供与。

どうしてせっかく作るのに三車線じゃないんだ!と思ったら、一応三車線規格を確保した上での暫定二車線供与らしいです。

(こちらの記述参照)



この新名神、道路行政の政争の道具にされている感があり、当初から設計速度を140km/hにしたい国土交通省と最高速度の引き上げを望まない警察庁の綱引きがあり、せっかく高い費用で直線道路になるよう用地買収をしたにも拘わらず最高速度は従来通り100km/hのまま。

用地買収費が高くついた責任は誰も取らないんですよね。



そもそも必要なのかという議論については、必要だと思っています。

首都高の環状道路の様に、国の中枢部を担うインフラの整備にはもっと長期視点からお金を使うべきでしょう。

それこそ地方の交通量の少ない道路建設を削ってでも、都心部の整備に重点配備すべきと思います。

やはりインフラがなくてはその上の経済活動の発展も無いのですから。



しかしアメリカやドイツの高度に整備された高速道路を見る度に日本と比較をしてしまいます。

この程度の貧弱な道路網で、これだけ高い通行料を取られる国があるでしょうか?

日本は本当に大きなビジョンを作るのがヘタな国です。

国民性だから直らないかな…?

残業ゼロ宣言のその後

残業ゼロ宣言をしてから丸三週間が経ちました。

総括するにはまだ早いかも知れませんが、概ね目論見通りで成功だと思っています。



定時の間にするべき仕事内容が明確に意識できて、時間の密度が上がりました。

デッドラインを設定して期限厳守の意識を持つことで、プレッシャーも増え、生産性を高める方向に意識が向いていると思います。

何より、スタッフの顔色が良くなったように感じます。

ゴール地点が見えるからこそ緊張感が持続するのだな、と実感。



しかしこの仕組み、請負業態や営業職だと導入ははるかに困難でしょうね。

その理由は、共に外的要因が多いこと。

営業職だと対外的な渉外活動と内勤のバランスを取る工夫が必要になるでしょう。

外勤と内勤のセットでチームを組んで業務に当たらせる企業もあるらしく、そういう制度的バックアップが無いと画餅になることは明らかです。



請負業態も、完全に仕事をこちらでハンドリング出来ず、常にクライアントの意向や仕様変更なんてのと付き合っていく必要があります。

ある程度までは営業スキルで予防できますが、最後はしわ寄せが来るのでスッキリとは解決出来なさそう。

これは自前のサービスを提供する形態に業態変更しないと解決しないかも知れません。

最近のWeb制作受託単価をめぐるやり取りが賑やかですが、Dan氏が言うようにそもそも期待収益の低いレッドオーシャンから脱却することを考えないと幸せになれませんよ。

儲かるサービスを提案するなら、自前でやることも真面目に検討してみるべきですよ。



残業ゼロ、幸せな働き方の理想形だと思いますので、導入できそうな会社さんはお試し下さいね。

MacBook Airの展示機が無い!

神戸市内の大きな量販店を二軒回りましたが、共にMacBook Airの展示機は無し。

(星電社にはあるらしいけど…。)

心斎橋のApple Storeには沢山あるらしいけど、その為だけに行く気もしない。

そんなに売れてるのかね?

実物見て欲しくなっても困るので、しばらく自重。(笑)

ベンチャーとスモールビジネスの違い

梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」を読了。

一番印象に残ったのは、スモールビジネスというあり方を肯定的に捉えているところ。

前作ではベンチャーに偏っていたポジションを少し修正している。



ベンチャーとスモールビジネスの違いは以下の通り。

(表現の一部を文中より拝借)



・ベンチャーは大きな決心と責任を伴う「期限付きで挑戦するビジネスゲーム」で、スモールビジネスはこれまでの仕事や生活の延長で考え得るカジュアルなこと

・ベンチャー創業者は融資ではなく投資で資金(リスクマネー)を調達し短期間で大きな可能性を秘めた成長事業を創造するが、スモールビジネスオーナーは事業の成長も創業者や経営者のライフスタイル次第で場合によっては成長を目指さないケースもある

・ベンチャーのゴールは創業から7年程度以内に株式を公開するか事業を高値で売却することで、スモールビジネスのゴールはケースによって様々である

・ベンチャーのビジネスには明確なスケジュールが設定され時間切れは致命傷だが、スモールビジネスは自分達で収益の範囲内であれば事由にペースを設定できる

・ベンチャーのビジネススケールは数千億円をターゲットにし、スモールビジネスは数十億円レベル



コンサルタントとかは得てしてベンチャーをもてはやし煽り立てますが、全ての経営者がベンチャーを志向している訳ではなく志向しなければいけないものでもない。

それは決して恥ずかしいことでも志が低いわけでもなく、人生観の違いだと思います。

梅田さんからそんな事が聞けるとは意外でしたが、やっぱり前作はアピールの意味もあって尖った意見で武装したんでしょうね。



日本人のカルチャーからしても、一発当てることを目論む人の割合は少ないと思います。

私自身の志向も明らかにスモールビジネスの方向であり、短期的なスケジュールや資本市場の論理に振り回されずに長期的にゆっくりポジションを上げていく事が望ましいと思っています。

セブンイレブンの鈴木さんはまさにこの志向で、それであれだけのメガサイズに事業を成長させているところが素晴らしいですね。



ベンチャーを目指さなければならないという枷を外せば、起業という生き方がぐっと身近に感じられるはず。

そして、地方で豊かに生きる、という逆張りの価値に気付く若者がもっと増えてくれると良いな、と思っています。

東芝のHD-DVD撤退

正直、HD-DVDを買った人は良い迷惑ですよね。

個人的に、一度始めたサービスを途中で止めるのは本当に不細工だと思う。

特に東芝クラスの大企業であれば。

勿論選択と集中が求められるのは理解できますが、今回の件は単なる大企業のエゴ。

過去に何度も規格統一のチャンスがあったのに、お互い意地を張り通しただけのことですからね。

同情の余地無し。



関係ないですが、東芝にはデジカメで痛い目に遭わされ、ウチが入居しているビルもさっさと売り払われて、大変悪い印象しかありません。

プライドが高すぎるんじゃないかな?



で、そろそろBlu-Rayレコーダーでも買おうかと物色したら、どこもPanasonic製品は品切れ状態。

単純にCATVのSTB容量を増設したいだけなのに、コピーワンスとかムーブとか難しい用語ばかり出てきて、多分使いこなしている消費者はごく少数なんじゃないですか?

この辺の規格作りとか、大きな仕事は本当に日本企業(日本社会全体?)はヘタ。

アメリカは小さい仕事は苦手だけど、大きなシステムを構築する構想力はスゴイ。

あ、でもそれなら保険制度とか電力インフラとかもっとちゃんと出来てるか…。



う〜ん、先進国って言っても、蓋を開けてみれば内情はお寒い状況で、まだまだ人間は勉強して進歩すべき課題が山積みってことですね。

成長する余地が一杯あることを良しと前向きに考えておきましょう。(^^)

アクセス集中時のアカウント一時停止措置の導入について

本日、全ユーザーさん宛に下記のお知らせをお送りしました。



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いつもお世話になっております。

おちゃのこネットの岡野です。



下記ご連絡事項をお伝えいたしますので、内容ご確認の上ご理解の程宜しくお願い致

します。





           記





<アクセス集中時のアカウント一時停止措置の導入について>



●背景

最近のサーバーアクセス集中トラブルの多発について、まずはお詫びを申し上げます。

一部のショップさまへの過度のアクセス集中がサーバー全体に影響を及ぼすケースが

増えており、結果的に本来無関係な当該サーバー同居ショップさまに多大なるご迷惑

をお掛けする事態となっております。



上記の事態を回避すべく、本日より、サーバー全体への深刻な影響を及ぼすアクセス

集中時には、該当アカウントを一時停止することといたしました。この措置はサーバー

負荷の低減と悪影響の拡大を阻止し、安定的に運用を継続することを目的といたします。



本措置の導入に伴って下記の通りサービス利用規約の変更を実施し、アクセス集中時

に該当ショップアカウントを一時的に停止する措置を導入します。





●停止措置の実施手順

 ・アカウント停止措置の実施基準は、当社サーバー管理者によるサーバー負荷レベ

  ル監視に依存し、数値基準ではなく運用時の状況を見た都度対応とします。

 ・アカウントの停止時間は、該当サーバーの負荷改善状況を見ての人的判断による

  ものとし、停止措置開始時と停止措置解除時にメールにて該当ショップに通知す

  るものとします。

 ・本措置は、本日より実施します。





●改訂後のサービス利用規約

本措置の導入に伴いまして下記の通りサービス利用規約を変更いたしましたので、

必ずご確認くださいますようお願い申し上げます。

 (第8条(サービスの中止))

 http://www.ocnk.net/entry/





●アカウント停止時に表示されるメッセージ

 http://kaori.ocnk.net/

 ↑アカウント停止措置中はこちらに現在表示されている画面が表示されます。





サービスの安定供給のために、このような措置を講じますことを

どうかご理解の上ご協力賜りますようお願い申し上げます。



どうぞよろしくお願い申し上げます。

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当社サービスの提供形態がASPである以上、充分なサーバーインフラ環境をご用意して運用する事が大前提であることは当然です。

現在も、未来も、サーバー環境の改善・充実については可能な限りの努力をお約束致します。



ただ、今回の措置の目的はあくまで”非常時の緊急措置”であり、これが常態化することを想定しているわけではありません。

どんなに頑健なサーバーをご用意しても、そのキャパを上回るアクセスが発生することはあり得ます。

今まで、その様な事態が発生したときの緊急措置に対する取り決めが無かった事自体に問題があったと思っています。

一ヶ月の間に満遍なくアクセスが多くあり売り上げにも繋がってらっしゃるショップさんも沢山あります。

アクセスの繁閑の差がないパターンはこちらも対処がしやすく、負荷の予測が付くため殆ど問題になることはありません。

その意味では大部分のショップさんには今回の措置は影響無いと思います。



問題は、特定のジャンルで人気を博して非常に多数のファンを抱えてらっしゃるお店が、決まった時間をターゲットにタイムセールや新商品発表をされるケースです。

「○○月○○日○○時より、お待ちかねの新製品を発売します。限定○○個ですのでお早めに!」なんてパターンが典型的です。

これがサーバーに過度の負担を与え、結果的にサーバーダウンを招いたりします。

一番申し訳ないのは、該当サーバーに同居している他のショップさんです。

何ら原因が無いのにあおりを食ってショップ表示が出ない、というのは本当に申し訳ない状態で、従来はその時点でこちらとして手を打つ事が出来ず原因となっているアクセス集中が収まるまで様子を見るしかなかったのです。



それを今回の措置で、一時的にですがショップアカウントを一時停止してビジー表示画面を出すことで他のショップさんへの影響を抑えることが出来ます。

これは皆さんにとって納得感のある措置だと思っております。



措置の実施時の数値基準は?というお問い合わせもありますが、文中でお書きしたとおり数値基準を明示することは出来ません。

何故なら、当該サーバーの収容アカウントの状況はそれぞれ異なり、アクセス集中の度合いもサーバー毎、日ごとに違うからです。

同一の数値を基準にしたのでは、停止措置を取るほどではないのに停止してしまったり、逆に停止措置を取るべきなのに停止基準に至らずサーバーダウンなんて本末転倒を招きます。

ご自身のショップが停止措置に該当する様な状況なのか?とご心配になるかも知れませんが、過去にアカウントの停止まで必要な状況に至ったケースはほんの数ショップさんだけです。

都度個別にご連絡を差し上げてご相談しておりますから、該当するショップさんはお分かりのはず。

それ以外の普通のショップさんにはまず無関係なお話しですからご安心下さい。



繰り返しますが、当社が目指すべきは「どんなに大きなアクセスがあっても捌けるサーバーインフラ環境のご提供」であることに変わりはありません。

ですので今回導入した一時停止措置を取らずに済む事が望ましいという認識を持っていることはご理解下さい。

あくまでキャパオーバーした場合の緊急避難措置ですから。



少し技術的な側面からも補足しておきますと、アカウントを最初に取得頂いた登録ユーザーさんは、まず”初期収容サーバーセット”に格納されます。

おちゃのこネットのトップページ上部からログインしている方は、この状態です。

この初期収容セットは、複数のサーバー群から構成されており、

 ・アカウント管理サーバー

 ・Webサーバー/キャッシュサーバー × n台

 ・DBサーバー × n台

 ・NFSサーバー

 ・バックアップサーバー

 ・POP/SMTPサーバー

という構成です。



お試し期間終了後の本契約を済ませて、それなりにアクセスが稼働しだすと”本サーバー”に収容替えをします。

収容替えのご連絡を差し上げて、管理画面へのログインURLが「https://admini**.ocnk.net/admin/」となっていれば、それが本サーバーに収容されている状態です。

この本サーバーは、現時点ではスタンドアロン型で運用しています。

上記のクラスター型サーバー構成は耐障害性が高く高負荷に耐えられるのですが、反面運用が複雑で全体として同一の挙動を示すためにリスク分散の観点からは望ましくありません。

ですので、サーバー環境を個別に切り離し、単一の環境変化が他への影響を及ぼしにくい様にそれぞれが単独で存在する構成を取っております。

ただ、シンプルな環境を目指してスタンドアロン型にしたが故に、突発的なアクセスキャパが発生したときの負荷耐性はあまり高くありません。

これを今後少し負荷の高いショップさん様に構成変更し、スケール感を出せる組み合わせも導入していこうとスタッフと相談中です。



実際問題として、こちらのサーバー管理業務も増えてきており、人手が足りないので追加で管理者の募集も行っているところです。

これもお陰様で順調にご利用者が増え、皆さんのご商売も成長している証ですので、嬉しい悲鳴というところなのですが。



私も随分悩みまして、費用的に出来る範囲の限界があるんじゃないかとか、海外のサーバーは量的制限(HDD容量・月間転送量)を加えているところが殆どなのにウチは商品アイテム数だけの制限で本当にやっていけるのかとか、高負荷タイプの料金コースを新設すべきかなど、色々考えました。

でもせっかくここまでウチのやり方をご信頼頂いてこれだけ多くのショップさんがご利用頂いているのだし、ウチの経営的にもちゃんと黒字になっていることなので、従来のビジネスモデルを変更せずに可能な限りスケールさせていこうと思っています。

ただ安いだけのサービス、そんな事はお客さんもウチも望んでいないのですから。

出会いと別れと

今週は少し内向きな思考が続いた週でした。



お陰様で、サーバー管理者は優秀な人が見つかった模様です。

まだ確定ではありませんが。

やはり当社のようなASPサービスでは、インフラの根本であるネットワークの問題を速やかに解決してスケールを出す役割が決定的に重要。

アプリケーションの作り込みについては既に現時点で良い評価を頂いている訳なので、今後は安定したインフラの提供により注力していくつもりです。



片や、一人の社員の退職もありました。

会社を経営していて、この人の問題が一番重要で大事なテーマ。

退職を経験する度に、こちらも大きなダメージを受けます。

理由と状況はケースによって異なり、一つとして同じ状況はありません。

人がそれぞれ違うのですから、当たり前です。

こちらも反省すべき点は見直しますが、より強い組織を作る方向に気持ちを切り替えて前に進むしか無いとも思っています。



暦の上では立春を過ぎ、早咲きの梅が開花しています。

春はすぐそこまで来ていますね。

はてな、京都に帰る

はてなと近藤氏、京都に帰る--Hatena Inc.は存続



正解。

だいぶ前にこれを読んで、私も心配になりました。

もうね、東京とか、シリコンバレーに行かないとダメ、みたいな論調やめようよ。

21世紀型の経営を目指したい。

Death Valleyに見る日米論

Death Valleyはどれくらい広いか、そして日米文化の違いについてぐだぐだと



あの広大な地形を前にすると、同じ地球上でこんなにも見える風景が違うんだなあ、と感動します。

そりゃ、文化も思想も異なって当然です。

「サイズ」への感覚は日米で大きく異なるポイントですよね。

アメリカがデザインセンスに欠けるというのはもう一つ納得行きませんが、日本人は日本人の良さを認識して、その良さを最大限に活かすこと。

これが国際化時代を生き抜くコツだと思います。

大企業で働く意味

かれこれ5年ほど前、まだウチがマンションの一室で仕事をしていた頃に出会った元学生君と飲み会でした。

彼は今某大手外資系金融機関でネットワークエンジニアとして働いています。

それもアメリカ留学中に、バイリンガルを求めて求人活動をしていた会社に就職という国際派。

話を聞いていると、やはりネットワークシステムのスケールに圧倒されます。



大手企業で働く意味として梅田望夫さんが著書「ウェブ時代をゆく」の中でこう述べています。



(1)「大きな組織」は、「大きな組織」ならではの強み、つまり巨大であることそれ自身が強みになる事業や行動を選択し集中する傾向が強くなり、「大組織適応性にすぐれた人たち」がサバイバルしやすい世界にますますなっていく。

(2)「大きな組織」は入りにくく、いったん外に出たら再び入るのが難しいから、出にくい。一方、小さな組織は入りやすく、出やすい。「小さな組織」は、学歴や経歴より「いま何ができるか」が問われる傾向がある。

(3)活力ある「小さな組織」にはこれからとても大きな可能性がある。しかし「小さな組織」は「大きな組織」に比べて、かなり当たり外れが大きい。入ってみなければそれがわからない。しかも時が経つにつれて、組織の性格や雰囲気が変質していくリスクが大きい。




若者が大企業を選ぶ気持ちを良く現していますよね。

但し、「大きな組織」にはデメリットもあり、場合によっては非人間的な組織の論理に個人が合わせる必要性が出てきます。

知的興味を満足していられるうちは良いのですが、一通り学ぶ段階を終えたタイミングで大組織の息苦しさを感じたら、それはそろそろ環境を変えるシグナルなのかも知れません。

そんな人には、少しの勇気で、より良い自分の人生を実現できる「小さな組織」を探してみる一歩を踏み出して欲しいな、と思います。

金沢に来ております

カーナビの用事で金沢に出張。

例によってクルマですが、長距離ドライブは私にとっての丁度良い気分転換です。

市内はどってことないですが、途中は結構雪が積もってました。

冬の雪国は良いですね。