三井住友銀行がUFJに対してTOBを仕掛ける?



こちらの記事によれば、三井住友フィナンシャルグループ(長いので、以下「三井住友」と略)がUFJホールディングス(以下「UFJ」)に対して、敵対的買収(TOB)を仕掛ける方向だとか。

情報の出本がフィナンシャル・タイムズなのでいい加減なニュースでは無いと思います。



しかし、三井住友は本気なのだろうか?

西川頭取は勝てないケンカはしない人だという評判です。

以前から勝ち目の薄いUFJとの合併にどうしてあそこまで執着するのかと疑問でした。

どうも合併後の総資産の差が約40兆円ほどになり、追いつくのに20年以上掛かる事に危機感を覚えている様です。

株価を上げて東京三菱にダメージを与えるくらいが落としどころかと思っていたのですが、TOBまで用意しているとは…。

必要資金1兆6,000億円ですよ!



個人的には、三井住友銀行が10月から振込手数料を値上げ改定する事が気になります。

合理化努力で差別化する努力よりも合併による企業規模拡大を選択したのでしょうか。

だとするとサービスレベルは低下しているのですが…。



livedoorのプロ野球参画と、この三井住友のUFJ争奪戦は今年の良いネタですね。(^^)

サーバー型RSSリーダー



livedoor堀江さんのBLOGに「ブラウザベースのRSSリーダー」という言葉がありました。

当社の「garitto」と基本コンセプトは同じだと思います。

完全にRSSという技術の存在感が高まっていますね。



恐らくホームページの受託制作という仕事自体が減っていくと思います。

今までの小さな規模の仕事の相当部分が、BLOGに代表されるCMS(Contents Management System)に代替されていくでしょう。

気の利いたツールを提供する会社/サービスが伸びていくのですね。

おちゃのこネット」もその一つでありたいと思っています。(^^)



http://blog.livedoor.jp/takapon_jp/tb.cgi/6277863

「裏帳簿のススメ」岡本史郎(アスコム)



前作の「 会社にお金が残らない本当の理由」がさっぱり面白くなかったのですが、同時に二冊買ってしまったので読みました。

これは面白かった。

(前作は出版社or担当編集が悪いのかな?)



減価償却費のカラクリは飲食店などの設備投資額が大きい業態の経営者は是非知っておくべきだろう。

しかし、法定耐用年数に従わずに全額償却しても法人申告書別表4で加算すればOKというのは驚きだ。

本当に通用するのだろうか…。



中小零細企業に於いては、役員報酬が合法的な裏金であり、社長がキッチリコントロールすべし、という根本論は共感できる。

貰った役員報酬全額を自分の所得と考えてはいけないという点も。

それを正面から見据えて、きっちり数値管理しようというのが本書の主張である。

税務署の論理で作られている決算書に現実的な加工をして、本当に現実の役立つ経営指標とする技術が述べられている。

役員報酬と従業員給与の労働分配率や、一人あたり経常利益の目安などの役に立つ具体的な指標も語られている。

移動年計の考え方も新しい。

心に残った部分を列記してみる。



●共感・勉強になった一言(文中より抜粋)

 ・創造は単純作業の連続からしか生まれない。

 ・儲かっている経営者は細かい。

 ・成長する企業が経理やコールセンターをアウトソースしないのは理由がある。

 ・稼いでくれたビジネスほど積極的に捨てる作業が必要になる。



個人的には、「数字のコントロールを放棄して、数字なんて見なくてもお金が残るようにガンガン稼ぐ」ことにする。(^^)

売上10億円以下の企業を経営する全ての経営者に一読をお勧めする。



<ビジネスサポート あうん>

「稼ぐが勝ち」堀江貴文(光文社)



今をときめくlivedoorの堀江さんの本を読んでみました。

正直な感想は、ちょっとイタい人ですね。

勿論共感できるポイントも多いんですが。

ちょっと目に留まった記述をピックアップしてみます。



●共感できるポイント

 ・「世の中って、複雑に考えようとしたらいくらでも複雑に考えられるものなのです。」

 ・「ものを売るためには営業をしなくてはいけません。「良い商品を作りさえすれば、自然とお客さんが集まってくるだろう」と本気で思いこんでいる人が意外に多いのです。」

 ・「大事なのは気合いと根性です。」

 ・「ビジネスはもともと泥臭いものです。」

 ・「一部の天才に集中投資するべきだ」

 ・「ゲームはすべてネットワークゲームになっていくはずです。理由は、相手が人だからです。人と人のコミュニケーションには、終わりがないのです。」



●ちょっとどうかと思うポイント

 ・「お金持ちと貧乏人は生まれたときから立場が違う」

 ・非常に親しい先輩研究者の人生を「こんな悲惨な人生」

 ・三級程度の簿記を「商業高校の生徒が取得できるくらい簡単」

 ・「こいつは金持ちだから仲良くしておこう」と友達を値ぶみ

 ・「人は利用した方がいいのです。」

 ・「実は、僕は死なないと思っています。」

 ・「人の心はお金で買えるのです。」



ちょっと長くなりました。



良いことも書いているのですが、堀江さんは自分の限界が見えていない状態なのでしょうね。

それは上昇気流に乗っている最中の人ですからしょうがないかも知れません。

しかし、どこかには限界があるのだということは知っておいた方が良いと思います。

「僕に言わせれば悟りとは逃避に過ぎないからです。」とか書かれていると、大丈夫かなと思ってしまいます。

ただ、「世の中に成り上がりが居なくなって若い人にとっての分かり易い目標が見えない」、とも書いていますので、敢えて演じているのかも知れませんが。



これ以上は実際にお会いしないと分かりませんのでこの辺にしておきます。

しかし、停滞した日本経済に新風を入れてくれている事には感謝します。



皆さんはどうお感じになりましたか?

身近な目利き



木村剛氏のBLOGにこんな記事があります。



文中の”身近な目利き”という表現は的を射ていると思いますね。

最近一般の素人がすっかり”メディア慣れ”してますよね。

「どうせ読売新聞だろ。巨人の提灯記事に決まってるじゃん。」なんてセリフは一昔前なら聞かれることは無かったと思います。

メディアの立ち位置や本音の度合い、裏の力関係などを知ってしまい、すっかり崇拝の対象から外れてしまった感があります。



昔と違うのは、”身近な目利き”が物理的に隣ではなくネットの向こうに居ることでしょうね。(^^)



http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1209508

garittoオープン!



いよいよ当社が開発したNews&商品情報RSSリーダー「garitto」がオープンしました。

サーバー型のRSSリーダーというものは意外と少なく、メジャーなものでは「Bloglines」くらいしかありませんでした。

国産サーバー型RSSリーダーとしては殆ど唯一と言って良いと思います。



当社の「garitto」の特徴は、News&BLOGリーダーとしての機能だけでなく、商品情報も取得&閲覧できる点です。

RSSフィードとリードの概念を商品分野に拡張しているわけですね。

今のところ弊社の「おちゃのこネット」しか商品情報RSSのフィードに対応していませんが、これは業界に広く広まって欲しい規格です。

ここに表示される商品情報が充実すると、商品データ専用の検索エンジンとして機能する訳ですね。

これ、ユーザーの皆さん誰もが欲しい機能だと思います。

だってGoogleやYahoo!で欲しい商品を簡単に見つけられた試しがありませんもんね。



まだベータ版ですので不具合があるかも知れませんが、お使い頂いて感想などお聞かせ頂ければと思います。(^^)



P.S. ちなみに特許出願しました!

ヤマト運輸と佐川急便



今朝の日経にローソンがヤマト運輸との契約を解除して郵パックに切り替える記事が出ていました。

ヤマト運輸は民業圧迫だと反発しているようですが、ここは我が身を振り替えるべきだと思います。



世間的にヤマト運輸と佐川急便を比較した時のイメージは、ヤマトは官に立ち向かって新しいサービスを立ち上げた先進者。

佐川急便は贈賄事件もあってダークなイメージで体力頼みの企業、というのが正直なところでしょう。



実態は逆です。



実は佐川急便はヤマトをはるかに上回るシステム投資をしているIT先進企業です。

ネット時代にいち早く対応した「eコレクトサービス」は代金決済にクレジットカードを利用する形態を他社に先駆けて実現し、しかも手数料はヤマトの5.25%に比べて4%と安価です。

ドライバーが契約から回収まで一括で窓口として対応できるため、導入の手続きも比較的スムーズに運びます。

送料の割引き交渉も比較的柔軟ですしね。



試しに同様のサービスをヤマトにあたってみました。

まず手数料の料率が1%以上高い段階でネットショップとしてはNG。

しかも導入のためにヤマト運輸本体とは別にヤマトコレクトサービス(株)とヤマトシステム開発(株)の両社とやり取りが必要で、荷物の受け取り時にクレジットカードを取り扱うことはできません。

送料そのものも定価を崩しません。

事前決済をすることで宅配時に本人が不在でもお届けはできるというメリットもあるのですが…。



ローソンとの一件の本質は、「郵パックのサービスとヤマトを比較したがサービス内容に遜色は無かった。」と言われてしまう事にあると思います。

サービスの内容が他の追随を許さないレベルならヤマトを選ばざるを得ないでしょう。

そして高度なIT投資で効率経営を実現できれば、送料や決済手数料でも安値を提示できるはずなのです。



ヤマトがプライドだけ高止まりしていて本業強化がおろそかになっていると感じる次第です。

小倉さんの亡霊から脱却する時ですね。

お盆休み



世間はすっかりお盆休みモード突入ですね。

ウチはせっせとお仕事中です。(^^)

(ゴメンね、スタッフの皆!)



時間を持て余したのでスタッフの山口君とディーラー詣でをしました。

ハリアーに試乗をさせてもらって、その後ホンダに寄ろうとしたらお休み。

スバルもお休み。



う〜ん…。

これだけ頑張るからトヨタは儲かるのか、他社が努力不足なのか。



ウチは早くバカンスを取れるようにしたいと思っています。(笑)

「おちゃのこネット」が正式にSo-netと提携しました



本日So-netのe-Martのページに「おちゃのこネット」が掲載されました。



他社のサービスと横並びの比較ですが、価格と機能では抜群のコストパフォーマンスだと自負しています。

是非沢山の方にご利用頂きたいと思います。



今後の機能追加としては、

 ・CSS対応(お客様が独自に制作されたスタイルシートの登録も出来るようにする予定です。)

 ・サブカテゴリーの使用

 ・送料設定の細分化

を直近の改善テーマにしています。



ご期待下さい!

ニシオカ総研



昨日、ITコーディネーターの佐伯先生のお招きで、大阪産業創造館に「ニシオカ総研」の立ち上げオープニングイベントに参加してきました。



ご存知でしょうが、西岡郁夫さんは、シャープ→インテルジャパン社長/会長→モバイルインターネットキャピタルを立ち上げられ、関西経済の振興活動に深く関わっておられます。



イベントはまず東海バネ工業の事例発表から。

良くお名前はお聞きするものの、実際にお話をお聞きするのは初めてだったので楽しみにしておりました。

結論としては、企業のコアコンピタンスが従来からある企業はWebを活用して露出を増やすことが活性化に繋がる、ということですね。

大多数の中小企業はコアコンピタンス自体が確立されていないことが多いので、まずは自らがその道でエクセレントになることから始める必要があります。



次にケンウッドの河原社長の講演がありました。

私は東芝という会社に少々嫌悪感があるので、東芝ご出身という時点であまり期待をしていなかったのですが、この方はホンモノです。

東芝時代はプラントの制御システムの設計をなさっていたそうです。

上席常務時代にリップルウッド・ホールディングスでの二年間の執務経験をされ、アメリカ流のファイナンス・企業再生の技術をしっかり吸収されたとのことです。

この経験からケンウッドには再生の勝算有りと看破され、債務超過状態の企業に単身乗り込み見事再生を果たされています。



幾つか示唆に富んだ言葉がありました。

 ・グループの連結経営を指向する場合、子会社は上場させないのがアメリカ流。利益のグループ外流出を避けるため。

 ・利益を生まないAsset(資産)を買ってはダメ。特にDebt(借金)を充てるのは最悪。

 ・成熟産業もやり方次第に魅力的な事業領域になる。

 ・成熟産業の様に全体のパイが大きくならないマーケットでは値下げ戦略はダメ。値下げでパイ全体が大きくなる成長マーケットだけの戦略。成熟産業ではM&Aによるシェア向上を目指すべき。

 ・苦しい時に投資してくれたのはアメリカの投資会社ばかりだった。結果として彼らに大きな利益をもたらしたが、それはリスクを取る姿勢があったから。

 ・D/E SWAPなどの金融手法を日本ももっと活用すべき。外資ファンドをハゲタカなどと呼ばずにもっと学んだ方が良い。

などでした。



ある規模以上の企業を経営するにはファイナンスの知識は必須ですね。

結果として売上は就任前に比べて1/3ほど下がりましたが、過去最高益を達成しておられる手腕は見事の一言です。

カルロス・ゴーンだけではなく、日本にもホンモノの経営者は居ると言うことを身近に知れて嬉しかったです。



最後にキャピタルについて。

西岡さんと懇親会でお話ししましたが、「出資を受ける側もキャピタルの姿勢をちゃんと見ないとダメ。相手のことを真剣に考えているキャピタルは日本に何社も無いよ。」とおっしゃってました。

同感です。

極力自己資金で成果を出すつもりです。



有意義な一日でした。(^^)

どうやって自分のSiteを知ってもらうか?



おちゃのこネットのBBSに記載した内容ですが、ここにも再掲しておきます。



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ショップの告知方法は確かに皆さん共通の悩みであり課題ですね。

自社運営しているECショップと過去の制作の経験から、下記のプロモーション方法があると考えています。





■プロモーション方法

 1.サーチワード広告

 2.プレスリリース

 3.業界キーマンへのクチコミ依頼

 4.メルマガ広告

 5.一般媒体広告





■それぞれの解説

上記の方法は私が個人的に費用対効果が高いと考えている順に並べています。



1.サーチワード広告

 これはOvertureやAdwordsといった、サーチエンジンにキーワード広告を出稿するやり方です。昔は単価7円という安さと使い勝手で Adwordsが優勢でしたが、Yahoo!がOvertureに一本化した段階でOvertureを使わざるを得ない状況にあります。

キーワードによりますが、最低入札単価は概ね35円からの設定です。Adwordsと比べると割高感がありますが、日本ではYahoo!を検索に利用することが圧倒的に多い実情から、効果は最も得やすいと思います。

これでもチラシを売ったりすることを思えばはるかにリーズナブルですからね。



サーチワード広告って何?、と思われた方は、

こちらをご覧になって下さい。



2.プレスリリース

 「新聞やテレビに取り上げられたらお客さん一杯くるだろうな。」、と皆さん思われますよね。でも一方で、「ウチみたいなとこ取り上げてくれるわけ無いよな。」ともお考えでしょう。

大間違いです!

実はプレスに掲載されるのはそれほど難しいことではないのです。

まず、媒体は皆さんが思っている以上に沢山存在する、ということを知って下さい。

大手4紙(朝日・毎日・読売・日経)+TV(民放キー局)意外にも沢山の地方紙や業界専門誌・専門雑誌があります。

それらの全てが必ず紙面を埋める必要があるのです。

必ずしも面白い記事やネタであふれているとは限りませんので、先方の目に止まれば意外に大きな媒体が取り上げてくれる事もあるのです。

「でもどうやってアプローチするの?」と思われますよね。

このネット時代、何でも新しいサービスがあるのです。

例えば、

リリースステーション

を使えば、無料で各媒体にプレスリリースを配信できるのです。

どうせ無料の活動ですから、ダメ元でやってみましょう。掲載されると効果大ですよ。(^^)



3.業界キーマンへのクチコミ依頼

 これも無料のプロモーションです。

皆さんの業界にも有名人がいるはずです。

最近は組織に従属せず、個人で活動している業界有名人の方が多いですが、そういった人達の判断基準は一つ、「自分が面白いと思うかどうか」だけです。

つまりこちらの規模や実績や知名度は関係ありません。

彼らのアンテナに引っ掛かれば、びっくりするほど影響力の高い彼らの媒体で大きく取り上げてくれることがあります。

AllAboutJapanのガイドに自社Siteを推薦するのも手ですね。



4.メルマガ広告

 ここからは少し費用が発生します。

ターゲット層が読んでそうなメルマガに有料の広告を掲載するのも良いでしょう。

料金の判断基準は概ね、メルマガ購読者数×0.5円が目安と思います。(影響力の高い媒体はもっと高いですよ。)



5.一般媒体広告

 最後はリアルな世界に戻ってきます。

一般雑誌や業界紙への有料広告ですね。

チラシも該当するでしょう。

ただ、こういった手段は上記のネット系プロモーションを充分に行った後に取るべきです。





ネット業界にはネット業界の常識があります。

早く業界の事情に通じて賢いプロモーションを行いましょう。(^^)